カメラといっしょ★

地元福岡~イタリア留学からワーキングビザ取得しての海外生活を写真で綴るつれづれ日記

クリスマスの灯り

2012-12-29 23:00:41 | ★イタリア留学日記

忙しい年末、ようやく時間を見つけ、
カメラを持ってクリスマスのイルミネーションを撮りにでかける。
 
夕焼けが消えてから夜が来るまでの間の群青色、
生まれてからもう何千回と見たはずなのに、
見る度にハッとし、そして胸がチクンとする。
なぜだろう、、
その色の美しさのせいだろうか、
それともそれが刹那に消えてしまうと知っているからだろうか。

夜の帳の中で心もとなげにイルミネーションが照らす。
 
 
しかし、心もとない小さな灯りでも、
漆黒の闇には希望の光。
人々はクリスマスの喜びに顔をほころばせ、街は賑わう。
その賑わいに照らされて私も少し温まる。

人は死ぬ時走馬灯のようにその人生を振り返るというが、
実際に時を過ごしている今だって走馬灯のように時は過ぎる。
 
そんなこんなで今年も暮れようとしている。
どうか新しい年がせめて穏やかに過ぎますように。

イタリアのクリスマスの風物詩

2012-12-24 12:07:43 | ★イタリア留学日記
穏やかなクリスマスイブの朝。
今年の冬はあんまり寒くないみたい。
 
さて、イタリアではクリスマスのケーキは
この大きなパン”パネットーネ”をいただくのが習わし。
せっかくイタリアにいるのだから、
私もパネットーネでクリスマスを迎えてみる。
おじいちゃんがやっている近所のパン屋で買ったパネットーネ。
天然酵母を時間をかけてじっくり発酵させて作るパンは、
ふんわりやわらか、やさしい甘さ。
おいしくってついつい食べ過ぎちゃう。

去年も食べたおじいちゃんのパネットーネを今年も食べるとき、
1年無事に過ごせた事がとてもありがたく思う今日、
どうかこれからもこんな穏やかな日が続きますように。

そして、どうか全ての人に、
楽しいクリスマス、穏やかな新年でありますように☆


<パネットーネを買ったお店>
■QUATTROCCHIF
via s.monaca 3r, Firenze

お家クリスマスパーティー

2012-12-23 23:53:52 | ★イタリア留学日記
 
クリスマス当日はバイトなので、
ちょっと早いけど家でクリスマスパーティ。
参加者はマトリョーシカと鳩とねずみと人間2人。

クリスマスがどいうというより、
たまに食べたいご馳走に、
チキンポットパイとちいさなケーキを焼きまして、
ちいさな家のちいさなパーティは、
深い冬の闇にちいさく灯りをともすのでした。

霧のポンテベッキオ

2012-12-22 23:15:35 | ★イタリア留学日記

アルバイトを終えて深夜の帰宅、
霧深く真っ白な夜。

グダグダに疲れきった体を重く引きずって、
家からカメラと三脚を担いで、また橋に戻り、
白い世界にシャッタをー切る。

ふと、脚気の検査で膝をたたくと
ポンと上がる足を思い出した。
写真を撮りたいという意志より、ただの条件反射。
人とはおもしろい生き物である。

そんなことを思っている間に霧が晴れた。

もやの中から浮かび上がったその橋の美しさに
ただただみとれているのでした。

クワットロ・レオーニで忘年女子会

2012-12-20 23:14:23 |  └・Ristorante/Trattoria
お仕事で知り合い、今や仲良しのお友達と忘年会。
ガイドブックにも載ってる定番の有名店クワットロ・レオーニへ。
前に取材で伺って、気さくででもおしゃれな雰囲気の良さと、
やっぱりおいしかったので。

郷土料理ペポーゾ(牛肉の黒胡椒煮)
キャンティの赤ワインとともにっ。
これがね、なかなかどうして。
けっこうイケてるおいしさ。
 
おいしいワインとお料理で気分も上々、
大満足なのに最後にはしっかりデザートまでいただく欲張り女子。
写真左は素朴なおいしさクレーマ・カタラーナ(プリン)
右はたっぷり食べごたえのおいしいチーズケーキ。

おいしいテーブルを囲んで、
学生友達ばかりのこちらで数少ない仕事の話を出来るお友達と、
あれやこれやと心置きなく、時間を忘れておしゃべりするのは楽しいもんだ。
これぞ忘年会の意義有りと、楽しく笑う私たちを遠巻きにして、
夜は深々と冷え込み、静々と今年も暮れて行くのでした。

■4 Leoni
Via dè Vellutini, 1r, Firenze
tel 055 218562
http://www.4leoni.com/

冬の散歩道

2012-12-19 23:11:51 | ★イタリア留学日記

久々に晴れたようなので冬の町をお散歩
  

町はすっかりクリスマスの景色。
 

この年の瀬のいそいそとした雰囲気がなんだか好き。
どうしてだろう。
サンタを待った記憶もなければ、素敵なケーキがあった家でもない。
でもなんか、もうすぐ新しい年が来る、
この”新しい”が私をいつもワクワクさせるんだ。

お散歩日和につられてミケランジェロ広場まで上る。
夕日に映える美しい悠久の町を見下ろす。

アルノ川にポンテベッキオ

ドゥオーモ

美しい光をひいて今日が穏やかに暮れていく。
何もない私もこの時だけは夕暮れの光に満たされて、ほんの少し温かくなる。
どうか新しい年も、穏やかな光に包まれていますように。

大好きなおやつ!

2012-12-16 23:10:47 |  └・ジェラート&ドルチェ

お家に帰ったらすてきなデザートが待っていました。
大好きなパスコフスキーのりんごパイとお菓子達。

ここのりんごパイは、りんごにナッツたっぷりの餡が、
甘すぎず、でもリッチな味わいで、ほんとにおいしい!

小さなケーキに見いだす幸せ。
人は案外簡単に幸せになれるものかもしれないと思うのでした。


■Caffè Concerto Paszkowski
piazza d.Repubblica 31-35/r
tel 055-210236

ピストイアでおいしい晩ご飯

2012-12-15 23:07:32 |  └・Ristorante/Trattoria
お友達が働くピストイアのレストランで晩ご飯。

私と同時期にイタリアに来て、
私と同じように一度日本に戻って、またイタリアに来た友達が
日本に帰るというので、お友達と集まって最後の晩餐。
今までたくさんのお友達を見送ってきたけど、
留学で何かを見つけて帰るみんなは晴れがましい。
だから笑顔で見送りたいって思う。
  
さて、みんなが席に揃うまで待つ間、
つまみに出してくれたチーズの盛り合せ、
そしてアペタイザーの麦のスープ。
ああ、野菜たっぷりのスープ、、ほっとするわ~。

さて、みんな揃いまして夕飯スタート。
こちらはドライトマトの旨味がおいしいパスタ。

そしてサバのオーブン焼き。
サクサクのパン粉はチーズにアンチョビの隠し味。
ん~、すっごくおいしい!
海鮮食べるならやっぱり和食でしょと思ってたけど、前言撤回。
めっちゃおいしいよ!

ここまででワインも進んで、お腹いっぱい。
でも、デザートは?と聞かれ、
もうおなかいっぱ~い、と、のきなみ皆脱落する中、
こんなにおいしい食事をいただいて、
デザートを味わあないなんてと、奮起してオーダー。
なんと気をきかせて盛り合せ。。。
いや、食べるよ、残すもんか。
チョコレートケーキ、パンナコッタ、ズコット、チーズケーキ。
どれもとってもおいしくって、
がんばって食べたかいがあった。

フィレンツェからすぐ来れそうで、
やっぱりちょっと行けないピストイア。
でもこんなおいしいお店があるんだったら、
わざわざ食事しに、ちょっと出かけたい。
おいしい食事をありがとう!

そして明日旅立つ友達を囲んで、
夜が明けるまで、たのしい席はつづくのでした。


■Ristorante Enoteca Baldovino
P. S. Lorenzo, 5, PISTOIA
Tel. 0573 21591
http://www.ristorantebaldovino.com/

ほっこりランチ

2012-12-14 15:28:11 |  └・Ristorante/Trattoria
お友達とランチ。
ちょうど近くにいたので「DESCO」へ。
ここのランチメニューは安くてなかなかよい。

満員のお店で運良く席につけてメニューを見る。
と、あら、ランチメニューの下にスープの欄が。
前からあったかな?ランチの安さに気を取られて見落としてたか。
でも外は寒いし、なんだかスープな気分。
 
写真左は麦と野菜のミネストローネ。
野菜のうまみがよく出ててとってもおいしい。
右は季節のお野菜、カルチョーフィのスープ。
ピューレにしてあるため見た目なんだかわからないけど、、
お味はカルチョーフィ。。ちょっと酢漬けっぽい??

温かいスープと赤ワインで温まって木枯らしもなんのその。
仲良しのお友達と過ごすランチタイムは
ほっこり心も温めてくれるのでした。


■Hostaria il DESCO
Via delle terme, 23/r, Firenze
tel: 055.294882
http://hostariaildesco.com/

肉食女子ランチ会

2012-12-13 15:26:54 |  └・Ristorante/Trattoria
バイト先のレストランには女性のコックさんが2人。
その内の一人には今、日本のテレビ番組の密着取材がついている。
その取材班のカメラマンも女性。
この方とってもチャーミングでおもしろくってみんな大好き。
プライベートでランチに行きましょーと誘って、女子会ランチ。
せっかく日本から来られているので、
フィレンツェらしいものをと昼間っから
ビステッカ・フィオレンティーナ(フィレンツェ風Tボーンステーキ)を食べに。

ビステッカ食べるならここ「ファジョッリ」へ。
ここでは、先に生肉を見せてくれて、どれを焼くか選べるのだけど、
1.2キロのお肉を前に、うちのコック女子軍団は、ノンノンと、ダメだし。
さらに大きい1.5キロのお肉を注文。
小さい方のお肉はフィレ部分が少なかったらしい。
さすがコックさんは目のつけどころが違う!

表面は香ばしく、中はアル・サングエ(レア)の絶妙な焼き具合。
おいしいねー、と言いつつ、肉をガツガツ頬張る、まさに肉食女子なランチタイム。
1リットルの赤ワインと1.5キロのステーキは
楽しいおしゃべりとともに露ときえていったのでした。


■Il Fagioli
Corso dei Tintori, 47/r
tel 055 244 285