カメラといっしょ★

地元福岡~イタリア留学からワーキングビザ取得しての海外生活を写真で綴るつれづれ日記

弾丸バルセロナの旅~チュロスとピンチョスとちょっぴりガウディ(2)

2014-05-10 23:54:03 | └・海外旅行

おいしいピンチョスで勢いをつけて
弾丸バルセロナの旅は揚々とつづく。


この街は海から吹く風にいつもさらされている。
その風は現状に迷い固まっていた私をあっという間に解いてしまった。

ガチガチだった頭がパカンと開いて
その風は膿んだ脳みそを乾かす。
私は何を悩んでいたんだろう。。
そうだ、悩んでも今ある現状は変わらない、
ない脳みそで考えられる打開策がつきたなら、
あとは受け入れ、進むだけ。
悩みに凝り固まるのではなく、頭を開け!

次なるガウディ、グエル公園をめざしひたすら丘を上がる。
結構な勾配と暑い太陽にふぅ~となりつつも
私の背中を後押ししてくれるように吹く風に助けられて上りつめる。

ふぁぁぁぁ!海だっ!
それはその向こうの世界への夢を語るように明るく輝いている。
幾人の人が風に乗ってあの海をわたり
どれだけのものがここに運ばれて来たんだろう。
その全てをただじっとここで受け入れるこの街は大きい。

箱庭のように完成された美しく、しかし変わることのない
海からも遠い小さなフィレンツェに暮らして
私は忘れてしまっていた。
そうだ、私はいつもこんな気持ちで海を眺めていた。
その向こうの世界への好奇心を、この海のようにキラキラさせて。
海からまっすぐに届く丘の上の風は強く私を洗っていく。
ああ、ここに来てよかった。

グエル公園、来てみたけど入場料が高すぎるのと時間もないので入るのは断念
でも入り口の外から眺めただけでも造形の美しさはよくわかる。
いいの、またいつかゆっくりね。
私にもっと色々と余裕ができたら。


街へと戻る。

そして、チュロス、リベンジ!
今度は老舗というところへ。
ん~、チュロはさっきよりおいしいかなぁ
でもやっぱり油っこくて、めっちゃ甘い。。
そして何より気に食わないのは
私の愛するホットチョコレートがおいしくないこと!
あ、いえ、私の好みでない、ということにしておこう。
でんぷん質をいっぱい混ぜ込んだどろりと甘いやつ、
でんぷんのもったりとした粉っぽさがカカオ本来のおいしさを消してて嫌なのだ。
私はカカオ香ばしさに満ちたサラサラなのが好きなのにっ。

ん~、まあ仕方ない、私の好みでなかったということ。
世界が全部私好みなわけはないし、だから世界はおもしろい。

お散歩の時間もそろそろタイムリミット。
残りの時間はピンチョスで締め!

美食の街バスク地方のスタイルのピンチョス
わぁ~、どれもおいしそう!
1つ1ユーロ、好きなものを取って、
あとで残った爪楊枝の数でお会計とな。
う~ん、本場っぽい。

いろんな素材を楽しく組み合わせてあってそれもおもしろいし、
パクッと一口で食べられるから色々試せて食いしん坊はウキウキ
なんて楽しいの!
そしてどれもおいしかった~。
おいしいおつまみにシードル(りんごの発泡酒)もすすみ、
気づけば6杯飲んでいた。
それでもお会計めっちゃ安かった!
いいね、ピンチョス、大好き!

楽しい時は過ぎ、今日の深夜便でフィレンツェに戻る。
たった1日、まさに弾丸バルセロナの旅。
チュロスとピンチョスとちょっぴりガウディを見ただけだけど
それでもバルセロナが大好きになった。
そして旅することの良さを十分に味わった一日。
今日この日、この旅に感謝。
今度また来よう。
それまで、元気にがんばろう。

弾丸バルセロナの旅~チュロスとピンチョスとちょっぴりガウディ(1)

2014-05-10 23:09:33 | └・海外旅行

朝ごはんでエネルギーをつけて意気揚々と歩き出す。


まるで空を全開にしたように明るい光に満たされた街は
こばむ風もなくあっけらかんと異国情緒の陰を映す。

道を進むにつれ現れる異国の陰にハッとしては
ドキドキワクワクが止まらない。


この街には絶え間なく海風が吹く
その風が運んで来きたものを鷹揚に受け入れる太陽の土地

その風は私の体を突き抜けて吹き
凝り固まっていた私の体に風穴があく。
なんだか体が軽い。

足取りも軽く次の旅の目的を目指す。
それは、チュロス。

チュロスを知ったのは東京ディズニーランド。
揚げ菓子が好きではなかった私にも衝撃のおいしさだった。
本場ならばどんなんなんだろー!!!
期待満々にあるチョコレート屋さん併設のカフェで食べてみた。
あれ??
これ?これなの?
作り置きのチュロを温めもせず出されたせいかな?
ついてきたほっとチョコレートもなんだかドロリ甘いだけであんまりおいしくない。。。

んーーー、いいや、次!
なったって、今回はたった1日の弾丸ツアー
歩みを止めている暇はないっ。

次なる目的はやっぱりガウディ建築

カサバトリョへ

それはそこだけ別世界のように美しい

その美しさに包まれた中の空間は
まさに別世界の空気をたたえている。

それはシンと静まる海の底のような、
遠くに仰ぎ見る光は幾重にも屈折してキラキラと注ぐ。

デザインの奇抜さや流麗さというより
この世の自然の美しさを建物にした、そんな印象を受けた。
写真でみるだけでは分からなかった、きっとそれがガウディ。

深く静かな感動を胸に立つカサバトリョの屋上は
熱をはらんだバルセロナの空。

ああ、胸がいっぱい。。
でもおなかはすいた。
次の旅の目的ピンチョスへGo!

ピンチョスを出すBARのシステムがいまいち分からないので
ドキドキしながらカウンターに座る。
まずはビールを頼んで、
そしてメニューとにらめっこ。
んーー、どれを頼めばいいんだ?
とりあえず、お店の名前がついていた写真左と、
近くの席の人が食べてておいしそうだった写真右を注文。

左はオリーブオイルたっぷりのトマトソース、パンにつけて食べる伝統料理らしい。
右はイカの子供のチピリーネスのフライ。
これが、もう!もう!もう!すっごくおいしかった!
イカのおいしさももちろんだが、
このカリッとサクッと揚がった香ばしさ!!!最高です!
もちろんビールだっておかわり!

いやー!楽しい、バルセロナ!
もしかして、私イタリアよりスペインの方が水がというか空気があってるかもっ。
楽しい一人旅は気分上々に後半戦に突入したのでした。

弾丸バルセロナの旅~ブリオッシュ倶楽部 in バルセロナ

2014-05-10 22:48:18 |  └・ブリオッシュ倶楽部
サグラダファミリアのとても感動し、
そしておなかがすきました。
というわけで、バルセロナからブリオッシュ倶楽部

サクサク:☆☆☆☆
しっとり:☆☆☆
ふんわり:☆☆☆☆☆
甘さ:☆☆
バター:☆☆☆
♡♡♡
さっくりふんわり軽い。スペイン、レベル高し!

弾丸バルセロナの旅~サグラダ・ファミリア

2014-05-10 22:41:38 | └・海外旅行
思いつきでフィレンツェを発ち、
降り立ったのは深夜のスペイン。
初めての国でそんな時間にひとりでウロウロするのは得策でないので、
空港近くのホテルに1泊。

翌朝、朝一のバスでバルセロナへ。

今回の旅の目的、ずっと憧れていて、絶対に見たかったここへ。
サグラダ・ファミリア聖堂
ふぁぁぁぁ、何これ、
本当に人が、人の頭で考えたものなの??
それはなんていうか、、
土からニョキニョキ生えてきたもののような
何千年も生きて宇宙のように美しくなった大木のような
人知がなせるものでは到底追いつけない圧巻の景色。

中に入っても感動はさらに大きく渦を巻き私を飲み込む。
そこはまるで地中深い秘密の鍾乳洞のような、
それとも誰も訪れることのない深い森のような


闇の深淵は人を誘う
ねっとりとした闇の中で人は安堵しながらも
絶えた呼吸を探すように光を探し求める


そこに見つけた光は慈愛に満ちている

おぞましく混沌とした世の闇の中で
私たちがみつけるべき光はきっと慈愛
希望や成功、正義といった切るように輝く光ではない
全てを照らし、全てを許し、全てを認め、愛する光

この教会はまだ完成していないけど
そんなことを私に切々と語りかけているように思う

偉大な意思の前で愚かな私はただひざまずくのみ。
愚かでも、せめて感じたことを心に刻んでいられる私でいよう。

少し離れてようやく見えた全貌
遠目で見てもすざまじい。
2026年、これが全て完成したらどうなるのだろう。
できればそれをこの目で見て、
そして語りかけるものを感じたい。

旅立ち

2014-05-09 23:22:31 | └・海外旅行
旅立つことにした。
どこへは重要ではない。
旅立つこと、今その行為を欲している。
現状に納得できない今の私の強い思いが出口を探して
旅へと突き動かす。

飛行機を待つ空港で私を見送るもの、
いつものプロセッコと切り売りピザ。
私はいつもでない、もっと先へ行きたいんだ。