カメラといっしょ★

地元福岡~イタリア留学からワーキングビザ取得しての海外生活を写真で綴るつれづれ日記

帰り道、アムステルダム

2014-08-24 21:25:04 | └・海外旅行
日本滞在はあっという間に過ぎて帰り道。
またアムステルダム乗り換えだけど
今度は街に出る時間がなく、空港で待ち時間。
とりあえずこちらでオランダを体感することに。

世界中で飲めるこのビール、
母国オランダだと味が違うのかと言われれば
多分、全く同じだが
まあ、気分、気分。

生きる上で直面するいくつかの困難
まるで重石のようなそれをを抱えたまま
仕事のためにまたイタリアに戻る。
どうしたらいいか分からない、そんな時は
悩でいるよりも、できることをとにかくやると決めている。
うん、そうだ、とりあえずできることをやろう。
竦みそうになる体を鼓舞するように
冷たいビールがシュワシュワと喉を鳴らすのでした。


寄り道、アムステルダム

2014-08-13 23:04:13 | └・海外旅行
飛行機乗り換えでアムステルダム
5時間ほどある空き時間を使って街に出る。

8月なのに少し肌寒いくらいひんやりとした朝の空気。

早すぎて、お店もまだ開いてない。

それでも、知らない街を歩くのは楽しくて

あてもなくどんどん歩き進める。

それにしてもかわいらしい街並み。


お菓子の家ってこんな感じなのかなってふと思う。

そろそろお店も開いてきたのでパン屋さんに立ち寄って朝食。
クロワッサンだけのつもりがこの美味しそうなケーキを捨て置けず購入。
ナッツとキャラメルたっぷりのったケーキ、
どう見てもカロリー爆弾だけど、
これからの長いフライトの憂鬱を吹き飛ばすのにはうってつけ。

ほんとはゴッホ美術館とか色々いきたかったけどタイムリミット。
かわいらしく美しい街並みに後ろ髪を引かれつつ、
でもいつかきっとちゃんと見にくるからと心に誓って
日本行きの飛行機に乗るため空港に向かったのでした。

スペイン再び、コスタ・ブラバの旅(6)~旅の終わり

2014-07-06 22:38:30 | └・海外旅行
旅の終わり、結局、私たちはけんかをした。
原因がどうとか、どちらが悪いとか、些細だとか、そんなことが問題ではない。
それは根本的に全く違う時間を持った二人が一緒に過ごしたことによる歪み。

友は少しも笑顔をみせないくせに、
それでも注文してくれる私の好物。

おいしい、と私が笑顔を見せると、少しだけ笑ってくれた。

よく同じ釜の飯を食った仲というが
一緒にご飯を食べる時間はひとをつないでくれるらしい。

君がどんな風でも、僕は君のことを大切に思ってるよ、静かに友が言う。

とても優しいその言葉は、
全てを受け入れているようでもあり、
全ての可能性を奪う絶望でもありうるだろうかとふと思う夏の日なのでした。

スペイン再び、コスタ・ブラバの旅(5)~Roses

2014-07-05 23:33:15 | └・海外旅行

今日はロゼスのビーチで海水浴

ああ~、きもちい。。
絶え間なく吹く海風、
何をするでもなく砂浜でゴロゴロ
暑くなって入る海の冷たさ
どれも、どれもこの上なく気持ちいい。
なんでヨーロッパの人たちが海水浴が好きかよく分かった。
今までの私の海水浴といえば、
友達とワイワイ遊んで、のど渇いてビール飲んで、
はしゃいで、日に当たって、ぐったり疲れて、、
ま、それも楽しかったけど、
こういう海辺の楽しみ方、なんかいいな。。
これだったらいつだって来たい、
また来たい。

お昼は昨日入ったビーチ沿いのお店が意外においしかったのでまたそこへ。
砂浜で十分、陽を浴びて、
さてそろそろのどの渇きも最高潮なところへ、
冷たいCAVAを流し込む。
ぷはぁぁぁ~!ウマイ!
調子良く二人でボトル2本開けまして、
もう海に入るのはちょっと危険なので、
海岸をお散歩しつつホテルへ戻ってお昼寝。
どんだけ幸せな夏の日なのでしょう。。

夜は海の見える素敵なレストランへ。

ヌォーボ・クィジーヌとでも言うのでしょうか、
全く新しい、斬新な、そして美しい料理の数々。



あまりにもイメージから離れすぎてて、
説明されてもそれが何かピンとこないけど、
でもどれもおいしかった。

今日が楽しすぎたからかな、
夜の帳が意地悪に、ひんやりと心を冷やしていくようで
海風に身震いする夜なのでした。

スペイン再び、コスタ・ブラバの旅(4)~Cadaqués

2014-07-04 23:40:02 | └・海外旅行

おいしいお昼で元気をつけて、午後はドライブに出かけた。
日が長い夏、楽しまなくっちゃ。

ひとつ丘超えてカダケスの町へ。

あ、見えてきた!

カダケスは小さいながら白い町並みが美しい町。
たくさんの芸術家たちに愛されたこの町。
とくにダリは、生涯の伴侶となるガラとこの地で出会い、
彼女とこの地で暮らしながら、たくさんの作品を残した。

芸術家たちがこの地に留まったのがなんとなく分かるような
静かで、安らいだ雰囲気の町。
ん~、このままここにいてもいいかも。。
なんてまったりと思っている午後なのでした。

スペイン再び、コスタ・ブラバの旅(3)~Roses

2014-07-04 23:23:09 | └・海外旅行
ジローナの町を後に、私たちが目指したのは、そう、海!
コスタ・ブラバはコート・ダジュールの続き、
青い海がとってもきれいなところ。

たくさんある海岸沿いの町の中で、宿をとったのはロゼスという町。
白い砂浜がきれいで、大きすぎない町だから落ち着いてるから良いよと友人の勧め。

白い砂浜と青い海がきれい。
人も多すぎないからのんびりした雰囲気でいいかんじ。

夏の日のドライブで喉がカラカラな私たちは
荷物を置いたら、さっそくコレ!

スペインのスパークリングCAVA
こちらで飲んで、すっかり大好きになった。
ドライなシュワシュワが、暑くカラリと乾いたこの空気の中で飲むと
最高においしいのだ!

友達の好物なのでまた頼んだホワイトアスパラガスに、
コレおいしいからと頼んでくれた貝。
何かと思えばマテ貝くんじゃないか。
これは私の生まれ故郷でよく食べる貝。
こんなところで再会するとは。
オリーブオイルとパセリのソースでおしゃれになっちゃってるけど、
やっぱり君はおいしいよ!

そして、私を虜にしたのがチピロネス。
写真じゃ何か分からないけど、小さいイカをフライにしたもの。
あ!こいつ、こないだのバルセロナの旅で
何か分からないけどおすすめらしかったので、
じゃあソレちょうだい、と頼んだら出てきたすっごく美味しかったヤツだー!
チピロネスっていうんだね!!
サックサクの香ばしい衣のあと、ぷっりっとイカの旨味たっぷりのおいしいヤツ!
うれしい再会。ああ、やっぱりおいしいよ~。

ふぅぅ~、満腹、満足。
って言ってるのに、でも食べられるでしょと
クレームブリュレを頼んでくれた。
う、うん、食べられるけどね、別腹持ってるから。

青い海風に吹かれながら、冷えたCAVAとおいしい料理。
幸せな夏の休日はゆっくり過ぎていくのでした。

スペイン再び、コスタ・ブラバの旅(2)~ジローナ

2014-07-04 23:00:52 | └・海外旅行

朝起きて、ジローナの町をお散歩
以前この町に住んでいたという友達の案内で歩く。

川のあるジローナの景色はとても素敵。

早くから開いていたカフェで朝食。
いつもならこんな時間もとらずに
ぐわーっと見て回るのだけど、
今回は友達が一緒なのでのんびり、ゆったり。
こんな旅、いいな、好き。
こうやって座って町の雰囲気にひたっていると
よりその町を感じられて、旅した気分になる。


朝食の後はお散歩の続き。
丘の上の教会を目指す。
長い階段が辛くて手を引いてもらって上る。
息を切らしつつ笑う、夏の日はかがやく。

昼の太陽が照らしだす町は、強い陰影でその美しさを刻む。


丘の上の教会は、見上げるのも大変なくらい巨大だった。
ジローナの町、名前も知らなかったけど、
歴史は古く、中世ではかなりの有力都市だったらしい。
この教会の大きさを見ただけで、その当時がどんなものだったか想像できそうだ。

お散歩の終わりに、どうしても渡りたかったこの橋によってもらった。
私が大好きなエッフェル塔を作った人が設計した橋。
実に美しい!
完成された幾何学が描き出す調和、
鉄でありながら、繊細で優雅、どことなくかわいらしさがある気がする。

かわいいジローナの町をくるりと散歩して、
なんだか気分も楽しくなってきたところで、
旅は次の町へと続くのでした。

スペイン再び、コスタ・ブラバの旅(1)

2014-07-03 23:32:01 | └・海外旅行
5月の弾丸バルセロナの旅から2ヶ月
なぜかまた戻って来ているスペイン。
スペインの空気をとても気に入った私の
また行きたいという念力が強かったのか、
はたまたそんな私をスペインが気に入って呼び戻してくれたのか、
とにかくまたスペインにいる。
今回はスペインの北西の海岸コスタ・ブラバの旅

夜にジローナ空港入りして、まずはジローナの街で晩ご飯。
早速スペイン名物の発砲ワイン「CAVA」で乾杯。
くー!ドライな泡あわがおいしい!

写真左はスペインの生ハム、名物ハモンセラーノ
味わい深い赤身の肉ととろけるような脂身が印象深いおいしさ。

右はこれまたスペインでよく食べられる白アスパラガス
なんで白アスパラガスはこんなに味わい深いんだろう。

そしてこれ、海鮮スープ
これが、これが最高においしかった!
本場マルセイユのブイヤベースより
イタリアのカチュッコより
今まで食べたどの魚介スープよりおいしい。
どうやって作ったらこんなにおいしくできるか分からないくらい。
本当に作り方教えてほしい。

おいしいスープでテンションマックス
最高潮に上機嫌になった私。
おいしいプリンで今日を締める。

なんだか楽しい旅になりそうな、
ワクワクドキドキのコスタ・ブラバの旅は
始まったばかりなのでした。

弾丸バルセロナの旅~チュロスとピンチョスとちょっぴりガウディ(2)

2014-05-10 23:54:03 | └・海外旅行

おいしいピンチョスで勢いをつけて
弾丸バルセロナの旅は揚々とつづく。


この街は海から吹く風にいつもさらされている。
その風は現状に迷い固まっていた私をあっという間に解いてしまった。

ガチガチだった頭がパカンと開いて
その風は膿んだ脳みそを乾かす。
私は何を悩んでいたんだろう。。
そうだ、悩んでも今ある現状は変わらない、
ない脳みそで考えられる打開策がつきたなら、
あとは受け入れ、進むだけ。
悩みに凝り固まるのではなく、頭を開け!

次なるガウディ、グエル公園をめざしひたすら丘を上がる。
結構な勾配と暑い太陽にふぅ~となりつつも
私の背中を後押ししてくれるように吹く風に助けられて上りつめる。

ふぁぁぁぁ!海だっ!
それはその向こうの世界への夢を語るように明るく輝いている。
幾人の人が風に乗ってあの海をわたり
どれだけのものがここに運ばれて来たんだろう。
その全てをただじっとここで受け入れるこの街は大きい。

箱庭のように完成された美しく、しかし変わることのない
海からも遠い小さなフィレンツェに暮らして
私は忘れてしまっていた。
そうだ、私はいつもこんな気持ちで海を眺めていた。
その向こうの世界への好奇心を、この海のようにキラキラさせて。
海からまっすぐに届く丘の上の風は強く私を洗っていく。
ああ、ここに来てよかった。

グエル公園、来てみたけど入場料が高すぎるのと時間もないので入るのは断念
でも入り口の外から眺めただけでも造形の美しさはよくわかる。
いいの、またいつかゆっくりね。
私にもっと色々と余裕ができたら。


街へと戻る。

そして、チュロス、リベンジ!
今度は老舗というところへ。
ん~、チュロはさっきよりおいしいかなぁ
でもやっぱり油っこくて、めっちゃ甘い。。
そして何より気に食わないのは
私の愛するホットチョコレートがおいしくないこと!
あ、いえ、私の好みでない、ということにしておこう。
でんぷん質をいっぱい混ぜ込んだどろりと甘いやつ、
でんぷんのもったりとした粉っぽさがカカオ本来のおいしさを消してて嫌なのだ。
私はカカオ香ばしさに満ちたサラサラなのが好きなのにっ。

ん~、まあ仕方ない、私の好みでなかったということ。
世界が全部私好みなわけはないし、だから世界はおもしろい。

お散歩の時間もそろそろタイムリミット。
残りの時間はピンチョスで締め!

美食の街バスク地方のスタイルのピンチョス
わぁ~、どれもおいしそう!
1つ1ユーロ、好きなものを取って、
あとで残った爪楊枝の数でお会計とな。
う~ん、本場っぽい。

いろんな素材を楽しく組み合わせてあってそれもおもしろいし、
パクッと一口で食べられるから色々試せて食いしん坊はウキウキ
なんて楽しいの!
そしてどれもおいしかった~。
おいしいおつまみにシードル(りんごの発泡酒)もすすみ、
気づけば6杯飲んでいた。
それでもお会計めっちゃ安かった!
いいね、ピンチョス、大好き!

楽しい時は過ぎ、今日の深夜便でフィレンツェに戻る。
たった1日、まさに弾丸バルセロナの旅。
チュロスとピンチョスとちょっぴりガウディを見ただけだけど
それでもバルセロナが大好きになった。
そして旅することの良さを十分に味わった一日。
今日この日、この旅に感謝。
今度また来よう。
それまで、元気にがんばろう。

弾丸バルセロナの旅~チュロスとピンチョスとちょっぴりガウディ(1)

2014-05-10 23:09:33 | └・海外旅行

朝ごはんでエネルギーをつけて意気揚々と歩き出す。


まるで空を全開にしたように明るい光に満たされた街は
こばむ風もなくあっけらかんと異国情緒の陰を映す。

道を進むにつれ現れる異国の陰にハッとしては
ドキドキワクワクが止まらない。


この街には絶え間なく海風が吹く
その風が運んで来きたものを鷹揚に受け入れる太陽の土地

その風は私の体を突き抜けて吹き
凝り固まっていた私の体に風穴があく。
なんだか体が軽い。

足取りも軽く次の旅の目的を目指す。
それは、チュロス。

チュロスを知ったのは東京ディズニーランド。
揚げ菓子が好きではなかった私にも衝撃のおいしさだった。
本場ならばどんなんなんだろー!!!
期待満々にあるチョコレート屋さん併設のカフェで食べてみた。
あれ??
これ?これなの?
作り置きのチュロを温めもせず出されたせいかな?
ついてきたほっとチョコレートもなんだかドロリ甘いだけであんまりおいしくない。。。

んーーー、いいや、次!
なったって、今回はたった1日の弾丸ツアー
歩みを止めている暇はないっ。

次なる目的はやっぱりガウディ建築

カサバトリョへ

それはそこだけ別世界のように美しい

その美しさに包まれた中の空間は
まさに別世界の空気をたたえている。

それはシンと静まる海の底のような、
遠くに仰ぎ見る光は幾重にも屈折してキラキラと注ぐ。

デザインの奇抜さや流麗さというより
この世の自然の美しさを建物にした、そんな印象を受けた。
写真でみるだけでは分からなかった、きっとそれがガウディ。

深く静かな感動を胸に立つカサバトリョの屋上は
熱をはらんだバルセロナの空。

ああ、胸がいっぱい。。
でもおなかはすいた。
次の旅の目的ピンチョスへGo!

ピンチョスを出すBARのシステムがいまいち分からないので
ドキドキしながらカウンターに座る。
まずはビールを頼んで、
そしてメニューとにらめっこ。
んーー、どれを頼めばいいんだ?
とりあえず、お店の名前がついていた写真左と、
近くの席の人が食べてておいしそうだった写真右を注文。

左はオリーブオイルたっぷりのトマトソース、パンにつけて食べる伝統料理らしい。
右はイカの子供のチピリーネスのフライ。
これが、もう!もう!もう!すっごくおいしかった!
イカのおいしさももちろんだが、
このカリッとサクッと揚がった香ばしさ!!!最高です!
もちろんビールだっておかわり!

いやー!楽しい、バルセロナ!
もしかして、私イタリアよりスペインの方が水がというか空気があってるかもっ。
楽しい一人旅は気分上々に後半戦に突入したのでした。