クリスマスの楽しみといえば
ゴージャスなクリスマスケーキを食べる事。
でもイタリアにはクリスマスケーキがない。
その代わり「パネットーネ」というどでかい菓子パンを食べながら
クリスマス、新年を過ごす。
クリスマスが近づくとスーパー、パン屋、お菓子屋
いろんなところでパネットーネが山積みされて売られている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/0a/68b1893642c9ad9065accbc0b7b1641b.jpg)
近所の小さいお店で売られていたパネットーネ。
このお店、一体何屋だかわからないくらい色んな物があるのだけど
おじいちゃんがせっせと作ったパンも地味に売られていて
これがほんとに素朴な味わいでなかなかおいしいのだ。
パネットーネにしてはちょっと小振り。
チョコチップが入っているだけのシンプルな菓子パン。
でも、ほんのりとオレンジの香りのする生地は思いの他柔らかく
少しビターなチョコレートと合ってとってもおいしい。
食べてたら、なんだかほんのり幸せな気分になってきた。
きっとこの国ではずっと昔から
こうやって大きなパネットーネを皆で切り分けて
幸せなクリスマスを過ごしたんだろうな~。
1台数千円もする豪華なクリスマスケーキなんか
いらない気がしてきた。
ひとりでは食べきれないドでかいパネットーネが
あんなに山積みで売られている理由分かった気がしたのでした。