カメラといっしょ★

地元福岡~イタリア留学からワーキングビザ取得しての海外生活を写真で綴るつれづれ日記

今日のワイン☆Les Cretes

2012-09-23 22:55:34 | └☆ワイン日記
先日、シエナの国立エノテカに行った時
スタッフのノブくんにお勧めしてもらった1本。
私の希望のワインのだらだらとした説明から、
みごと要望を捉えたおいしいワインでした。
さすが、プロ!

Les Cretes
2010年
アオスタ、イタリア北部のワイン
ベースのぶどう:Petit Rouge
(酔いどれ覚え書き)
甘いぶどうの果実の香り
みずみずしい酸味、フルーティーな余韻
すっきりライトで、透明感のある印象
時間が経つと、ふくよかでなめらかな口当たりに。

<今日のワイン>
http://www.lescretes.it/

BIOの日曜市場

2012-09-16 14:23:59 | ★イタリア留学日記

第3日曜日はワクワクの日。
それは、すぐ側のサントスピリット広場で
BIOのメルカート(市場)が立つから。
 
 
直売の野菜に果物、チーズにパン、
はちみつやハーブ、ポプリに石けん、
手作りの工芸品まで色々売ってて楽しい。

毎回色んなものを買うけど、
欠かさずといっていいほど買うのがはちみつ。
ここで買うはちみつはとってもおいしくって、しかも安い!
初めは香りの強いイタリアのはちみつになれなかったけど、
きっとこれが本当のはちみつのおいしさなんだね、
この香りや風味のおいしさにいつしか気付き、
もはやこれでないとー、という感じ。

今回も買いまして、はちみつクッキー焼いてみましたよ。
私のお気に入りの日曜日の過ごし方。

夏の余韻を長く残しながら、
季節は少しずつ次へと動いているのでした。

ワイン祭り☆Panzano in Chianti

2012-09-14 23:01:31 | └☆ワイン日記

この時期、ワイン祭りが目白押し。
今日はパンツァノのワイン祭りへ。
 
おっと、その前に、
パンツァノと言えば、食べずに帰れないこのハンバーグ。
お肉屋さんの二階のレストランで出される肉自慢のハンバーグ
みんなでワイワイといただいて、いざ出陣。

パンツァノは小さな町。
ワイン祭りの規模も小さめ。
でもグレーベでは見なかったワインもあって、
やっぱり、その土地に根ざしたこういうお祭りって楽しい。
 
前回グレーベで、メモはしたけど、
試飲しすぎていろいろごっちゃになってしまった反省を元に、
今度はラベルもきっちり写真押さえて資料保存。
 
 
キャンティ地方でも比較的丘の上に位置するパンツァノは
寒暖の差のある気候に育てられた力強いぶどうがベース、
どれもとってもおいしい。

ド素人な私がいろいろここで蘊蓄言うのもおこがましいので、
完全個人意見の今回のお気に入りを1本だけご紹介。
ほんのり甘い香りが心地よくって、酸味はほどよく、
渋みはまとわりつくことがなくまろやかなところが
飲み易くっておいしかった。
ラベルは地味だけど、真面目に作った品良いワインって感じ。
どこかで出会ったら、これを選ぼう。

知る度にいろんな発見があっておもしろいワイン。
しかし、キャンティ地方をみるだけもこんなにあるのに、
とてもワイン通なんてことは、程遠い道のりだと思うのでした。


<ランチしたハンバーグのお店>
■Macelleria Cecchini
Via XX Luglio, 11, Panzano in Chianti Firenze
tel: 055.852020

<今回のお気に入りのワイン>
■RENZO MARINAI
http://www.renzomarinai.it/

Trattoria Marioでランチ

2012-09-11 16:59:05 |  └・Ristorante/Trattoria
久々に気のおけない仲間とランチ
おいしいと有名でいつもいっぱいのTrattoria Marioへ。
もちろん、今日も満席。
でも一緒に行った友達が常連で、
こんな特別室に通された。

倉庫。。
いや、カンティーナとおしゃれに呼んであげましょう。
せっかく入れてくれたんだから。
常連客はこうやってカンティーナの席でよければ
優先して入れてくれるらしい。

こんな埃かぶった、、と日本なら非難囂々かもだけど、
ここはイタリア。
特別扱いされる事が大好きなイタリア人には、
優先されるだけで鼻高々。かわいい人達だ。
フィオレンティーナの選手もこちらに通されるとか。
ある意味VIP席。
あ、でも初めて行って、あの席にと言わないでね。
あくまでも、倉庫を見せても構わないくらいの仲の人だけなので、
そんな仲になってから言いましょう。

友達一押しのペポーゾ(牛肉の黒胡椒煮)
これがすっごくおいしかった!
 
左は豚肉の香草焼き、
右はデザートのカントゥチーニとビンサント
この素朴なデザート、大好きなのよねー!
ん、誰?そりゃ、酒が付いてるからでしょって言ったのはっ。
ご名答ですけど。

そんなこんなで、久々、ゆるりと過ごすランチタイム
夏の日はゆっくりゆっくり過ぎていくのでした。


<ランチしたお店>
■Trattoria Mario
Via Rosina, 2, Firenze
tel +39 055 218550
http://trattoria-mario.com/

旅は道ずれ、チンクエテッレ

2012-09-10 23:47:48 | └☆イタリアぶらり旅

ロンドンで知り合った世界一周中の美容師さん、
世界で100人切りの目標を達成すべく、
私のお友達にも、髪切りたい人!と声をかけて、紹介して
フィレンツェでも髪を切りまくっていた彼女。
昨日も、営業終わったレストランで友達のコックさんの髪を切っていた。
そこへバイト帰りの私も合流しまして、
ビールなんぞ飲みながら、楽しくヘアカット。
「明日どうするの?」
「チンクエテッレでも行こうかと」
「じゃあ、私も休みだから行くよ」
「あ、オレも休みだから行こうかな」
「あ、待って、友達も誘っていい?」
わーい、じゃあみんなで行こう!

とういうわけで、チンクエテッレ、快晴!

うわー、海、青!

どこまでもふんわりと広がる青の世界。
ね、もうさ、いいんだよ、
この空の下で生きてること、
君がいて私がいて、
それだけで、
きっとすばらしく、
しあわせなことなんだ。
 
 
リオマッジョーレからマナローラまでの
海辺の遊歩道「愛の小道」をワイワイと歩く。

イタリアの至る所で見られるかけられた鍵は、
永遠の愛を誓う恋人達がかけたもの。
 
 
海の道を30分程散歩して、次の村マナローラへ到着。
カラフルな町並みが夏の眩しい太陽に映えて、いっそう鮮やかに
まるでおとぎの国みたいにかわいい。
 
フィレンツェからはるばる電車に乗って、
さらに炎天下海辺を散歩した私たちは
もう暴動を起こさんばかりに腹ぺこ。
もーダメ、と入ったレストラン。
これがすっごくおいしかった!!
こんな観光地のレストランなんて正直期待してなかったけど、
なんでしょ、この海鮮の旨味!
うまい!
空腹も手伝って、モリモリ食べ、ゴクゴク白ワインを飲む。
心地よい疲れすら感じる位にがっつりお昼を食べて、
腹ごなしに海辺にお散歩。
 
と、連れの一人がソワソワと水着に着替え始める。
あれ?みんな持って来てないんですか、水着?
持ってくる分けない、水着になるのイヤだもん。
いいよ、せっかくだから泳いで来なよ、待ってるからと送り出す。
ザバーン!
真っ青な海に溶け込んでいく。
くぅぅ~、気持ち良さそう。。
他の若い女の子達も岩からダイブしては奇声をあげている。

くぅぅぅ~、こりゃたまらん。
私も、私もあれやりたい!!
ってかココで海に入らなきゃ女が廃る!
というわけで、飛び込みました、服のまま。
穏やかに見えた海は、岩場のせいか思ったよりも波の勢いが強く、
寄せては引く波にもまれて、ワーキャー言いながら岩にたどりつく。
そして、やってやりました!
ダーーーーイブ!!
バッシャーン!と強烈におしりと太ももを打ち付け、
でも、恐怖心に打ち勝ち、空に蹴り出したあの爽快!
ズブンと海深く青に飲み込まれるときのあの異空間。
たのしーー!!!

子どもみたいにはしゃいで白熱の夏の日は過ぎていく。

遊び騒ぐ子ども達を尻目にじわりと傾き始めた太陽、
チンクエ・テッレ(五つの村という意味)全てを廻る時間はなくなり、
私たちは電車で一気に最後の村モンテロッソ・アルマーレへ。
 
 
ここは村の中で一番大きく、
リゾート地として開けた所。
海辺のバーで冷えたプロセッコ(スパークリングワイン)を飲みながら、
日に焼けて疲れた体を休める。

ゆっくりと傾いていく太陽が
そっと染めていくオレンジ色。

こんなに、はしゃいで、笑ったのどのくらいぶりだろう。。
私は一生懸命な彼女の旅が、
少しでも楽しいものであって欲しくって、
友達も紹介して、ここまで一緒に来たけど、
結局、誰より楽しんだのは私かもしれない。
いつも明るくケタケタと笑う私を取り戻した今日、
それは彼女が私に分けてくれた元気だったのかも。
すてきな出会いに感謝。
楽しい時間をありがとう。
どうか、これからの旅が楽しく、無事でありますように。

<ランチしたお店>
■Trattoria la Scogliera
Via Renato Birolli, Manarola, La Spezia
tel +39 0187 920747
http://www.trattorialascogliera.com

始まりはロンドン

2012-09-08 23:16:42 | ★イタリア留学日記
今日も快晴のフィレンツェ。
友達を出迎えに駅へ急ぐ。

さて、この物語の始まりはロンドン。
今年の夏、オリンピック観戦のためロンドンへ旅行に行った時の事
泊まっていたドミトリーで相部屋になった日本人の女の子がいた。
あの、日本の方ですか?と話しかけられ、
はい、というと、すごくほっとした笑顔で色々と話してくれた。
世界一周中のバックパカーであること、
日本では美容師をしていて、
世界を回りながら、世界の人の髪を切りたいこと。
この旅で100人の髪を切る事が目標だそう。
そして、私にも髪を切らせて欲しいと言うので、
そういう事なら、もちろんと、
伸ばしっぱなしにしていた髪を切ってもらった。

この後、フランス、スペインを廻って、フィレンツェにも寄るというので、
じゃあ来たら連絡してねとアドレスを交換して別れた。
 
ロンドンは彼女の長い旅の初めの一国。
一人旅にも海外旅行にもバックパッカーにもまだ慣れず、
聞き慣れない外国語の中で不安そうにしていた彼女。
でも、フィレンツェの駅に現れた彼女は、
随分と日焼けして、たくましくなっていた。
無事で、元気であった事がなにより嬉しく、
そしてたくましく成長した姿も嬉しく、
なんだか母のような気分でジンときた。

ホテルのチェックインを手伝って、
その後フィレンツェを軽く観光。
ドゥオーモを見て、
イタリアに来たら絶対食べなきゃジェラート屋へ。

疲れてたらやめようかなと思っていたミケランジェロ広場も、
大丈夫です、行きますというので上った。
ちょうど夕暮れ、この景色。
千年を越えて夕映えに輝く美しい町。
これがフィレンツェ。

結婚式の撮影中のカップルに出会う。
花嫁さん超美人。
なんて絵になるの。
ロマンティックー。

日が暮れるのを見送って、お夕飯。

安く済ませられるピザにした。
そのおいしさに彼女は大感動。
そうだね、ピザ、ジェラート、コーヒーは
このイタリアの空気の中で食べるのが一番おいしい。

旅は道連れ、世は情け、袖触れ合うのも他生の縁か、
私たちの不思議な縁の物語は夏を越えて続いて行くのでした。

ワイン祭りの帰り道

2012-09-07 23:57:50 |  └・カフェ&BAR
グレーベインキャンティのワイン祭りから帰って、
赤ワインの飲み過ぎか、喉が渇いてジェラート。

私の行動範囲とはちょっと外れたところで、
誰かがおいしいと言っていたお店を通りかかって試食。
素朴で少し懐かしい感じの甘さのジェラート。
強くさす夕日に溶かされる前に急いで平らげる。
この至福のひととき。

なんだかまったりしつつ、
夕飯も作る気もないので、アペリティーボへ。
お友達の日本人のコックさんが働いているお店。
今日はたまたま寿司も出てて超ラッキー☆
夜になっていく今日をグラス片手にゆっくりと見送る、
ああ、これも至福のひととき。

暗くなって、気付けば満席。
テラス席ではライブも始まって、
イタリアの夏は暑く、長く、続いていくのでした。


<アペリティーボしたお店>
■Le Murate
Piazza delle Murate


ワイン祭り☆EXPO del Chianti Classico

2012-09-07 23:54:42 | └☆ワイン日記
キャンティワインの産地 Greve in Chanti のワイン祭り
「EXPO del Chianti Classico」にやって来た。

先日、シエナの国立エノテカへ行って
新たなワインの扉を開いちゃった私、
ただの飲み助から、ちょっとは味の分かる飲み助になろうと
興味津々でアンテナ全開中。

毎年、葡萄の収穫期の頃、各ワインの産地では、
その地方のワイナリーが集まって出店して試飲会を開く。
ここグレーベインキャンティはワイナリーが集まるワインの銘醸地。
出展数も多く、平日だというのにお客さんも結構多い。
 
 
グラス付き試飲チケットを購入しまして、
それを持って気になるブースをまわり試飲して行く。
たくさんあって、目移りしちゃう。
でもまずは、これ有名所だろうというのを基準にすべく、そこからスタート。
 
あ、ちょっと待って、お昼食べる前に飲むと酔っちゃう、というお友達の一言で、
お昼にパニーノを総菜屋さんで作ってもらっていただく。
具はドライトマトとナスのマリネにペコリーノチーズ。
ん~、赤ワインに合うね~。
 
 
会場にはワイナリーが出すブースの他に、
いろんなワインがまとめて試飲出来るコーナもあり、
私たちはあっちへウロウロ、こっちでゴクゴク。
 
 
もうどれがどうだったか分からないくらい色々試してみた。
たとえ試飲でちょっとずつでも、そうとうな量飲んでほろ酔い。
ふふー!楽しーー!とちょっとテンション上げめで、
みんなで今日のおさらい、どれが好きだったか!
私の今日の1本は「Le Regge」
ベリー系の爽やかな酸味、フルーティーさがありつつ、
ほどよい渋みとしっかりとした味わい、といった感じ、かな?
フルーティな飲み口と
軽すぎず重すぎず、酸味と渋みのバランスの良さでこれに決定、
お土産に買ってかえることに。

気に入ったワインを見つけるってすっごく楽しいね!

帰りのバスはワインの余韻に包まれて爆睡の心地よい昼下がりなのでした。

<お土産に買ったワイン>
http://www.leregge.it/

シエナ国立ワイン総合文化施設へ

2012-09-04 22:12:57 | ★編集後記
お友達に誘われてシエナへ。
ワインの勉強をしたいという彼女、
シエナにある国立ワイン総合文化施設、
通称「国立エノテカ」へ行ってみたいというので、
ちょうど私の知人も働いている事だし、一緒に行く事に。
と、その前に腹ごしらえ。
せっかく来たからおいしいもの食べたいよねーと、
以前から目を付けていたお店へ。
でもここ、何度通りかかってもいっぱいで入れなかった。
今日も、いっぱいだよ、と言われたけど、結局待つ事に。

ようやく空いて席につく。
狭い店内にぎゅうぎゅうに並べたテーブルに
ひしめきあうようにみな座ってる。
わいわいと活気があるいい感じ、
こんなところにはおいしいものがある!
と、頼んだ前菜、これがめっちゃおいしかった!!
えー、これでもペコリーノチーズをラルドで巻いて
オーブンで焼いただけだよねー、
でもすっごおくおいしいねー、
ウチで作れないかなと
私たちもいつの間にかわいわいとなっていた。

パスタもいいお味!
目的の国立エノテカに行くのを忘れそうなくらい食事を堪能。

いや、そろそろ行かなきゃー、とあわてて博物館に向かう。
以前もやっぱりお昼のんびりしすぎて、
博物館をしっかり見れなかった事があるから。

なぜって、こーんなにたくさんのワインが展示してあるから、
1,2時間じゃ見きれない。

ここで働く知人の案内、解説つきでじっくりと見て回る。
ワインの勉強中の友達は興味津々にメモを取りながら聞き入る。
なんだかつられて私もメモを取りながら、
時に質問しつつ真剣に話に聞き入る。
彼の知識は深いし、説明も分かり易い。
聞いてるうちに
なんだかワインの新しい扉が開いたみたい
どんどんおもしろくなって来た。
 
ああ、もうこれ以上頭に入んない、というくらい話を聞いて、
とりあえず1階のバールで試飲(有料)。

きりっと冷えたプロセッコ(イタリアのスパークリングワイン)を飲んで急にひらめいた!
そうだ、これ、記事にできるんじゃ。
とくれば、速攻直談判。
知人もいたことであっさり取材OK。
取材用の写真をパパッと押さえまして、
あとはさっき聞いたワインの興味深いお話をまとめて、、
ん!いける!
と、まあ、こんな感じで出来上がった記事(笑)
つづきはこちらです→CREA WEB「気になる世界の街角から」