カメラといっしょ★

地元福岡~イタリア留学からワーキングビザ取得しての海外生活を写真で綴るつれづれ日記

ピザ職人の技

2009-12-06 23:38:27 |  └・ピザ&パニーノ
アレッツォから帰って来た。
町をめぐって歩いた疲れよりも
その寒さに生気を奪われ
すっかりくたびれはててしまった。

友達と駅からとことこと歩いて帰りながら
お腹は空いたけど夕飯作る元気ないねと
ピザをテイクアウトして家で一緒に食べることに。
近所のピッツェリアに寄った。
こないだ同じようにテイクアウトで友達が買って来てくれたとき
とってもおいしかったからお店の場所を聞いたところだ。



店に入るとすぐに薪の炎をめらめらとさせたピザ釜があり
ピザ職人のおじさんが頑固な面持ちで仁王立ちしている。
ちょっと顔怖いけど、なんだか頼もしい。

テイクアウトなら具が何であろうと1枚一律5ユーロだから
ここは思い切って具の4種盛りにした。
貧乏根性丸出しだけどお得さには換えられない。

注文するとピザ釜がよく似合うピザ職人のおじさんが
流れるような手つきで焼いてくれる。
焼き加減とか色々あるようで
釜の中でもピザの位置を変えたり
時には炎に直接かざしたりしている。
職人さんの作業を見ているのは実に興味深い。

焼きたてあつあつのピザを家に持って帰って食べた。
うん、やっぱりおいしい。
この生地の絶妙な焼き具合がいい。
もっちり且つかりっと香ばしく
それに釜の炭のほろ苦さ、これが醍醐味なのだ。
このおいしさは、たかがピザ1枚と投げやりにならず
集中して気を配り焼いていたあのおじさんのおかげだな。



デザートは途中のBARで買って来たお菓子。
BARには必ずお菓子が売っているから
イタリアは甘いものには不自由しない国だ。

おいしいピザにデザートも食べて満腹。
ようやく体の冷えもほぐれ
ほっとする夕飯なのでした。

■Ristorante pizzeria Pinolo
Via ponte alle Mosse 24/26r Firenze
Tel 055.353673

Arezzo

2009-12-06 22:09:48 | └☆イタリアぶらり旅
クラスのみんなでArezzo(アレッツォ)のアンティーク市に行った。
アンティークにはそんなに興味はないけど
映画「ライフ イズ ビューティフル」の舞台となった町ということで
一度行ってみたかった。

 

さすがイタリア最大とも言われるアンティーク市
この賑わい。
家具に食器に絵画に本に服に
とにかく色んなものが売っている。
しまいには鍵だけ売っていたりするのだが
一体この鍵で何を開けようというのか。。

アンティークに興味はないと思いつつも
掘出し物なのか、ガラクタなのかさっぱりわからないから
それが何なのか気になってついつい見てしまう。

 

ぷらぷらと歩き、そろそろお腹も空いてきたので
お昼にしようとレストランに行ったらどこも満員。
どっと押し寄せた買い物客で小さな町のレストランはフル回転。
結局レストランに入るのをあきらめて
ちょうど売っていたパニーノを買って食べ歩きすることに。



このパニーノがとってもおいしかった。
ポルケッタという焼豚を挟んだもの。
香草を使って焼よくいてあるから臭みも脂も落ち、旨味だけが残って
お肉が苦手な私もおいしくいただけた。
同じポルケッタでも苦手なものはあるけど
このお店のはなかなか良かったかも。



食後にBARでコーヒーとドルチェをいただいて
ここで解散、みんな好きずきにアンティーク市を見てまわることに。
私はお買い物より写真を撮る事に専念。



あ、この広場なんか見覚えあると思ったら
映画「ライフ イズ ビューティフル」で
自転車で坂道を下る印象的なシーンの広場だ。

 
 
 

古き良き時代の面影を宿したままの町並みに
アンティーク市の賑わいをごっちゃまぜにして
なんだか時間軸がぐねぐねと前後しながら
タイムスリプしたみたいに面白く
芯まで凍えるような寒空の下
ぐるぐると町を撮り歩き、
でも寒さに耐えかねて夕暮れ前の電車に乗って帰った。



アンティーク市に行って唯一買った戦利品。
お菓子。。。
結局、いかに高価なアンティークより
甘いお菓子に目のない私なのでした。


(ランチのお店)
■vineria dell Agania
via mazzni 14

【フィレンツェからアレッツォへの行き方】
FirenzeSMN駅から電車で約1時間、Arezzo駅で下車
http://www.trenitalia.com/homepage.html