カメラといっしょ★

地元福岡~イタリア留学からワーキングビザ取得しての海外生活を写真で綴るつれづれ日記

真のナポリピッツァ協会のお店

2011-06-27 21:55:49 |  └・ピザ&パニーノ
友達と晩ご飯。
海辺の町に住む友達は8時過ぎの最終電車に乗って帰らなくては行けない。
食事を重んじるイタリアでは、
ぱっと入ってちゃっと食べてでてくるようなレストランはない、
イタリアの人はみんなたっぷりに時間をとって食事を楽しむから。
早く食べたい時の選択肢としてはピザ、という訳でピッツェリアへ。

安くておいしいピザ屋はたくさんあるけど、
町の中心で行くなら「Ciro&Sons」真のナポリピッツァ協会のお店。
もっちりとして滋味深いナポリピッツァが食べられる。

ルッコラが乗ってるピザがいい~と言ったら
これがおいしいよ、とお店の人にすすめられたのにした。
ルッコラと生ハムがとってもいい感じ。
あんまりこってりしたのより、私はこういうシンプルな方が好き。
日暮れ前の屋外の席でビールにピザ、コレ最高でしょ☆

あまりにいい心地なので、デザートも注文。
メニューはどれもおいしそうで、
ん~どうしようってお店のお兄さんに聞いたら、
ぼくらなチョコレートだな、一番だよというのでそれにした。
中はとろーりのチョコレートフォンデンテ、ん、おいしい☆

立ち食いで蕎麦かっこむ日本は日本のスタイルがあるけど、
やっぱり食事はちゃんと座って、誰かと共にした方が
おいしいし、健全だっておもうのでした。

■Ciro&Sons
via del Giglio 28r Firenze
tel 055.289.694

グラニータの季節

2011-06-27 21:26:41 |  └・ジェラート&ドルチェ
いよいよ暑くなってきたイタリアの夏
ジェラートよりももっと涼をとれるものがある。
それはこの季節にしかでないグラニータ。
フルーツなどを使ったシャーベット。
シチリア発祥のこの氷菓子だから、
シチリアスタイルのジェラート屋のがやっぱりおいしい気がする。

友達が暑い~、のど乾いた~、グラニータ食べた~いというので
私のおすすめ、シチリアスタイルのジェラート屋「il Re」へ。
フィレンツェでグラニータを食べるなら、私はここが一番好き。

1カップに2種類入れてくれる。
写真手前は私が食べたグラニータ、レモン味とピスタッキオ味。
甘すぎず、さっぱりとした後味がおいしい。
食べた後には清爽な風に吹かれたみたいになる。

いや~、さっぱりしたね~と
二人さわやかな顔をして、元気チャージして
また暑い夏の日を歩いているのでした。


■ Gelateria il Re
Viale F. Strozzi 8R Firnze
Tel 055.495939

天才の生まれたヴィンチ村

2011-06-25 23:41:40 | └☆イタリアぶらり旅
トスカーナの丘陵地のフォトツアーの後、
レオナルド・ダ・ヴィンチが生まれたヴィンチ村にも寄った。

それは丘の上の小さな村。
 
 
今はダヴィンチの博物館と教会があるだけの村。
 
 
観光用に古い村はきれいに整備されている。
  
ダヴィンチの生まれた頃の陰影をたどる事はできないけど
たぶんここから見たトスカーナの大地はそんなに変わってないだろう。

この何もない空と大地に子供の彼は何を思っていたのだろう。
  
青よりも青い青空をキャンバスに描く夢は
きっと濃くはっきりとした輪郭で描かれていったことだろうと思うのでした。

ザ☆トスカーナ

2011-06-25 23:06:11 | └☆イタリアぶらり旅
私がなぜ写真を撮る為だけに
わざわざイタリアに住んでいるのか。
それは私が撮りたい被写体が”トスカーナの自然”だから。
人間が計り知れないくらい雄大な自然とは
肝を据えて、それこそ3年くらい座り込むくらいの気持ちでいなければ
それは開かれない。と、思っている。
 
写真を撮るため「Castelfiorentino」という駅に降り立った。
トスカーナの郊外にある小さな町。
ここに住むお友達がフォトツアーの案内をかってでてくれた。
本当にありがたい!!
だって、イタリアは車なしにはどこにも自由に行けない。

広大なトスカーナの丘陵地を波縫うように車で走る。
 
 
途中、いくつかの小さな町を抜け、
 
  
たくさんの畑を抜け
 
 
風のように走る。



私の描きたい風景


太陽を燦々と浴び、伸びやかに手を広げている

伸びやかな風景


その下では、誰も許されている
悲しみも、苦しみも遠ざけて
深く愛されている


でもそれを表現するには
私という人間はまだ小さすぎる気がする。

弱すぎる気がする。

あとどれだけ旅を続けたら

あとどれだシャッターを切ったら

あとどれだけの悲しみを乗り越えたら

私はわたしの風景を描く事ができるんだろう


何もわからないけど
今はただ無心にシャッターを切る


次々に開ける景色

私を乗せて車は走る


あ!ひまわり畑!
 
まだ咲き始めだけど、太陽にきりりと顔を上げる潔い様子
透くような青空にくっきりと映える黄色の花びらに
はっと心まで照らされたように明るくなる。
ああ、これ、これが見たかったんだ。
ザ☆トスカーナ
見上げれば丘一面のひまわり畑だ。
ここが満開になった時、また来たいな~

  
 
お友達は普段この辺りに暮らしていて
目に留まったかわいい風景のところへどんどんと案内してくれる。

私一人ではここまで来れなかった。
私はいつも友達に助けられている。
本当に、ほんとうにありがとう。

 
フォトツアーの閉めは昼食で。
丘の上にある眺めのいいBARでのんびりご飯。
お友達と一緒に過ごすこういうくつろいだ時間が一番好き。

この美しい景色がこの世にある事
その目の前に今居れる事
力になってくれる友がいる事
私はたくさんに恵まれている。
悲しくて辛い事ばかりだと思ってい人生も
本当はこんなに幸せなんだ思い知る。

迷ったりせずに、
あのひまわりのように顔を上げて生きていきたいと思うのでした。

ジェラート天国での過ごし方

2011-06-23 21:20:55 |  └・ジェラート&ドルチェ
フィレンツェはジェラート天国だ。
おいしい手作りのジェラート屋がたくさんある。
そんな中で暮らすには、自制心と節度が大切。
やみくもに食べるのではなく、
例えば、今日はがんばって働いたから食べる、とか
たくさん歩いたから食べる、とか
友達と一緒だから食べる、とか
元気出したいから食べる、とか
喉が渇いたから食べる、とか
青空がすごくきれいだから食べる、とか。。。って
全然、全く節制されてないしっ。
節制など、たぶん無理だな、私には。。

なのでひとつ決めている事がある、
それはジェラートをすっごくおいしいと思って食べる事。
必然、おいしくないジェラートは食べなくなるし、
おいしいと思える余裕がある時にしか食べなくなる。

じゃーん、コレ、今一番私がすっごくおいしいと思っているチョコレートジェラート。
ここのはとにかくなめらか。
チョコレートのコクはありつつのでも強すぎず、
どこまでもなめらかな感じがすっごく好き、
すっごくおいしい☆

お店の前のアルノ川越しにウフィツィ美術館を眺めながら食べるジェラートは
さらにおいしく感じ、
ああ、こんなにおいしくってなんて幸せ~と思いつつ
今日も一日平凡で平穏に過ぎてゆくのでした。


<ジェラート屋さん>
■cantina del gelato
via de bardi 31, 50125 Firenze
tel 055.0501617
http://www.cantinadelgelato.com

鯉の写真と豪華海鮮ランチフルコース☆

2011-06-23 17:27:08 |  └・Ristorante/Trattoria
友達とランチ。ドゥオーモ前で待ち合わせ。

観光シーズンまっただ中ですっごい人。
すぐに見つかるようにドゥオーモの階段を上り、大きな扉の前に立つ。
それにしても暑いな~。
 
ふぅ~と見上げる空にドゥオーモはそびえる。

今日行くお店は、
こないだのチャリティーバザーで私の写真を買ってくれた人が働いているお店。
そこは偶然にも私の友達のお友達が働いているお店でもあり、
友達がたまたま行った時に、お店に飾られている私の写真を見つけて
私に知らせてくれ、今日一緒に行こうとなった。
写真を飾ってくれてるなんて、すっごく嬉しい☆

写真を買ってくれた人はお店でウエイターをやっていて、店先で出迎えてくれた。
ほら、君の作品だよと壁にかけた写真を指差した。
 (飾ってくれていた写真たち)
写真をマットしただけのものだったのをきれいに装丁して壁にかけてくれている。
ありがとうございます!!!
本当にうれしい。。。
お知らせしてくれたお友達にもありがとう。
しかしイタリアンレストランに日本の鯉の写真って、、
ま、いっか、だってここ海鮮のお店みたいだし。
(注:鯉は食べません)

私のお友達はもうすぐ日本に帰国する事もあって
今日のランチはおまかせの特性フルコース!!

前菜4種盛り
 
プリモはあさりとからすみのパスタ、
セコンドはなんと3種盛り。
どれも海鮮の旨味としっかりと安定した味付けでおいしい!
 
もうすっごく満腹満足だけど、どうしても食べたいデザートは貪欲に2品盛り。
だってチョコレートは大好きだし、チーズケーキはすっごくおいしいっていうし
どちらもはずせないじゃないっ。
しめに、写真を買ってくれたおじちゃんの入れてくれたおいしいカプチーノをいただいて
おいしくっておなかいっぱいで友達もいっぱいで
写真も飾ってもらって嬉しさいっぱいで
幸せなしあわせな午後はなかなか沈まない夏の太陽のようにゆっくりと過ぎてゆくのでした。

■sampei
Via del pratellino, 44/r firenze
tel: 055.582926

びっくり2ユーロランチ!

2011-06-20 16:44:10 |  └・Ristorante/Trattoria
今夜はお友達の誕生日パーティ。
その前に、準備をするのに集まった友達でランチ。
ぴっくり2ユーロランチの「I'Raddi」へ。

じゃーん、ローストビーフ!
これで2ユーロ!
でも味も量もしっかり。
ここまでくればパラダイスだね。

しっかり腹ごしらえして
よっしっとパーティの買い出しにでかけたのでした。

■Trarroria I'Raddi
via dell'ardiglione 47r
tel 055.211072

Pitti Uomo 2012 SS

2011-06-17 15:49:28 | ★イタリア留学日記
古都フィレンツェが年に2回華やぐファッションウィーク
プレタポルテの見本市「Piitti Immagini」が開催された。
いつもはスニーカーに鞄を斜めがけした観光客ばかりのこの町も
おしゃれピープルが集まって華やいだ雰囲気になる。

今回は日本のバイヤーさんを案内するアテンドとして参加させてもらいました。
今までは写真を撮ったりだけだったものが、
たっぷりと会場を歩き、素材や値段、買い付けの話をして、
本当の意味でのピッティを体験出来ました。
いやぁ~、それにしてもバイヤーさんのお仕事って大変。
宝物を探して、とにかくとにかく歩く!
しかも夏のピッティは炎天下。
私は慣れてるけど、日本から移動してきて時差ボケの中のこれはきついだろ。
こんなに大変な思いをしてするこの仕事の魅力は何かと聞いてみたら、
自分がいいと思った物が人に認められて売れて行くときが快感なんだそう。
私には分からないけど、きっとこの人には今もその場面がはっきりと見えてるに違いない。
疲れていそうなのに、休憩もそこそこで、歩きつづける。
そうやって付いてまわる事、丸3日。
少しずつ品を定めて、買い付けをして行く時には
私までなんだか楽しくなってきた。

楽しかったピッティだけど、
大変だったのはたくさん歩いた事よりも、写真を撮れなかった事。
だって、かわいくってパワフルなものがたくさんあってつい写真を撮りたくなるのだけど、
今回はアテンダーで雇われている以上、その時間内は私事は禁物。
社会人としてそのくらいの常識はある。
でも、大好きな写真を撮るのをぐっとこらえているのが何より辛かった。。
上の写真はお手洗いに行ってる隙に撮った会場風景。
たくさんの人。みんな華やかで、パワフル。

これはプチご褒美。
ブースで配られていたお菓子。

買い付けは初めてだった私が楽しくお仕事できたのも、
クライアントのバイヤーさんのおかげ。
人の上に立つ優れた人は鷹揚にして、人の動かし方を心得ている。
本当に良い出会いに感謝。
私はいつも人の縁に恵まれている。本当にありがたい。

良い出会いと、良い経験に恵まれて
夏の空はいっそう青く高く輝いて見えるのでした。