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二月花形歌舞伎をみに博多座へ。憧れの海老様がでるというので母はオペラグラス片手に張り切っている。そう歌舞伎に詳しくない私もその浮世離れした麗しさに、彼の背負って生まれた宿命の強い星の輝きを見た気がした。それは時代を遡って幾重にも重なる意志のようであり、ただの舞台なのに歴史を垣間見てる気がしてきた。風化することなく鍛えられた伝統が私たちに教えてくれる物は尊大だ。
さてお楽しみの幕の内弁当はやっぱり博多川扇の太巻きに。この豪華でセンスのいい包みはほどく甲斐あり。ピリ辛の牛蒡煮と鰻と甘い出汁巻きがなんともおいしい。いつかお店にもと思いつつ、いまだ太巻き止まりの私なのでした。
■博多川扇
福岡市中央区白金1-14-6
TEL:092-523-7176/ OPEN:11:30-1400 16:00-22:00
http://www.joho-fukuoka.or.jp/kigyo/kawasen/
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これから飲みに行くけど来れる?との誘いにメイクもそこそこワンピースにニット帽をかぶり出かける。場所は南福岡のおいしいと評判のもつ鍋屋ときいて「赤門屋」だとすぐ分かる。赤提灯と色々な惣菜が大鉢に盛られカウンターに並ぶ超庶民的なお店。醤油ベースのもつ鍋はたんまりのキャベツにコーンまで入って野菜の甘み、もつの甘みたっぷり。お店の料理というよりかあちゃんが作ったような味わい。とにかく野菜たっぷり加減が私的には好みだけど、グルメな連れ二人はあーだこーだと旨味談義にうんちくを咲かせていた。今や洗練されたもつ鍋が多いけど、本来のもつ鍋ってこんな庶民的な味だったのではとおもうのでした。
■赤門屋
福岡市博多区竹丘町1-4-3
OPEN:17:00~24:00 日曜定休 /TEL 092-591-2214
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雲一つない晴天、苺狩り食べ放題に行くべく車を一路阿蘇へ。進むにつれ徐々に澄んでいく空気、さらに濃く広がる青空にテンションもますます上がり、車内のおしゃべりはつきず、楽しいドライブ。楽しすぎて目的地を10キロも通り過ぎてしまってから気づき、笑い転げながら10キロもどり苺畑へ。
しかし!!なんと苺がすべて狩りつくされてないという!慌てて他の苺畑へも電話してみるがどこもないそう。3連休の最終日だものね、、しかしみんななんて食いしん坊なっ。全部食べることないじゃんっ。これが人間の浅ましさか、こうやって多くの動植物は絶滅の危機にさらされてきたのね、ってそりゃあ大げさだけど。
ま、気を取り直して今日はドライブ♪なんて気持ちいい青空、見てこんなに山が大きくはっきり見えるよ。立ち直りの早さは天下一品の私、つられて笑う友。
ふと道路脇に「阿蘇白川郷美術館」の看板を発見。ちょっと寄ってみる。
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とても小さな美術館、一面ガラス張りで陽の光が充満した心地のいい空間だ。その向こうは芝生の庭、木々の落とす木漏れ日が遊ぶ。館内のカフェでお茶をすることに。苺食べそびれた代わりに苺ケーキをいただく。一粒の苺のみずみずしさが幸せな心地となって胸に広がる。一つで十分。満腹に食べ尽くそうなんて思ってた我が身も反省。
ドライブは白川の湧水をつかったパン屋やお菓子屋をめぐり、思いがけずおいしい発見と伸びやかな景色に恵まれた楽しいものに。
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山に夕映えがしはじめそろそろの帰り道、「阿蘇薬草園ハーブの里」の看板を見かけて寄ってみる。そろそろ客も引いた園内、どこに薬草があるか分からなかったけど、ちょっと早い夕飯に薬膳カレーをいただいて満腹。えっちらおっちらと、渋滞する道を帰路についたのでした。
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良く晴れた冬の日、空を見上げながらカプチーノをすする、その心地よさ。
今日は朝から絶好のカプチーノ日和。私の一日は、その時間を持つため全力が注がれる。フルスピードで掃除洗濯をすませ、買い物と用事を片づけ、ちょうどおやつタイム。さてどこのカフェに行こうか。この天気ならオープンカフェでコート着たまま熱いコーヒーを飲むのがいい。川沿いにテラスのあるシアトルコーヒーへ。繁華街の喧噪を後目に一人のんびりコーヒーをすするささやかな優越感。川づたいに上ってくる海風をかすかに感じつつビルの向こうの青空に思いを馳せるのでした。
■ SEATTLE'S BEST COFFEE 博多リバレイン店
福岡市博多区下川端町3-1-1F
TEL:092-281-3323/OPEN:8:00~23:00