誕生日ありがとう

今日は私の誕生日。もう何回目かは数えてない。
数えてないせいかもしれないが、あんまり年取った気もしない。
みんな私の実年齢をきいて驚くが
そう言う私も驚いている。

相変わらず、たぶん未来永劫相変わらずな私だけど
でもこの年になってようやく思えるようになった事がある。
それは今ある事への感謝。
言葉にするとすごく当たり前に響いてしまうのが口惜しいが
でもその思いはとても重みのある物として今胸を占めている。

今の私を作っているもの、
毎朝のジョギング
カメラを持って出会う美しい風景、ときめき
イタリアのジェラートと安くておいしい食材
私を知っていてくれるたくさんの友達と
ちょっと近しい距離感でそばにいれる連れ
あくなき好奇心と出会ったものを素直に喜べる心をくれた父と
私を生んでくれた母に
こころから、心の底から感謝を。

今私があるのはみんなのおかげ
本当に、ほんとうにありがとう！！

お誕生日、ありがとう！！
誕生日のお願いごとをするなら、どうか神様
私を支えてくれるみんなにたくさんの幸せがありますように☆


さて、私には誕生日の恒例行事がある。
それは朝食に誕生ケーキを１ホール独り占めすること。
日本ほどに素敵なケーキのないイタリアなので
大好きなこれを独り占めしておいた。
ジェラート♡
え？もう見飽きた？？呆れた？
いつも買うから、お店のおじちゃんに、そんなに好きかい？と言われ、
うん！フィレンツェで一番おいしいと思うって言ったら
いつもより多めに盛ってくれた♪

金銭的な困窮にくじけそうになるこの頃だけど
この青空の先もきっと青空だと信じよう
夏の太陽に向かって顔を上げているのでした。


（注；せっかくのお誕生日なので当日更新しましたが
この前の記事でアップ出来てないものがあります。
この下に更新しますのでお気を付けくださいませ↓）

そっと寄り添う夜ならば

ありがとうサプライズお誕生会

今月末は私の誕生日。何回目かは今やあまり重要ではない。
プチバイト先の日本食レストランで一足先にお誕生会をしてくれた。
しかも私に分からないように、周到に会話なども気を付けて、
今日は勤務でない仲間まで通りかかりを装って集まり、
バイトが終おわってのんびり休憩してたところに運ばれてきたケーキ。

私の大っ好きなチョコレートケーキ！！しかも手作り！！！！
うれしい～～～☆☆☆そして最高においしい～～～！
みんな本当にありがとう！！

できればもう年はとりたくないお年頃だけど
でもこうやってみんなにお祝いしてもらえると
年をとることがすごく幸せな事のように思える。
みんなのあたたかい気持ちがとてもうれしい夜なのでした。

夕日に胸を張れ

それは輝く明日の光

また来てフィレンツェ

日本から来ていた友達も明日帰国。
こちらから送る荷物の手配などを手伝い、無事任務完了。
さて、これからどうするとなって
ジェラート食べたいっということになった。
だよね～、イタリアと言えばジェラートだよね。

でやってきたサンタトリニタ橋のジェラート屋さん。
ここのカカオ感たっぷりのチョコレートフォンデンテがお気に入り。
もうー味は今日はpassito（レーズン）があったのでそれにした。
レーズン大好き。さっぱりめのミルクジェラートに合わせてあって
これまたいい感じ。
やっぱりおいしいね、ジェラート☆

じゃあ、改めて夕飯に行こうとなり、
何が食べたい？と言ったらコッツェ（ムール貝）だと。。
フィレンツェで海鮮を食べたいというのはあまり賢くない。
だって海から離れてるから、新鮮じゃないし、やたら高い。
それで普段、手を出さないから
どこでおいしい海鮮を手頃に食べられるかよく知らない。
それでも要望に応えたくって必死に考えた結果「Borgo」になった。
こないだランチに一緒に行ったお店だけどいいというのでそこにした。
　
海鮮と言って「Borgo」を思いついて理由はコレ

じゃーん、「male cardo」（海鮮のワイン蒸し）
お皿の登場に歓声をあげるほどの大盛りっぷり、
コッツェにいたっては２キロは使ってるんじゃないかと思う。
そしてこれが味もよいのだ。
ずっとコッツェを食べたいと言っていた友達は嬉々として食べている。
日本に戻って胃もすっかり日本人サイズに戻っていた友達は
パスタ一皿（イタリアサイズ）も苦しみながら食べていたのに、
うめ～～！と、もの凄い勢いでコッツェを食べ進めている。
よかった、喜んでくれてるみたいで。
　
他にもロブスターのパスタもいただいて大満足の海鮮ディナーに。

友達がこちらでがんばっていたのを見て知っているから
新しくオープンさせるお店はきっと上手くいくって私は信じられる。
大変な事もたくさんあると思うけど、がんばってね。
たくさんの素敵なお客さんが集う素敵なお店になりますように☆

■Ristorante Borgo Antico
Piazza di Santo Spirito, 6-red, Firenze
tel 055 210437
http://www.borgoanticofirenze.com/

マカロン念仏１００回

仕事でパリへ行っていた連れが帰ってきた。
パリ！憧れのパリ！私の大好きなパリ！
いいな、いいな、私も行きたい～～と何度も訴えたが
何を言っても分からぬ馬のように涼しい顔をしている。
じゃあせめて、マカロン！と言い続けた。
そりゃもう馬の耳に念仏のように唱えてた。
そしたらお土産っと、ぽいっと出てきたマカロン！

やったーーーー！！マカロン♥
馬の耳にも念仏を１００回も唱えれば通じるのか。
むしろ軽い催眠術にかかったのかも。
仕事でいったのだからお土産なんてないと思ってたから
（うちの家ではそうだった）
余計にうれしいよ。

色とりどりのかわいいマカロンをちょっとずつかじっては
パリに行った気分に浸っているのでした。

すべてはトワイライトに染まっていく

日本からの風

日本から友達がやってきた。
去年通っていた学校のお友達で、
イタリア料理修行に来ていたコックさん。
彼らは１年前に帰国し、この秋にお店を開くため
買い付け兼お世話になったお店にご挨拶に戻ってきた。
１年！
私はあいかわらずここにいるが
日本に帰った彼らはもう自分のお店を開くという。
日本社会の時間の流れの早さを感じずにはいられない。

とりあえず集合してお昼ご飯。
軽くパニーノでもと言ってたのに
やっぱり座りたいと隣にあったレストランに入った。
友達はパスタをたのみ、
私はアンチョビとドライトマトがのった自家製サラダ。
こっちはサラダがやたら山盛りで
お昼くらいならそれで十分なのが野菜ファンとしてはありがたい。

昼間っからハウスワインを１リットル
友達と過ごすランチは楽しいね。

ひととおり用事を済ませて、さてどうする？
ジェラートが食べたいというのでよっしゃと出かけた。
そうでしょ、そうでしょ。
日本ではいかに何でも手に入ったって
このジェラートのおいしさだけは持って帰れない。
だってそれは味はさることながら、
この空気、この青空の下で食べるからおいしいのだ。
有名店「ペルケ・ノ」で
定番のチョコ＆ピスタッキオ
う～ん、やっぱりおいしい☆

彼らがこちらにいた頃はさんざん一緒に飲んで食べた。
今こうやって並んでいてもまるで昨日の続きのように違和感ないが
もう１年もたって、方やレストランのオーナーだ。
時間は誰にも平等に過ぎるのではないのかもしれないとふと思うのでした。


＜ランチをしたお店＞
■Ristorante Borgo Antico
Piazza di Santo Spirito, 6-red, Firenze
tel 055 210437
http://www.borgoanticofirenze.com/

＜ジェラート屋さん＞
■Perche No!
Via dei Tavolini 19r
Tel 055.2398969

ものおもうまど

夏の散歩道

空の青さに誘われてカメラを持ってお散歩。
　　
アルノ川の川面を走る風が心地いいので川沿いを歩く。
青い空、遠くに見える積乱雲
川辺の草は青く茂り、川はゆるゆると流れる。

なんでもないまっすぐな散歩道を煩悶とともに歩いている。
未来を思えば不安や焦燥はあの遠くの雲みたいにもくもくと立ち上がる。
ただ青空が目の前に広がっている事だけがいま救いのように思えるのでした。