カメラといっしょ★

地元福岡~イタリア留学からワーキングビザ取得しての海外生活を写真で綴るつれづれ日記

「Artigianato」国際伝統工芸見本市

2011-04-30 18:16:23 | ★イタリア留学日記
イタリアでは色んな町で色んな市やお祭りをやる。
例えば私が大好きなチョコレート祭り、
ポルチーニ祭りにビステッカ(ステーキ)祭りなどなど。
町にゴミみたいに無秩序にぺたぺたと張られるポスターは
注意してみると実はそういった案内だったりする。

さて、今回で75回を数える伝統ある(?)見本市
Mostra internazionale dell'Artigianato
(国際伝統工芸見本市)が今週開かれた。

靴にカバンに洋服、石けん、食器、絵画に造花、
パンにオリーブ、チーズにビスコッティ
ありとあらゆるイタリアの手作りのものたちが集まる市。
そしてイタリアだけでなく、世界各国の工芸品まで集まって
なんだかもうカオス状態で実に楽しい見本市なのだ。

私も縁あって、日本のブースに
少しだけ日本の写真を置かせてもらった。
私は仕事では、取材の写真を撮っているので
受注をうけてからその写真を撮るスタイル。
こんな風に自分の写真を直接誰かに売った事はない。
初体験にドキドキしながらも、
見て気に入って買って下さる方がいて本当に嬉しかった。
もちろん見るだけだって楽しいけれど、
こんな形で参加出来て、さらに楽しいイベントなのでした。

■Mostra internazionale dell'Artigianato
http://www.mostraartigianato.it/

ミケランジェロ広場下のかわいいお店でランチ

2011-04-28 18:03:52 |  └・Ristorante/Trattoria
新しく知り合ったお友達とランチ。
仲良しのお友達と行くランチも好きだけど、
新しい出会いはそれはまた楽しい。
どんなお話をきけるかなっ。

よく行くお店に連れて行ってもらった。
と、そこはミケランジェロ広場のふもとにある
前から気になっていたお店だった。
カウンターだけの小さなお店だけど、
大きな窓ガラスと白い内装が作る明るい雰囲気、
棚いっぱいのワインにカウンター内にならぶおいしそうなお惣菜が、
おいでよって誘ってるようなかわいいお店。
 
写真左はカジキマグロのサルサ・ベルデ添え
この緑のソースがなんとも爽やかでおいしい!

右は欲張って2品も頼んでしまった「なすのパルミジャーノ」
ラザニアのパスタのかわりにナスを挟んだみたいな料理、
このメニュー大好きなんだ。

ワインもおいしくてお手頃な気が利いたセレクトで
おいしい料理とワインを肴におしゃべりもはずむ。

さらに欲張って食べたデザート「りんごのタルト」
これがまた甘すぎず、りんごたっぷりでとてもおいしい☆

お店の人も笑顔がやさしくてとっても親切で
すっごく居心地いい。
いいお店教えてもらっちゃった☆ありがとう!
家からはちょっと遠いけど、また来たいな。

さて、ぷらぷらと行く帰り道、
このところ町に出没して気になるゲリラアートのアトリエを発見。

どういうアートかっていうと
道路標識なんかにちょっと絵を足して
かわいくしちゃうアート。
 
本当は落書きなんかしちゃいけないと思うけど、
なんかかわいすぎてプッとなっちゃう、
ユーモアのセンスという点ではアリだよね。

楽しいお昼と散歩の絞めはやっぱりジェラート。
お気に入りのジェラート屋へ。
今日は「絶対黒」の名を持つチョコレート100%のジェラートと
ミックスベリーを使ったジェラート。
このミルクも混ぜずチョコレートだけで作ったジェラートは
チョコでありながらさっぱりと、チョコの香ばしさが味わえる
チョコ好きにはたまらないジェラート!

新しい出会いのワクワクも
見えない未来の不安も全部、
ジェラートとともにゆっくりと溶けて
今日ものんびりと過ぎるフィレンツェなのでした。

トスカーナののんびりランチ

2011-04-27 17:49:28 |  └・Ristorante/Trattoria
お友達とランチ。
友達の友達が働いているトラットリアへ連れて行ってもらった。
着いてみたら、随分前に来た事のあるお店だった。

煉瓦の壁のカンティーナ(倉庫)をリノベーションした
トスカーナっぽいお店。
 
写真左はトマトクリームのタリアテッレ。
お友達のコックさんが作ってくれた。
うん、おいしい!

右は仔羊の煮込み。
しっかり煮込まれて柔らかく、いい仕上がり。
でもお肉嫌い克服中の私には少しハードルが高かったかも。。

メニューもお店の雰囲気も気取らず気さくでラフで
そのままトスカーナって感じ。
おかげですっかりくつろいじゃって
随分長いお昼休みをここで過ごしたのでした。


■ il Cantinone
via Santo Spirito 6r
tel 055.218898
http://www.ilcantinonedifirenze.it/

世界中でみんなあなたをおもってる

2011-04-20 20:25:22 | ★イタリア留学日記
2011年4月20日、東日本大震災復興支援として、
フィレンツェ美術学校の有志が主催する
美術品のチャリティーオークションが
フィレンツェのパラッツォ ストロツィーで開催されました。

フィレンツェで美術の勉強する学生や
制作活動をしているアーティストが
作品をオークションに出品して、
売り上げを日本赤十字を通して
震災の復興支援として寄付するためのイベント。
微力ながら私も出品させていただきました。
それからオークション当日の記録撮影も担当しました。
それが今、私にできること。
 
会場の設置作業をするスタップも
もちろんみんなボランティア

来場してくれたお客様
 
オークションの様子

イタリアから日本、こんなに遠く離れていても、
地震の恐怖、
たいせつなものをなくした悲しみ
生活もままならない苦しみを思って
なんとか助けになりたいと
みんな、震災に苦しんでいるあなたのことを思っています。
遠く離れすぎてて、差し伸べた手はとても届かなくて
すごくもどかしい思いをしながらも、
でもなんとか手を携えたいと必死で手を伸ばしています。

不安に包まれる夜があるなら
どうか私たちの手を取って欲しい。
世界中でみんなあなたのことを思ってる。
ひとりじゃない。
みんなあなたの幸せを願っているから。

被災されたみなさまには心からお見舞いを、
そして一日も早い復興をお祈り申し上げます。

■チャリティオークション公式HP
http://www.solidarietagiappone.org/

おたすけ貧乏学生

2011-04-14 16:22:58 |  └・Ristorante/Trattoria
お友達とランチ
安くてまあまあイケてて、超おなかいっぱいになる
貧乏学生おたすけのレストラン「cenripoveri」へ。

ここは、プリモピアット(パスタ、リゾットなど)と
セコンドピアット(メインディッシュ)とお水がついて10ユーロ。
量もしっかりあるので、日本人なら2食分はまかなえるという
ありがたーいお店。
 
写真左はプリモの「リボリータ(野菜のパン粥)」
トスカーナの定番メニューの一皿。
ここのは味付け、野菜のたっぷり感がよい感じ。

右はセコンドの「鶏肉のパプリカ炒め」
パプリカの旨味がしっかり出たおいしい一品。

お友達とこれからのことなど話しつつ、
お腹いっぱいになるまで安いご飯をがっつく
こんな時間を積み重ねて、人は大きくなっていくんだね。
満たされたお腹を抱えつつふと思う午後なのでした。

■CENTOPOVERI
via Palazzuolo 31r
tel 055.218846

イタリア文化週間 第二弾

2011-04-12 15:47:05 | └☆イタリアぶらり旅
今週は国立の美術館等の施設が無料解放される
「la Settimana della Cultura (文化週間)」
今日はどこに行こうかな~って考えるのも楽しいこのイベント
日本にもあったらいいのになぁ~。

フィレンツェ歴の長いお友達と行くべき場所を検討して、
バルディニ庭園にみんなでやってきた。

骨董商で資産家だったバルディニさんの館のお庭。
ガイドブックでの取り扱いは少ないけど、
斜面に階段状につくられた庭は緑に溢れ、
アルノ川の対岸からドゥオーモも望める素敵な庭園だ。
 
 
 
春も盛り、小さな草花が目に鮮やかに咲く。

わぁきれい、藤の花のトンネルだぁ。
 
気高くかおる藤の花の香りに軽い目眩と遠い日のデジャブーを覚える。
子どもの頃よく遊んだ公園の藤棚、天拝山武蔵寺の藤まつり
舞妓さんの髪飾りみたいに可愛らしくゆれる花房は
はっとするように鮮やかな紫色と強い香り、
天を求めてく這い上がる強くてしなやかな幹は
足がかりもよく、よく登って遊んだっけ。
誰よりも高く登れた私はついに藤棚の上に立って
そこから見た遠く向こうの山のさらに向こうの景色が今でも目に浮かぶ。
それを幸せと呼ぶ事すら知らなかった頃の幸せな思い出。

花に包まれた庭園をのぼるとかわいいカフェがある。

ほら、見て

花の都フィレンツェ

アルノ川がゆったり流れる悠久の街
 
 
 
花と緑にあふれる静かな公園をお友達とゆっくり歩く。
あれから幸せと言う呼び名を知って
逆にその意味が分からなくなってしまったように感じてたけど、
こうやって今いる私はあの頃の私と少しもかわらない。
いつもお友達と一緒で活発で元気いっぱいで眺めのいい所が好き。
だったらあの頃からずっと私はすっごく幸せだ。
 
のんびりながめのお散歩を楽しんだなら締めはジェラート
これフィレンツェ流(私が勝手に決めただけだけど)
新しく見つけてずっと気になっていたお店に行ってみた。
まずはイタリアンジェラート定番の味ピスタキオと
私の基本の味チョコレートを頼む。
ピスタキオはシチリア産のものを使っていて、
チョコレートはカカオ80%のビターで、今作り立てだよ説明してくれた。
そして、このチョコレートがとにかくおいしかった!!!
何がおいしって、そのなめらかさ!!!
チョコレートの香りは高く、でもどこまでもなめらか~~
ふああ、おいしいぃぃぃぃ
どうして?作りたてだから?
チョコはもともと強い食材だから、なめらかにするというのには大変な努力が必要なはず。
すごぉい、おいしいぃ
この味は超やばい!!何がヤバいってね、止まらなくなるからヤバイ。
もちろん止められず、結局おかわり。
そんな私の奇行を友達はニヤニヤしながら見守り、
お店のお兄さんもニヤニヤしながら山盛りに
もうこぼれるくらい山盛りにお代わりをもってくれた。
ふわぁ、しあわせ

おいしいジェラートお代わりまでしちゃって
贅沢でおいしくって幸せでなんでもない一日が今日も過ぎてゆくのでした。


<バルディーニ庭園>
■Giardino Bardini
Via dei Bardi 1 rosso e Costa San Giorgio 2, 50125 Firenze
http://www.bardinipeyron.it/bardini/

<ジェラートを食べたお店>
■cantina del gelato
via de bardi 31, 50125 Firenze
tel 055.0501617
http://www.cantinadelgelato.com

イタリア文化週間

2011-04-10 14:09:00 | └☆イタリアぶらり旅
イタリアでは毎年「la Settimana della Cultura (文化週間)」として
国立の美術館等の施設が無料解放される。
当然人気の美術館は長蛇の列となるのだが
その辺りを避けて、
普段ではわざわざ行かない美術館へ行ってみるのも
このありがたい期間の楽しみ方のひとつだね。
 
お友達たちと連れ立ってサンマルコ教会付属美術館へ。
美術館と思うとその所蔵品は少なく思ってなかなか行かないが、
実はベアトアンジェリコなどのフレスコ画も残っているし、
教会の修道施設をそのまま使ったなかなか面白い美術館なのだ。
  
歴史深い美術を堪能したらそのまま青空の下をお散歩
  
お腹が空いたらパニーノを買って広場で休憩し、
 
喉が渇いたらジェラートを食べて涼をとる。
(今日はチョコレートといちごのジェラート)
まさにイタリア文化を満喫している春の日の今日なのでした。

<イタリア文化週間>
la Settimana della Cultura

<ジェラートを食べたお店>
■carapina
via lambertesca 18r,Firenze
tel 055.291128
http://www.gelateriacarapina.it

春を探しCasine公園

2011-04-07 10:23:20 | └☆イタリアぶらり旅
すっかり春が来た。
毎日ギョギングに行くカッシーネ公園も
日に日に緑濃く、花開いて行く。
みるみると春色に塗られて行く様はとても美しく
どうしても写真に撮りたくなった。

早朝にジョギングを済ませて急いでカメラをもって公園に戻る。

まだ冷たい朝の空気を勢いよく温める朝日
春、ああ、春だね。
 
 
心地良さそうに春の陽を浴びる草花。
とても素直に春の喜びを映すその姿に
あ、そっか、こんな風にしてればいいんだって、
ともすれば複雑になりがちな人の心を思い直す。
 
 
 
公園脇に設置された小さな遊具が
子どもたちが遊びにくるのを待っている。
 
何でもない今日

美しい春の日
 
 
ただそれだけで幸せな私でいよう
そう思う春の散歩道なのでした。