フィレンツェマラソン

みぞれまじりの極寒の雨の中、フィレンツェマラソンが行われた。

私の趣味はお菓子作り（って食べる）とジョギング。
当初、このフィレンツェマラソンに参加すると張り切っていた。
でも調べれば、参加するには医者の健康診断と
高額の参加費（外国人の場合はさらに高い）が必要で、
さらにコースは42.195キロのフルしかないと知った。
む、むりだ。。
っていうか、こんな企画内容で
この人達ほんとにみんなに参加してもらいたいと思ってんの？？
全く何がしたいか分からない。。
学校のマラソン大会じゃないんだから
ただ開催すればいいってもんじゃないんだよ。
物事にはすべて本質がある。
それを押さえずに進んでも
からからと空回り、果てに空中分解するだけだ。
と、思うのだけど、なぜかこの国はこの状態で成立しているから不思議だ。
最近になって思う事がある、
スキャンダラスな首相を筆頭とするこの国は多分国家としてでなく
もっと根源的なところに基盤のあるでっかい国なのだ。
それは、みんな「よく食べ、よく眠り、よく愛する」こと。
本当はそれだけで人は幸せなんだ。

さて、参加は出来なかったけど、大会を見に行った。
冷たい雨と風の中を選手が走ってる姿をみて、胸が熱くなって
「Dai su!」がんばれって大きく声援をとばした。
走ってる時の沿道の声援って本当に励みになるんだ、
私の声が届いてるといいな。

見てたらやっぱり私も走りたくなった。
このなかなか人には賛同してもらえない過酷な趣味も
地味に続けて早３年。
いつかホノルルマラソンを完走するのが目標。
年の割には元気いっぱいな私をつくってるのは
この趣味のおかげと言っても過言でない。
ジョギングを始めるきっかけを作ってくれた人に
改めて感謝するのでした。

寒い日の晩ご飯

ランチを食べた友達とそのままグダグダとつるんでたら
あっという間に夕飯の時間になった。
どんよりと曇った今日一日
寒さは身にしみるばかり。
ああ、ラーメン食べたい、暖かいスープとか飲みたいね
ってなことで晩ご飯は中華に決定。
とっても安くてまぁおいしくて
そんなラフな感じがイケてる「仁好」へ。
　
具沢山の「仁好スープ」しいたけの旨味がほっとするね～。
テーブルの辣油を入れるとかなりイケる。
そして肉まん！
寒い日にはコンビニ寄って肉まん食べたくなるけど
イタリアにはコンビニないからなぁ。
という念願の肉まん。

はぁ、暖かいご飯、癒される～。
のんびりまったりくつろぐ晩ご飯。

何かと時事問題の多い日中関係だけど
広い世界で出会ってみれば
やっぱり私たちは兄弟だと思う程
近しく感じるのでした。

■Ristorante Cinese NIN HAO
Borgo Onissanti 159r, Firenze
tel 055.210770

老舗のトラットリアでランチ

友達とランチ。
以前から気になっていたトラットリアへ。
テアトロ・コムナーレ（コムナーレ劇場）の側にあって
古くからの馴染み客も多いときいた。

ちょうどお昼時、
なが細い店内はすでに地元客で満席。
　
前菜のブルスケッタ（左）と
トマトとベーコンのパスタ「カレッティエーリ」（右）
イタリアのパスタは日本のみたいに汁っぽくなくて
オイルで食べる感じなのだけど
ここのはソースたっぷり、というか汁っぽい。
昔からこうなのかな？今日だけ？
ま、日本人観光客には食べ易い味なのかも。

活気のある雰囲気も
劇場の俳優の写真がずらりと飾られた店内も
まさにイタリアのトラットリアって感じ。
古き良きイタリアの雰囲気を眺めてみる午後なのでした。

■torattoria ARMONDO
Borgognissanti 140r, Firenze
tel 055.217263

通学路１１月２６日

沸き立つ思いを

エノテカでワインを楽しむ

友達とエノテカへ。
エノテカとは、もとは試飲のできるワイン屋さんのこと
そこから派生してBARやカジュアルなレストランのように
色々なワインを楽しみながら軽食をいただけるお店が
フィレンツェにはたくさんある。

友達のお友達が働いているエノテカに連れてきてもらった。
お店はポンテベッキオ側の好立地、
細い店内にはたくさんのワインとカウンター席、
外にはテラス席がある。
　
日頃あんなに飲んでるのにワインにはとんと疎い私
ただ好みはあるのでそれを伝えると
手頃なワインを教えてくれた。

つまみはウンドゥイア（辛いソーセージ）と
ペコリーノチーズのブルスケッタ。
これがまためっちゃおいしい！

いろんなワインを味わいながらゆっくりいただく。
いいねぇ～、私ワインを楽しんでるんじゃない。
なんだか大人になった気分の昼下がりなのでした。

■Le volpi e l'uva
piazza dei Rossi 1, Firenze
tel 055.2398132
http://www.levolpieluva.com

ダビデの涙

ベジタリアーノ

アメリカ人のお友達と夕飯。
ベジタリアンの彼女にぴったりのお店「Vegitariano」へ。
その名の通りベジタリアンメニューのお店。
私もベジタリアン並みに野菜大好きだから行ってみたかった。

とにかく食べる事最優先のイタリアでも
最近は健康を気にして食事制限をする人もいるみたいで
店内は大変な混雑。
まずレジで食券を買って注文する学食形式なのも
おとなしく並んだりしないイタリアでは混雑の元。
なんとか席を確保し、食券を買って、食事を受け取る。

これラザニア。
ベジタリアン食というからもっと不自然な感じかと思いきや
全然普通においしい、しっかり重く味の濃いラザニア。
え、牛乳とかチーズとかはいいのかな？
友達曰く、動物の命を奪ってない物はいいらしい。
そっか、ベジタリアンにもいろいろあるのね。

デザートはチョコレートケーキ♥
こちらもしっかり甘いイタリアのケーキ。

ベジタリアンって健康食だと思ってたけど
こんだけ重いし、たぶん相当なカロリーに違いない。
こうなってみれば健康ってなんだろうって思っちゃう。

ま、自然に採れたおいしいものを
友達や家族と楽しくいただく
これが一番健康的だと思うのでした。

■VEGITARIANO
via delle Ruote

灯るイルミネーションとホットチョコレート

　
通りにクリスマスイルミネーションが灯った。
日本のそれみたいに派手ではないけど
街中の通りに灯された明かりは
小さな星が舞い降りたみたいでとてもきれいだ。

冷え込みが厳しくなったこの頃
体の芯から温めてくれるこの一杯が恋しくてならない。

今日は一番のお気に入りのお店「BALLERINI」へ。
ここのチョコレータカルダ（ホットチョコレート）は
さらっとしつつもカカオの香ばしさとほどよい渋みが
とってもおいしい。
唐辛子ペッパーをトッピングして
甘い中にもぴりりと辛みを利かして
ああ、おいしい☆
この一杯を頂く時が
なによりも幸せな今日この頃なのでした。

◆BALLERINI
Borgognissanti 132r
tel 055.215094

フィレンツェ食べ歩き隊（Pane e Vino）

またまたコックの友達とフィレンツェ食べ歩き隊
今日は「Ristorante Enoteca PANE e VINO」というお店。
アルノ川対岸にある。
このお店も他のコック友達からの評判が良かったところ。
私も初めて行くからすっごく楽しみ。

大きくはないけどたかい天井高で広く感じる
トラディショナルに設えたテーブルが並び、
大人っぽく落ち着いた印象のお店。

エノテカのカジュアルさはないけど
メニューを見るとさすがのワインの品揃え。
トスカーナのみならずイタリア全土のワインが揃う。

お料理は女性シェフだけあって
盛りつけもきれいで繊細な感じ。

私が頼んだ「fagottino burrata」
生パスタをきんちゃく状にして
ブッラータというチーズを包んだもの。
ブッラータはモッツァレッラをもっとフレッシュにしたような
私の大好きなチーズ。
ポモドーリセッキ（乾燥トマト）を旨味に使い
とっても良い味わい。
うん、おいしい！

お店の雰囲気も落ち着いてるし
このパスタもおいしいし
このお店気に入っちゃった。

おいしい料理にいつになくワインもすすみ
たのしい夜は更けて行くのでした。


■Ristorante Enoteca PANE e VINO
piazza di Cestello 3R, Firenze
tel 055.2476956
http://www.ristorantepaneevino.it/

トスカーナのお昼

みんなでランチ。
トスカーナの郷土料理を出す「il Latini」へ。
ちょうどお昼時で席も埋まり
がやがやと気ぜわしい店内。
まさに地元のおっちゃんたちが集まる食堂といった感じ。

トスカーナ料理といえばお肉！
でも私はあんまり得意じゃないので
もう一つの定番料理「リボリータ」をいただく。

注文したらもの凄い早さで出てきた。
そんなところも食堂って感じ。
見た目はもう何だか良くわからなくなってるけど
野菜とパンのおかゆ。
見た目通り味もなんだか良くわからなくなっているが
たっぷりの野菜も食べれて、かなり満腹になる。
これをつまみにトスカーナワイン２リットル瓶を２本豪快に飲みつつ
トスカーナの昼下がりを体験してみるのでした。

■il Latini
via del Palchetti 6R, Firenze
tel 055.210916