カメラといっしょ★

地元福岡~イタリア留学からワーキングビザ取得しての海外生活を写真で綴るつれづれ日記

ロケハン、ラヴェッロ

2014-08-30 22:40:50 | └☆イタリアぶらり旅
仕事でアマルフィへ前のり。

バカンスを過ごす人たちが
浜辺にパラソルを広げ、くつろいでいるのを横目で見つつ
”なんで私だけ仕事(怒)”とならないのが
アマルフィの美しさ。


日が長いのを利用して、
明日の撮影のロケハンで隣村のラヴェッロへ。

海を見下ろす高台の
ネコさんもまどろむのどかな街。

かなり高台なので海辺感は薄まるけれど
海から吹き上げる潮風が爽やかで心地いい。


そして古い石畳の町並みと
ふんだんに植えられた花々がとても美しい。

ここは絶対に押さえるようにと言われた花の小道。
赤と白の夾竹桃が石畳の道を鮮やかに彩っている。
町の名所が花の並木道なんてとっても素敵だ。

それから毎年音楽祭も開かれるという大きな公園も下見に。


海を見下ろすとっても素敵な公園だけど、
ちょうど音楽祭の準備で大きなステージが組まれていて
ちょっと撮影には使えないかな。。
しかも、観光でなく仕事で撮影するなら撮影料払ってねと言われ
金額を聞いてびっくり!
ま〜、色んな人のいろんな思惑ってあるよね。
うん、それ以外にも素敵なアングルはあるし、できることやろ。

帰り道、アムステルダム

2014-08-24 21:25:04 | └・海外旅行
日本滞在はあっという間に過ぎて帰り道。
またアムステルダム乗り換えだけど
今度は街に出る時間がなく、空港で待ち時間。
とりあえずこちらでオランダを体感することに。

世界中で飲めるこのビール、
母国オランダだと味が違うのかと言われれば
多分、全く同じだが
まあ、気分、気分。

生きる上で直面するいくつかの困難
まるで重石のようなそれをを抱えたまま
仕事のためにまたイタリアに戻る。
どうしたらいいか分からない、そんな時は
悩でいるよりも、できることをとにかくやると決めている。
うん、そうだ、とりあえずできることをやろう。
竦みそうになる体を鼓舞するように
冷たいビールがシュワシュワと喉を鳴らすのでした。


寄り道、アムステルダム

2014-08-13 23:04:13 | └・海外旅行
飛行機乗り換えでアムステルダム
5時間ほどある空き時間を使って街に出る。

8月なのに少し肌寒いくらいひんやりとした朝の空気。

早すぎて、お店もまだ開いてない。

それでも、知らない街を歩くのは楽しくて

あてもなくどんどん歩き進める。

それにしてもかわいらしい街並み。


お菓子の家ってこんな感じなのかなってふと思う。

そろそろお店も開いてきたのでパン屋さんに立ち寄って朝食。
クロワッサンだけのつもりがこの美味しそうなケーキを捨て置けず購入。
ナッツとキャラメルたっぷりのったケーキ、
どう見てもカロリー爆弾だけど、
これからの長いフライトの憂鬱を吹き飛ばすのにはうってつけ。

ほんとはゴッホ美術館とか色々いきたかったけどタイムリミット。
かわいらしく美しい街並みに後ろ髪を引かれつつ、
でもいつかきっとちゃんと見にくるからと心に誓って
日本行きの飛行機に乗るため空港に向かったのでした。

バースデー旅行 in パリ(4)

2014-08-02 23:55:47 |  └・フランス
ボンジュール、パリ!

あんまり朝は得意な方じゃないけど
おいしいクロワッサンがあると思うとがんばって起きれる不思議。

どうやら牛乳アレルギーらしいので普段は飲まないカフェオレも
パリっぽいというだけで飲めてしまう単純さがわりと心地いい私だ。

朝食を済ませて、そのままフラフラ散歩。

フラフラ。
目的のないそれすら楽しいパリ。

朝の散歩を終え、友達と合流。
仕事でパリのオペラ座に行くというのでくっついて行った。

パリのオペラ座、何度も前を通ってるけど、
一度も入ったことがなかったから興味津々。

豪奢で華やかでロマンティックな内装もさることながら
私を驚かせたもの、それはシャガールの天井画。

それは今までみたどんな素晴らしい天井画よりあつく熱を持って
ジリジリと胸を締め付けてくる。
ああ、これがパリなんだ。
おしゃれで、すました街じゃない、
熱く、華やかに、生きることを謳歌した街だったんだ。
その熱を今ひしひしと感じつつ、
この旅の帰路についたのでした。

バースデー旅行 in パリ(3)

2014-08-01 23:47:03 |  └・フランス
ジヴェルニー村から戻って、泊まらせていただいている友達と合流
夜のパリに連れて行ってもらった。

エッフェル塔、夜も美しい!

ひとりでどこでも行くくせに、わりと用心深い私は
知らない街で夜一人歩きをしない。
でもこの街に住む友達と一緒なら安心ね。

何度も訪れているパリだけど、今まで見たことのない夜の景色に
見とれている今宵なのでした。

バースデー旅行 in パリ(2)

2014-08-01 20:04:39 |  └・フランス
ボンジュール、パリ!

朝はビックリするほど薄いサクサク層のクロワッサンでお目覚め。

リッチなバターと小麦の香りが否応なく幸せにしてくれる。

早起きして、旅にでる。
するりと動き出す電車とともに41歳のスタートは好調。
 
やって来たのは「モネの庭」があるジヴェルニー村。
ずっと、ずっと来てみたかったモネの世界。
そうして以前来たときはまだ春も訪れる前で、
庭も閉まり、ただ光と影だけがある物悲しい景色だった。

花が咲いたらまた来よう、そう思って、今日やって来た。
 
村について、花のあふれる公園でまずは腹ごしらえ。
本当にいつも思うけど、何でパリのバゲットってこんなにおいしいのか!
香ばしい麦の香りにつられて、つい1本平らげるところだった。

さて、エネルギーチャージしたところで、
念願の「モネの庭」へ。
 
 
花があふれる、まさに溢れる庭を抜けて、睡蓮の池へ。

私がこの世の絵の中で一番、一番好きなモネの睡蓮の絵が描かれたところ。

私が見た絵の中にはいつも風がそよそよと吹いていた。
風に吹かれて水面を踊る光、
音楽にも似た穏やかな静寂、
そんなものをイメージしていた。

でも実景は違った。
全てを無様なまでに照らしだす夏の強烈な太陽の中で、
水は沸き立ち、木は騒ぎ、花はありったけの色をまき散らす。
生きている、
無様なまでに生きることを欲している。
生を望むその姿は狂おしいほどに美しい。

鮮烈な夏の景色に、今はっきりと目が覚めた気がしたのでした。