カメラといっしょ★

地元福岡~イタリア留学からワーキングビザ取得しての海外生活を写真で綴るつれづれ日記

春のラザニア

2010-03-31 23:07:59 | └☆イタリア家庭料理
今日は大好きな家庭料理の授業。
生パスタを習った。

小麦粉とお水と塩少々
それをウントコショって練って作る行程は
なんとも古典的かつ単純作業だけどとっても楽しい。


で、打ち立ての生パスタで作ったラザニア。
具はジャガイモ、インゲン、ジェノベーゼペーストの
目にも鮮やかな春の新緑を思わせる美しい一皿。
これがおいしいのなんのって!
今まで作ったパスタの中で一番おいしい、一番好き☆
Brava Fiametta! 先生、ありがとう!
この一皿を習えて、この授業受けられて、
私ってばほんと幸せ者だ。

ベシャメルソースにチーズも入って
たっぷり重いラザニアも、
そのおいしさに嬉々としてペロリ平らげたのでした。

買い物熱とジェラートと

2010-03-29 19:35:12 |  └・ジェラート&ドルチェ
友達とフィレンツェ郊外にあるアウトレット「The Mall」に行った帰り道、
お買い物でテンション上がって火照った体においしいジェラートを食べに行った。

「ヴェネタ」というお店。
おいしいと評判なので行ってたかったのだけど
ちょうど家から中心街を挟んで反対側なのでまだ行けてなかった。

大好物のチョコレートフォンダンテはなかったけど
チョコレートとピスタッキオにした。
口当たりがまろやかで、でもミルキーすぎず、
香りや味が濃すぎることもなく
とてもとてもやさしい味わい。
あらま、おいしい。
帰り道にこのお店があったらついつい寄っちゃいそうだ。

ヒートアップしすぎたお買い物熱をジェラートでほどよく冷まして
ほっと一息つく夕暮れなのでした。

■Gelateria Veneta
Piazza Beccaria 7r
tel 055.2343370

摩訶不思議なインディアンナイト

2010-03-28 23:14:57 | ★イタリア留学日記
フィレンツェの郊外、フィエゾレという町にあるインド料理屋で
手相をみてくれるインド人がいるという。
面白そうなことにはとりあえず参加したい口の私
食事がてら、手相を見てもらいにいった。

手相と言えば中国かと思っていたけど
発祥はインドだったんだね。

まずは、食事。
わーい、大好きなカレー、久しぶりだ。
 
大好物のサグカレーを頼んだ。
カレー上級者の私には少しスパイシーさが足りなかったけど
でもほうれん草がたっぷり入ったこのカレーを
久々に食べれてうれしい。

写真右はデザートのココナッツケーキ。
これがめっちゃ私好み。
甘い甘いココナッツの香り
たっぷりと重すぎるくらいのしっとりとした甘い生地がおいしい。
これ、どうやって作るのかなぁ
教えて欲しいな。


さて、お楽しみの手相。
名前も生年月日も聞かれない、ただ手を見ただけで
私の体の中にある不具合の場所をちゃんと言い当てた。
あらま、へぇぇぇ~。
それから、私の心の痛みも言い当てた。
とてもつらい思いをしたんだね、と言われたとき
少し泣きそうになった。
そうだ、私はつらかったんだ。
私は大丈夫、いつもそう言い聞かせてきた
どんなことがあったって、私なら大丈夫。
でも、怪我した子供がチチンプイプイと唱えるみたいに
そんなおまじないの言葉を言っていても傷口は治らない。
脆弱な私の心は痛みきっている。
知ること、それは何かを解決するためにできる最初のこと。

苦しみにとらわれて、考えすぎてはいけない、
心を自由にしなさいとインド人のおっちゃんは言った。
「心を自由に」使われすぎてその意味もすり切れてしまったこの言葉が
今なんか、素敵な響きに聞こえた。
でもどうやって自由にしてあげていいか分からない。
とりあえず、忘れよう、忘れよう、全部。
もう冬の暗い雲は過ぎ去ったのだから。

手相は人が動き、生きる、日々の営みの中で手に刻まれた生活パターンと仮定し
どんな人がどんな手相を持っているかを研究した、いわば統計学。
インドの深い歴史と英知を持ってすれば
そんなこと当てるくらい容易いことなのか。
なんて不思議なインディアンナイト。

感服もひとしお、でもこっから先、未来のことはま、余興。
手相が生活パターンが作った手のしわだというのは少し想像つくが
そこに未来が刻まれるというのはどうもね、
所詮当たるも当たらぬも八卦だと思えてしまう。
でも、当てにならない占いでも
私には芸術の才能があって、それで成功するって言われたから
そこはちゃっかり信じておくことにした。
きっと、当たるかどうかより、それが占いの正しい使い方。

ま、とにもかくにも面白い体験のこの夜。
連れて来てくれた人に感謝。
久しぶりにスパイシーなものを食べたせいで血の廻りが良くなったせいか
この世の輪郭がいつもよりはっきりと見える
不思議な不思議な夜なのでした。

天空の島 Civita di Bagnoregio

2010-03-27 21:09:23 | └☆イタリアぶらり旅
「チヴィタはいい」色んな人に勧められたので行ってみた。

そこはその昔、敵から身を守るため
切り立った丘の上に築かれた町。

イタリア人すらよく知らないこの小さな町を
なぜ日本人が知って、行こうとするのか。
それは丘の上にぽつり立ち
まるで空に浮かぶようにある町の様子が
有名なアニメ映画の天空の城をイメージさせるから。


周囲はぐるっと渓谷、町に行くには谷に掛けられたこの長い橋を渡るしかない。
谷に雲が満ちる日には本当に空に浮かんでいるようになる。

バスを降りてからチヴィタまでの道を訊ねた人が
親切に町の案内をしてくれた。
 
この町の歴史、古い住居、今も行われているお祭り
実写版ピノキオのドラマで撮影現場に使われたこと。
風雨の浸食を受け崩れ続けているこの丘を
この町出身の詩人が「死に行く町」と詠ったこと。

「死に行く町」について面白い話をしていた。
アメリカ人の観光客がこの町を見て
なくなってしまうのはおいしいから
基盤工事をして残したら良いと行ったそう。
それに対してイタリア人の彼は
自然に変化していくものに出来ることなんてなにもないさと言った。
日本人もなんとか保護しようとするかもしれない、
でも自然のものは自然のままに、その方が妥当な意見のように思う。

とても親切に色々と案内をしてくれた。
ひとりで見て廻っては知ることが出来ないことを色々知れた。
でも、おかげで写真を撮ることに全く集中出来ない。
ありがたいけど、そろそろ遠慮したい
これってイタリア語でどう言ったらいいのだろう。。
  
そんな高度な言い回しはできないので、
とにかく私は写真が撮りたいと伝えた。
そしたら、チヴィタを一望出来る展望台に案内してくれた。

ようやく晴れ始めた青空に浮かぶようにあるその町は
遠く遠く、知らない町のようなのでした。

<チヴィタへの行き方>
国鉄「オルヴィエート」駅下車
駅前のバス停よりバスに乗り「バニョレージョ」下車
バニョレージョからは徒歩、もしくは市内バスで橋のたもとまで行けます。

■イタリア国鉄 http://www.trenitalia.com/homepage.html

■バニョレージョ行きのバス:Cotral s.p.ahttp://www.cotralspa.it/
バスの本数は少ないので時刻表を確認した方が良いです。
バスチケットは駅のBARで購入出来ます。

Santa Maria del Carmine

2010-03-26 19:49:37 | └☆イタリアぶらり旅
サンタ・マリア・デル・カルミネ教会へ行った。
下町にある小さな教会。
でも内部はこの美しさ。

13世紀半ばに建てられたこの古い教会は18世紀に火災で焼失。
でも焼け残った部分にマザッチョのフレスコ画が残されており
ルネッサンス幕開けの傑作を見ることが出来る。

フレスコ画も興味深かったけど
綺麗で柔らかな光に満ちた教会の内部が私は好きだったな。


しっかりと教会の鑑賞を終えて
すっかりお腹がすいたのでランチ

お気に入りのお店で
トマトとモッツァレッラとアッチューゲのパニーノを食べる。
うん、やっぱりおいしいね。

美しいものとおいしいものを吸収して
おなかいっぱいの昼下がりなのでした。


<サンタ・マリア・デル・カルミネ教会>
■Santa Maria del Carmine
Piazza del Carmine 14
tel 055.2382195
(マザッチョのフレスコ画が残るブランカッチ礼拝堂は有料、要予約)

<パニーノのお店>
■ Casa del Vino di Migliorini Gianni Degustazione Vini Enoteca
Via dell Ariento 16R
Tel 055.215609

今日のランチ

2010-03-24 21:03:07 |  └・Ristorante/Trattoria
友達とランチに出かけた。
地元の人に安くランチが食べられると
紹介してもらったお店へ行ってみることに。

 
グリーンピースのフジッリ(ねじ巻のパスタ)と
カフェ&ビスコッティ
これにお水がついて5.5ユーロ、お安いね。

中心街からも近いし
安さで選ぶならここかもと
しっかり場所を覚え込んだのでした。

■hosteria il Desco
via delle Terme 23r Firenze
tel 055.294882
http://www.hosteriaildesco.com

イタリア家庭料理

2010-03-23 21:30:24 | └☆イタリア家庭料理
今日も楽しみな家庭料理の授業。
連日のフルコースは食べるのがちときついけど
でもやっぱり作るの楽しい。

さて、今日のメニュー

■Antipasto

Pappa al Pomodoro(パッパルポモドーロ)
Pappaとは赤ちゃんの離乳食のこと
固くなったパンをトマトスープで柔らかくして食べる
トスカーナ地方の家庭料理
野菜スープをしっかり吸ったパンがたっぷりで
結構な食べごたえ。

■PrimoPiatto

Minestrone Toscano(トスカーナ風ミネストローネ)
こちらもトスカーナの家庭料理。
日本でミネストローネといえばトマトスープだけど
こちらは野菜をたっぷり使ったスープのこと。
これに白いんげんを入れるのがトスカーナ風だそう。
ほとんど野菜の水分と甘みで作るスープは
何も足さない、極上の贅沢なおいしさ。

■SecondPiatto

Peposo con Patate(牛すね肉の胡椒煮)

■Dolci

Castagnaccio(栗粉のケーキ)
栗の粉で作るこれまたイタリアの伝統的なケーキ。
砂糖を加えず、栗粉の甘みだけ
ローズマリーと松の実がアクセント。

イタリア家庭料理

2010-03-22 13:03:11 | └☆イタリア家庭料理
楽しみしている家庭料理の授業。
今日のメニュー

■Antipasto

Cipolline in Agrodolce(チポリーネの甘酢炒め)
茎の赤いチポリーネ(ねぎ)はナポリ産
イタリアの春の風物詩だそう。
しゃきっとしたねぎの食感、甘酢炒めでさっぱりと
簡単だけどとってもおいしい前菜。

■Primo Piatto

Pasta al Sugo di Fungi(きのこのパスタ)
こういうシンプルなパスタ
本当においしいよね。

■Secondo Piatto

Pollo agli Aromi(鶏肉のアロマーニ)
セージとローズマリーを使った
香り豊かな肉料理。

■Dolci

Crostata con Marmellata(ジャムのタルト)
これ、恐ろしい話、ジャムを1瓶使います。
このたっぷり甘いタルトがイタリア人は大好き
BARでもよく見かけます。