カメラといっしょ★

地元福岡~イタリア留学からワーキングビザ取得しての海外生活を写真で綴るつれづれ日記

イタリア家庭料理

2010-04-30 20:01:18 | └☆イタリア家庭料理
さんざんイタリアにいながら今更なんだが
実はスパゲッティがそんなに好きではない。
でも、ピザは大好き。
だからピザの作り方を知りたくって
家庭料理の先生にお願いして
ピザの特別授業をやってもらった。
 
出来上がったのはトスカーナ風の
生地が厚く、かりっと焼き上げたピザ。
具は定番のナポリターナと
間もなくイタリアを離れてしまう私の為に
先生が選んでくれたイタリアの食材カルチョーフィ。
やっぱり手作りはおいしいね。

粉とオイルと塩、作り方はとってもシンプル
でも、いや、だからピザはとっても奥が深い。
家で上手に焼けたら楽しいだろうな。
また色々作ってみたいと思うのでした。

廃屋のサンガルガーノ

2010-04-29 20:22:02 | └☆イタリアぶらり旅
授業のない今日、晴天、絶好の写真日和。
私がいろんな風景写真を撮りためていると知って
フィレンツェ在住の方が教えてくれた撮影スポット
廃墟となって屋根の落ちた教会San Galgano(サンガルガーノ)へ行くことに。

サンガルガーノへはフィレンツェからシエナまで行き
そこから1日に2本しかないバスをつかまえて行く。
同じトスカーナ、車があれば1時間程度でつくところを
約3時間をかけて、のどかなトスカーナの風景を眺めながらのんびりいく。

バスの運転手さんに行き先を告げ、着いたら教えてと頼んでおいた。
一体どこまでいくんだろうと不安になった頃
畑の真ん中で下ろされた。
 
ほら、あそこだよ、と指差した先になにやら建物の影。
それ以外何もないから迷子になりようもない。
その建物を目指して行く。
  
 
教会の手前にぽつりと1軒BARがあったので寄ってひとやすみ。
じりじりとトスカーナの焼けるような太陽が照らす今日
木陰のベンチに座って飲むビールのうまいこと!
小鳥の声、吹き抜ける風の音、揺れる草花。
なんて美しい今日。

一息ついて、目指すサンガルガーノへ。
すっかり屋根は朽ち落ちてしまってないけど
れんが造りの随分と立派な教会だ。
中へ入ってみる。
 
 
 
風の音も小鳥の声も今は聞こえない
とても静かな空気に包まれている。
 
  
  
  
  
孤高のフォルムを描く被写体に夢中でシャッターを切ったけど
撮れば撮るほど不思議と静かな気持ちになった。
 
  
  
時は去り、そしてもう誰もいなくなったけど
もしかしたらまだここに精霊は住んでいるのかもしれない。
 
静かで美しいこの世界。
 
自分にまとわりつくものなど一切忘れて
ただただこの世界を眺めているのでした。


<サンガルガーノへの行き方>
国鉄シエナ駅前からRama社「Massa Mrissa」行きのバスで約1時間
バスは平日のみの運行。本数が非常に少ないので
下記のサイトで確認してから行く事をお勧めします。
チケットはシエナ駅構内のバスチケット売り場で購入出来ます。
帰りのチケットはバスでも買えますが、往復分先に買う方が便利です。
Rama社のサイト http://www.ramamobilita.it/

行け、ジェラート探検隊!

2010-04-28 17:01:44 |  └・ジェラート&ドルチェ
とってもおいしいジェラート屋さんがあると
連れて行って頂いた。
ちょうどフィオレンティーナの本拠地、サッカースタジアムの前。
ガラス張りの広くてきれいなそのお店。
おおきなジェラートケースの前には
たくさんの人がジェラートを買いに来ている。

大好きなチョコレートフォンダンテと
このお店の名物ボンタレンティにした。

ボンタレンティはミルクのジェラート
今やフィレンツェの他のジェラート屋でも見かけるメニューだけど
このお店が発祥だそう。
その味わいは深く、とっても濃厚かつなめらかでミルキー。
わかりやすく例えるならキャンディのミルキーみたいなコクと味わい。
おお~、これはおいしいとおすすめされるだけある!
チョコレートもなめらかミルキーでおいしい。
しかもジェラートのコーンは密かに
日本でも有名なウエハース「BABI」のもの。
さすがのおいしさ。

町の中心から少し遠いけど
バスに乗ってでもまた食べたいおいしさなのでした。

■gelateria Badiani
viale dei Mille 20r
tel 055.578.682
http://www.buontalenti.it

刺激を求めて

2010-04-27 14:22:19 |  └・ピザ&パニーノ
何を隠そう、私は刺激物が大好きだ。
韓国コチュジャンにタイ唐辛子
メキシコハラペーニョにインドガラムマサル
九州柚子胡椒に博多辛明太子。
刺激がなければもはやもの足りない。

そこへきてイタリア料理は
唐辛子も使うけど、あくまで風味付け
刺激とはほど遠く、なんだかもの足りないこの頃。
でもイタリアにもそんな私を満たしてくれる食べ物があった。
それはカラブリア(南イタリアにある町)のウンドゥイアというソーセージ。
これが唐辛子たっぷり、とにかく辛くて刺激的。

基本、その土地で採れた物をその土地で食べるイタリア
地産地消なんて大名目はなくったってそれが当たり前のイタリアライフ。
トスカーナにいるのでこの南イタリアのソーセージは
それを扱っている所を見つけなければ食べられない。
それがあるのがサンスピリット教会前のグストパニーノ
辛い物が食べたくなってはよく通っている。

ピアディーネ(平たい生地でくるっと巻いたもの)の中に
ちらっと赤くみえているのがそのソーセージ。
柔らかいのでパテのように生地に塗ってある。
この鮮明な赤色をみてもらったらその辛さが想像つくだろう。

なんだか色々思う所あってスカッとしない頭の中を
この刺激的な食べ物で
スパッと断ち切ってみる午後なのでした。

■GUSTAPANINO
piazza s.spirito 2r
cell 333.9202673

イタリア家庭料理

2010-04-26 17:00:18 | └☆イタリア家庭料理
楽しい家庭料理の授業
今日のメニュー

・Antipasto

Torta Salata(野菜のタルト)
前回はポロネギで作ったので
今回はズッキーニで作りました。
野菜たっぷり、チーズの風味がとってもおいしい
私の大好きな前菜。

・Primo Piatto

Pasta con Zucchini e Ricotta(ズッキーニとリコッタチーズのパスタ)
パスタを茹でる時一緒にズッキーニも茹で
あとはチーズとあえるだけ
マンマのスペシャル簡単レシピ♪

・Secondo Piatto

Cotolette di Agnello Fritte con Patate(仔羊の煮込み、ポテト添え)

・Dolce

Tortini di Cioccolata(チョコレートケーキ)
先生、私が無類のチョコレート好きだと知って
チョコレートケーキのレシピをいくつも教えてくれた♪
どれもおいしくて大好きだけど、なかでもこれは特別。
だってこれ実は中がとろ~りフォンダンテになっている。
チョコレートフォンダンテ!私の大好物。
いつか作ってみたいと思っていた。
先生、本当にありがとう!教えてくれてっ。
作れるようになってうれしいよ~。
このおいしい幸せをみんなに作って分けてあげる事を誓います☆

世界遺産「チンクエテッレ」へ

2010-04-25 22:30:16 | └☆イタリアぶらり旅
いつか晴れた日に写真を撮りに行こうと決めていたチンクエテッレ。
チンクエテッレは5つの土地という意味。
海辺にある5つの小さな村の総称で
5つ合わせて世界遺産に登録されている風光明媚な所。
今日ようやくその機会がやってきた。
そして、抜けるような快晴!!

海も空も青!!! 
神様、こんな美しい今日をありがとう!

・Riomaggiore(リオマッジョーレ)
 
フィレンツェから電車で向かってチンクエテッレ最初の町で降りた。
潮風とともにのほほんとした雰囲気が流れる。
町には降りずに、ここから隣町のまで続く遊歩道へ向かった。
 
「愛の小道」と言う名前が付けられたその遊歩道。
そこを、残念ながら恋人同士とはいかなかったけど
でも気の置けない友達とのんびりプラプラと歩いて行く。
やたら写真を撮りまくる私を
気長に待ちつつ進んでくれるいい仲間。
折しも春。愛の小道は野の草花に彩られている。
 
  
そして、見て!なんて海きれいっ。
海の中の小石を数えられるくらい澄んでいる。
 
  
愛の小道にはここを通ったたくさんの恋人たちの軌跡がある。
あちこちにかけられた鍵は二人の愛を誓うもの。
「Ti amo(あなたを愛してる)」の落書きも
ほんとはしちゃいけないけど、でもかわいく思える。
 
青く澄んだ海、穏やかに寄せる波の音。
暑い太陽に照らされた肌を潮風が心地よく冷やしてくれる。
 
あ、次の町が見えた。

・Manarola(マナローラ)
  
 
入り江の岩場に張り付いた小さな町。
カラフルな町並が青い海と空に映えてとってもかわいい。
ちょうど出ていた屋台のレモネードで喉を潤し次の町へと向かう。
  
  
どこまでも青い海。
 
 
愛の小道と同じように次の町まで遊歩道はあるけど
さっきよりはちょっと長く、舗装もされてないから
山道をハイキングするみたいに進んで行く。

遠くに次の町が見えた。

・Corniglia(コルニリア)
  
コルニリアは丘の上の町。
階段を上って町まで上がる。
  
  
ここでお昼休憩。
チンクエテッレのあるリグーリア地方名産の白ワインとともに
魚介のフライやジェノベーゼパスタなどを食べる。
デザートはレストランの裏にあったソフトクリーム屋さんで
ヨーグルトソフトを食べた。
さっぱりとして冷たくってとってもおいしい。
 
お腹も満たされて、さ、元気を出して次に進もう。
  
きっとあの丘の上に見えるのが次の町だねと目指して歩き出す。
 
真上に昇った太陽にじりじりと照らされながら
どこまでも坂道を上って、
さっきの町があんなに小さく下に見えた時
私たちはようやく気付いた。
道を間違っていた事に。。。
おい!
自分たちで自分たちの事をつっこだ。何やってんだ!?
景色のきれいさについ気を取られ
のんきにこんなところまで上ってきてしまった。
バカだなぁ
さすがに疲れて座り込む。
 
目の前にはどこまでも、どこまでも青く輝く景色
空の端まで続く海、海の際まで広がる空。
そのふたつはまるでひとつみたいに青く輝いている。
 
ああ、もういいや。。。
この景色を前にしたら
道を間違えた事すら間違えでなかったように思えてきた。
輝く景色を眺めながら、しばらくぼんやりと3人で座り込む。

あまりにも眺めがいいので夕焼けまでここで見て行こうかと言ってから
それがあまりにも無謀なことだと気がついて山を下りた。
だってこんな街灯もない山奥で日が暮れたら帰れなくなっちゃう。
道を間違えてタイムロスをしたので次の町へは電車で向かった。

・Vernazza(ヴェルナッツァ)
  
  
入り江の小さな港町。
港へ真っ直ぐ降りる道にはお土産屋やレストランが並び
活気があり、カラフルな町並みがかわいらしい雰囲気。
  
冷たく甘いジェラートでひとやすみ。
この「ジェラート 私の恋人」っていう看板、かわいい。
うちの表札にしたいな。
 
だんだん日も傾いてきたので次の町まで急ぐ。

・Monterosso al mare(モンテロッソ・アル・マーレ)
  
今までの「イタリアの小さな村」的な感じではなく
整備された海岸線の遊歩道とビーチがあって
ちょっとリゾート地っぽい雰囲気。
  
真っ青だった空と海は今ぼんやりと茜色に染まりはじめている。
 
ビーチにまた3人並んで座り込みぼんやりと
楽しかった一日、過ぎて行く今日を見送ったのでした。


超おすすめトラットリア「Pandemonio」へ行く

2010-04-23 22:06:41 |  └・Ristorante/Trattoria
収入もなく援助もない苦しい学生生活
贅沢は大敵、レストランなんかに行ってる余裕はない。
でも、せっかくイタリアに来てるのだから
おいしいイタリアンを食べるのも勉強?!
がんばって、久々、夜の外食。

行ったのは、フィレンツェに詳しい元バイト先のオーナーからきいた
超おすすめのおいしいトラットリア「パンデモニオ」。
アルノ川向こうの裏路地にあるお店
庶民的な雰囲気の狭い入り口から入ると
奥は以外に広く、緑茂るテラスがあっていい雰囲気。
明るい黄色いテーブルクロスがきちんと設えてある
トラットリアというより小さなレストランという感じ。
でも家族経営のお店なので接客はアットホーム。

お店の人おすすめの前菜の盛り合せ。
なんと5品も出て来た。
 
「クスクス」と「フリッタータ(オムレツ)」
  
「ファッロのローズマリー炒め」「玉ねぎの甘酢炒め」
 
「パプリカのマリネ」以上5品が前菜盛り合せ
それともう1品頼んだ季節の野菜「ズッキーニのフライ」

前菜の盛り合せは本当に色々食べれて楽しい。
これにワインがあればもう十分満足のおいしさ。
でも、せっかくなのでプリモも頼んだ。

これも丁度季節の野菜「アスパラガスのトルテリーニ」

「手長エビのリゾット」
これがすっごくおいしかった!
エビなんて乗ってないリゾットだけ。
でもエビの旨味が濃縮して米一粒一粒にしっかりしみ込んでいる。
この旨味の出し方、素晴らしい!
エビをそのまま食べるよりこっちの方がおいしい。
うわ~~、これほんとおいしい!!
フィレンツェで外食した食事の中で一番おいしいかもっ。
うーん、おすすめされただけある!

もう本当に満腹。。。
でもこれは外せないデザート「チョコレートムース」

これがまた!ふわとろなめらかで濃厚!!
おいしい!今まで食べたチョコレートムースの中で断トツ好きだ。
大体世のチョコレートムースはふわふわ軽すぎるのだ。
このくらい濃厚でなければチョコレートの醍醐味が味わえないというもの。

おいしいワインと食事で満腹、満足、チャージ完了
今ならなんでも頑張れそうなそんな気がする夜なのでした。

■Trattoria Pandemonio
via del Leone 50/r 50124 Firenze
tel 055.224002
http://www.trattoriapandemonio.it/

お茶の時間ですよ

2010-04-22 18:23:15 |  └・カフェ&BAR
ランチに出かけた。
BARだけど、テーブル席もあるし
パスタやセコンドなどもあって食事も充実している。

ズッキーニのタリアテッレにした。
バールだからもちろん作り置きだけど
お野菜たっぷりでなかなかおいしい。
これで6ユーロ。お手頃だね。
中心街からも近いし、入りやすいし
ここは使えるかも。

食事の後、プラプラ散歩して
午後のティータイムに紅茶屋さんへ連れてっていただいた。
イタリアといえばコーヒーで
紅茶を頼めばお湯とティーパックが出てくる程度だけど
紅茶専門店が密かにあったらしい。
オリジナルブレンドもあるこだわりのお店だそうだ。
 
お茶のいい香りに包まれた落ち着いた店内。
いつもBARでコーヒーを立ち飲みしてるから
こんな雰囲気は久々。んん~、落ち着くね。
やっぱり午後のティタイムはこうでなくっちゃ。

紅茶だけでなく緑茶や中国茶もあるらしい。
種類が色々あって良くわからないからお店の人にお勧めをきいた。
オレンジの花のフレーバーティ。
さわやかな良い香りがほのかに立っていい感じ。
アフタヌーンティを彩るお茶菓子もある。
はぁ~、のんびり、のんびり、落ち着くね。

隣の席の西洋人のご夫人が抹茶を頼んでいた。
店員さんが席でちゃんと立ててくれていた。
おお、なつかしい、茶筅の音。
以前、お茶を習っていたからとても懐かしく、
茶室のあの空間がすごく恋しくなった。

お茶とともにのんびりゆっくり過ごす午後。
英国ほどではないけど、日本にもお茶する文化があるから
やっぱりこんな時間が私たちには必要だと思うのでした。


(ランチをしたお店)
■Chiar Scuro
via del Corso 36r Firenze
tel 055.214.247

イタリア家庭料理

2010-04-19 18:02:41 | └☆イタリア家庭料理
今日も楽しいイタリア家庭料理の授業。
メニューはこちら

・Antipasto

Insalata al Pompelmo(ブレープフルーツのサラダ)
サラダの具にはもちろん
ドレッシングもグレープフルーツの果汁を使った
とってもさっぱりおいしいサラダ。
これ、大好き!

・Primo&Secondo Piato

Ragu del Sud con Rigatoni&Rosticciana
(ミートソースのパスタ&リブロースの煮込み)
パスタのミートソースとリブロースの煮込みを一緒に作っちゃう
離れ業の一品。
みんな大好きミートソースパスタが豪華な夕食に大変身。
これ、誰か来た時に作って出すのにいいかも。

・Dolce

Ricciarelli(リッチャレッリ)
トスカーナはシエナの郷土菓子。
アーモンド粉を使ったしっとり甘いこのお菓子が私は大好きで
リクエストして今回教えてもらいました。
先生は、なんでこんな甘ったるいだけの
ダサイお菓子が好きなのと首かしげてたけど。
でも私が思うに、とにかくしっとりした食感がいいから
砂糖の量を調整して甘さを整え
抹茶とか入れてアレンジすれば
すっごくいいお菓子になると思うんだけどな。
ま、いつかやってみよ。

ヒマな日曜日の過ごし方

2010-04-18 12:45:50 | └☆イタリアぶらり旅
日曜日、友達にi-phoneの使い方を教えてと頼まれてでかけた。
町のベンチに座り、一通り説明を終え、用事も済み
さて、天気のいい日曜日、残りの時間をどう過ごそう?

とりあえずメシでも食うかとなったけど
今日は日曜日、はたしてランチをやっているお店があるかな?と思案してたら
ちょうど学校の通訳さんが通りがかった。
近くで今からランチのできるお店はある?ときいたら
この先のロスティッチェリア(惣菜屋さん)は
まあまあおいしくて、中に席もあるから食べられるよと教えてもらった。

店内はお惣菜を買う人や、席を待つ人でいっぱい。
でも運良くすぐに席に案内された。
 
ピザとカンネローニ
カンネローニの中はほうれん草とリコッタチーズ。
お惣菜売り場から運ばれてくるから
温かくはなかったけど、味はまあまあ。
ピザは焼きたてを持って来てくれる。

食後にコーヒを注文して
とりとめもないおしゃべりをしながら
テラス席でヒマな日曜日をだらだら楽しむ。

ずっとここにいるのも飽きてきたので移動。
さて、どこいこう?
そうだ、今、美術館無料週間だった。
近くにあったピッティ宮へ行ってみたけど、長蛇の列。
並ぶの面倒だね~、と踵を返し
さっき通りがかった博物館ならすぐ入れそうだったからそちらへ行く事に。
でも、博物館だというのはわかるけど、名前に分からない単語があって
一体何の博物館なのかが分からない。
ま、いっか。

これが入ってみてびっくり!
なんと剥製博物館だった。
犬、鳥、ねずみ、ライオン、カピパラ、サメに亀にヒトデ、ありんこまで
ありとあらゆる剥製がガラスケースにびっしりと、ほんとびっしりと並んでいる。
しかも、なぜか人体解剖の模型までたくさん。。
そのリアリティったらなくて、さすがに
ううっっっ、きもちわるい。。て言ってたら
横で友達が若干テンション上がってるじゃないか。
どうやらグロイものが好きらしい。。

ま、お金を払ってまで見たいかは分からないけど、今日は無料だしね
たまにはこういうのも小学校の時の校外学習みたいで楽しい。
やたら展示量が多いのでたっぷり遊んで博物館をでる。

さてさて、まだまだ序盤の日曜日。
何する?とりあえずジェラートでも食べる?といつも行くジェラート屋さんへ。

春になってそろそろ果物系のジェラートも増えてきた。
いつもの大好きチョコレートフォンダンテと
今日は梨のジェラートにしてみた。
甘くてとってもフルーティーな梨のジェラート、
チョコレート系もすきだけど、
この季節の果物のジェラートもほんとおいしいんだよね~♪

さて、おいしいジェラート食べて落ち着いて
でもでもまだまだ日は高い。
どっか行きたい所ないの?と聞かれた。
そうだ!アルノ川に降りてみたい。

アルノ川は護岸工事されていて、町より低い位置を流れている。
夏になるとよくみんな川縁まで降りて日光浴なんかしてるけど
高い壁に囲まれている川にみんなどうやっておりてるのかな。
探してみたら、向こうに降り口があった。
初めてアルノ川に降りてみた。
 
低い位置から見上げる町も新鮮。
あんまりきれいな川じゃないけど
今日はきれいな空を映して、とてもきれい。
日差しの暑い今日だけど、川辺はひんやりと涼しい。
みんながなんでここに降りるかが分かった。
日陰のコンクリートに腰掛けて
またとりとめもないおしゃべりをしつつ
ぼんやりとヒマな日曜日を楽しむ。

ぼんやりとしてたら、みるみる内に川が増水しはじめた。
おいおい、上流で誰かが水門でも明けたの?
止めてあった誰かの自転車もあっという間にに水にのまれた。
身の危険を感じて退散。

町に上がって、またぷらぷら。
そろそろ日も傾き始めて、お腹も空いてきたけど
所持金、それぞれ5ユーロという貧乏ぶり。
じゃあ、家で何か作るよと友達。
さっき色々話してて話題になったレモンパスタを作ってくれるという。
わーい!
コックさんはこうやってパッとおいしいものを作ってくれるからうれしいね。
ポケットの小銭でレモンを一つ買って
ぼちぼちと家路についた、のんびり晴れの日曜日なのでした。