カメラといっしょ★

地元福岡~イタリア留学からワーキングビザ取得しての海外生活を写真で綴るつれづれ日記

よい湯、よいとこ、嬉野温泉(2)

2013-01-30 23:04:30 |  └・九州ぶらり旅
嬉野の朝、
キリリと締まった透明な空気と青空。

贅沢に朝温泉もいただきまして、
楽しみの旅館の和朝食♪

はぁぁ~、これこれ、この眺め!
普段からこんなに朝食を食べるかと言われたら食べないけど、
だからこそこんな贅沢。

なにー!このお魚超おいしい!!
無心で食らいつく私。
 
そして嬉野名物、温泉豆腐。
温泉水で湯豆腐すると、
豆腐がとろりととろけてえも言われぬおいしさなの。
これが大好きで、家でもよくやったっけ。
お腹いっぱいだけど、でも食べたい!

はぁぁ、イタリアで何度も夢に見た和朝食。
朝食はエスプレッソに甘いパンだけのイタリアでは、
朝からこんなに食べるのは気持ち悪いと言われるんだけど、
どうして、こうして、おいしいよー!
ふふん、私日本人だもんね。
やっぱりなんだかんだ言ったって、
和食最高ー!温泉万歳!
はぁ、癒された。

小さなちいさな母娘温泉旅行、
ちいさな寂しさといっぱいのお腹かかえて帰りのバスに乗ったのでした。

よい湯、よいとこ、嬉野温泉(1)

2013-01-29 23:15:36 |  └・九州ぶらり旅
釜山から早朝戻った私は、
旅行鞄を置かずにそのまま高速バスに乗った。
母と佐賀、嬉野へ温泉旅行。
せっかくイタリアから帰ったのに、
まぁ、よくも毎晩飲んだくれて、遊び歩いて
ちっとも家にいないはみだし娘も、
母孝行したいものである。
 
憧れの和風温泉宿、
ああ~~、いいねぇ、この設え。
やさしい甘さがおいしい豆腐プリンとお抹茶で出迎えいただき、
ほっと一息。。
 
一息ついて、町を散策。
嬉野は小川の流れる、静かで小さな温泉街。

町の中心にある玉姫神社のなまずさまに来訪のご挨拶。
ここの温泉水は美肌湯と知られ、
このなまずさまは美肌の神様。
もともとたいした美肌でもない私、
イタリアの乾燥にさらされカッサカサ、、
こんなふうにつるっつるになりたーいと一生懸命お願い。
 
 
静かな町をぽつぽつと短い会話をしつつ歩く母娘。
町の小川の思いのほか早い流れを見ながら、
すでに流れてしまった時間を途方もなく思う。
埋め合わせるにはあまりにも時間が流れすぎてしまった。

温泉旅行いこうよ、楽しみのつもりで誘ったけど、
しんみりと過ぎる夕暮れに、
私は間違っていたのかもしれないと思う。
彼女の寂しさをきっと私は何も理解出来てはいない。

それでもだ、今日、母をここに誘った理由、
それは今日が母の誕生日だから。
ゆっくりやわらかな温泉の湯につかり、
おいしい贅沢なお食事!
元気でいてくれることを祝いましょう☆
 
 
 
見目鮮やかな料理に舌鼓を打ち、お酒を飲む。
そんな時間が大好きな母である。
来れてよかったとしきりに言う。
私はあなたが元気でいてくれることが何よりもよかったよ。
おかあさん、本当にありがとう。

ふる里 太宰府

2013-01-25 23:44:06 |  └・九州ぶらり旅
帰国してから、怒濤の庶務をこなす
日本にいるうちにやっておかなきゃいけないことはたくさんある。
そして、会いたい人もたくさんいる。
昼は庶務ででかけ、夜は飲みにでかける毎日、
せっかく帰ってきたのにほとんど家にいない私を
ようやくこの子はこんな子だと分かり始めたような母。

どうにか時間を作って母とおでかけ、
お昼を天満宮の近くのお寿司屋でいただく。
ああ、この銀シャリの上品さ。
これこそ握りだー!
フィレンツェにもお寿司屋さんはあるけど、
その大体が中国の人が経営するお店、
もちろんちゃんとお寿司の形をして出てくるのだけど、
ちがう、ちがうんだよ、
わかるかなー、この握り加減、
握りつぶさず、でも崩れることもなく、
ネタとのバランスもよい塩梅でね、
これなのよ。
ちゃんと修行した職人さんしか握れないこの感じ。
海外でお寿司を食べるたび、ちがう!と叫びたくなるけど、
でもそれはそこでがんばって作ってる人に失礼なので言えないけど、
うー、やっぱり日本のお寿司の方がおいしいもん!
とまあ、そんなことを思いつつ、しみじみお寿司を頬張る。

お寿司をしっかりいただいたあとは、
太宰府の主にもちゃんとご挨拶。
ここに来ないとなんだか帰った気がしない太宰府天満宮。
私が育った町の神様。
私が大きくなっても、町が変わっても、ここは変わらない。
変わらない景色に、小さな頃の私の影が映る。
どんぐりを拾った境内、友達と渡った太鼓橋、
よく覗きにいった神社の馬小屋の白い馬の黒い瞳、、
 
 
今年は飛び梅が咲くの遅いな、
いつも一番に咲いて楽しませてくれるのに。

そして、ここに来たら食べずに帰ることはできない梅が枝餅。
なんと今日はよもぎの日だった。
毎月25日は梅が枝餅のよもぎバージョンが売ってるらしい。
へー、知らなかったぁ。昔はそんなのなかったけど、
がんばってるんだねー、商店街のみなさん。
大好きな梅が枝餅をいただいて至福の時。。
 
そのあと、国立博物館にボストン美術館展を見に。
迫力の日本画を見て、心にドラを大きく打ち込まれたような衝撃。
ああ、この100分の1でも私に力があったら、、
何百年たっても消えないパワーにリンクすべく、
目を皿のようにして絵を見つめる。
私も強くなりたい。

私の世界がこの町の中だけだったとき、
私はとてもとても幸せだった。
毎日が輝いて、日々暮れる夕焼けに毎日胸をときめかせていた。
神様、私は強くなりたい、
幸せに守られていた町を出て、辛い広い世界で流されずに生きていく強さを、
夕焼けの美しさに毎日気付ける心を守れる強さを。

ただいま、ふる里太宰府

2012-02-23 22:22:49 |  └・九州ぶらり旅

私のふる里、太宰府。
怒濤のショート帰国中にやらなくていけないことは山盛り。
まずは市役所に行って諸々の手続き。
留学中に入れ違いで届いてしまった様々な書類をに、
こういうわけでして、と申し立てをしておかなくてはいけない。
日本にいたころはめんどくさーーーーい!と憤慨していたところを、
そんな全ての手続きが整然とされず、なんともかんとも歯がゆいイタリアを知ってからは、
日本の構築化された社会がとてもありがたく感じるこの頃。
接客マナーを持って接してくれる職員さんに、
ああ、もうほんとお世話になってありがとうございます、という気分になった。
 

市役所に来たからには、すぐ側のこちらにも寄らねば、
天満宮さんにただいま帰りましたとご挨拶。
なぜか実家に帰るよりも、太宰府天満宮に来る方が”ただいま”という気分になる。
1300年を越える古の都の景色が
幼い私の記憶に色濃く刻まれたせいかもしれない。
時を越えたものだけが持つ深い情趣は
無垢な子どもの心に強いシンパシーを与えたに違いない。

例年ならちょうど梅の頃。
期待して行ったけど、今年はまだ少ししか咲いてない。
日本、寒かったのかな。。
この庭に咲く梅の花を愛で、ただよう淡く気高い香りに包まれるのが大好きだ。
見たかったな。。
 
 
でも、大好きな梅が枝餅はいつでもある!
花より団子といつもの松屋さんへ。
美しい日本庭園をながめながらのお茶。
さいこーだねっ。
うん、もう最高さっ。
苔の織りなす穏やかな緑、しっとりとした空気、
寒空にうつむき加減にぽつりと咲く可憐な白梅、
小さく鳴く鳥、遠くに森の鳴る音。
皮はぱりっと香ばしく、中もっちり餅に甘くてふくよかな餡、梅が枝餅。
ただいま、ふる里。
ちょっぴり泣けてきちゃう程に、あたたかく、
あたたかく郷里は私を包んでくれるのでした。

<梅が枝餅を食べたお店>
■「松屋」
太宰府市宰府2-6-12
9時~18時 定休日/不定

山笠があるけん博多たい

2010-07-16 08:43:41 |  └・九州ぶらり旅
10ヶ月の留学を終え、福岡空港に着いた時
山笠の法被を着た人を空港で見かけた。
それを見た瞬間、ああ、故郷に戻ったって思った。

博多祇園山笠は山笠をかいて(担いで)
博多の町を疾走する勇壮なお祭り。
博多の風物詩。
やっぱ山笠があるけん博多たい!

山笠見に行こう、と友達の誘いででかけた。
見に行こうたって、山笠は早朝4時から行われる
見るにはそれなりの覚悟と気合いが必要だ。
降りしきる雨の中、私は長靴で
友達は浴衣姿で気合いを入れて真夜中に集合。
祭りの無事を祈って
まずはお櫛田さんにお参り。

山をかく男衆も次々に参拝に来る。
みなボルテージも上がり、気合いみなぎる形相。
なんかワクワクしてきた!

といってもスタートまでにはまだ間がある。
雨もひどくなってきたので、とりあえず居酒屋へ非難。
 
イタリア帰りの私には嬉しな懐かし居酒屋メニュー。
冷や奴に枝豆にビール!ああ、至福!
写真右はお店のオリジナル、古式うどんキーマカレー。
これ、なかなかいけてます。

ちょうどお店の濡れ縁からスタート地点に向かう山が見えたので
上がらせてもらって、ここから見物することに。

山を待ちわびる友達の後ろ姿。
美しすぎます。
 
通りには今か今かとスタートを待ちわびる男衆。
一層激しく降る雨も、じゅわっと煙立ちそうな気合い。


いよいよスタート!

オイサー!!!!
轟く怒声とともに何トンもある山がぐらりと持ち上がり一気に駆け出す。

その迫力、すごい!
肌は粟立ち、鼓動が大きく打つ。
感動で胸が熱くなる。
かっこいい!!!
やっぱ山笠やね!


この勇壮な祭りがあるこの町を誇りに思う。
博多に生まれてよかったと思う今日なのでした。

帰郷報告

2010-07-02 23:48:31 |  └・九州ぶらり旅
イタリアから戻って1週間
ワールドカップサッカーを見ていたら
全く時差ボケが治らず、
ずっとヨーロッパ時間のまま暮らしていた。

ようやく昼間にでかけた今日
今にも泣き出しそうな曇天の空。
 
そうだ、日本は梅雨だった。
嫌いだったはずの梅雨も
乾燥したイタリアの太陽の下から戻ってみると
しっとりと潤んで心地よく感じるから不思議だ。

市役所で所用を済ませ、
太宰府天満宮さんに帰郷報告へ。

実家に戻るより、ここへ来た方が
ああ、帰って来たぁって思うのは何故だろう。

お参りをすませて、おみくじをひく。
これ、恒例行事。
天満宮では季節によっておみくじの色が変わっていたりするのだけど
なんと、サッカーワールドカップにちなんで
日本代表のユニフォームバージョンになっていた。
 
大吉じゃなかったけど、
なんだかいい事が書いてあったので持ち帰る事に。

しかし、神様も営業努力が必要な時代なのか
なんだかたいへんな世の中だなぁ~
ひとりぽつねんと思いつつ、
雨が降り出さないうちに家路に着いたのでした。

長崎弾丸ツアー

2009-08-21 18:53:40 |  └・九州ぶらり旅
長崎へ、お墓参り兼、友達とドライブ
両親が長崎出身だからうちのお墓は長崎にある。
だから長崎へのドライブはお手の物、
カーナビの言う事もきかず裏街道をぐいぐい走る。

まずは諫早によってお墓参り。
大村湾の小さな入り江の小さな村にある。
静かな青い入り江と深緑の山、海辺を走る線路
何もないけど、牧歌的でとても美しい村だ。
村に入るとちょうど世界陸上に出場する従兄の応援横断幕がかかっていた。
試合は明日だ。横断幕の写メを撮って、従兄へ応援メールを送る。

そろそろお腹も空いたので、急いで長崎市内へ。
バイパスが通ったから、すごく便利になった。



中華街で皿うどんをいただく。
今日は桃華園に来てみた。
ここはいつもいく西湖より味付けが甘めで少しだけこってりしている。
この麺の細さ、あんのとろみとあまさ、コレコレ!
どうしたって、皿うどんは長崎で食べなければおいしくない。

ボリューム満点の皿うどんをほぼ平らげ、満腹。
グラバー園の下のお土産屋まで歩き腹ごなし。
勝手知ったる裏道をすいすい歩く。
それにしても長崎の夏は暑い。
空の青さが福岡よりもはっきりしてる気がする。
その分日差しもはっきり暑いのか。



少しお腹もこなれたところで、今回のメインイベント!
梅月堂の「シースクリーム」をいただく。
このね、桃缶の桃がいい。
上品でさっぱりとした生クリームに間はカスタードクリームなのもいい。
そして、実はスポンジがきめ細やかでしっとり柔らかくておいしいのだ。
スポンジのおいしさにこそ実力ってでるよね。
だからこのケーキは何十年と愛されてるんだね。
やっぱりケーキは長崎がおいしいと、ご満悦。

夜には福岡で送別会の予定があるから、車すっとばして
弾丸長崎ツアーは大村湾の眩しい水面に見送られ帰路についたのでした。

(皿うどん)
■桃華園
長崎市新地町9-9
TEL 095-824-2531

(シースケーキ)
■梅月堂
長崎県長崎市浜町7-3
TEL 095-825-3228/OPEN 10:00~20:00
http://www.baigetsudo.com/

森の家 ハウステンボス(2)

2009-06-28 15:09:18 |  └・九州ぶらり旅
(ハウステンボス2日目)

朝がきた。
あれ?自分が寝た記憶はないけど、目が覚めた。
どうやら私は花火を見てすぐ寝てしまったらしい。
ということは9時。。まるで子供、寝付きの良さは天下一品だ。
ひとり早々と寝てしまって友達に悪いことしちゃったな。。

 

早朝販売のため宿泊客しか買えないという焼きたてパンを買いにでかけた。
母へのお土産と、自分の朝ご飯を調達。
海辺のベンチに腰掛けてさっそく朝食をいただく。

焼きたてとはいえ、すでにあら熱をとり袋に梱包されて運ばれてきおり
あの焼きたて特有の香ばしくツヤツヤとした魅力はなく
さほど期待してなかったら、これがべらぼうおいしかった。
チーズのパンを食べたのだけど
しっかりとした小麦の香ばしさと、しっともっちりとした食感
生地自体に練り込まれたチーズの芳醇なこと。
しっかりした食材を誠実に焼いたそんな味。

 

けっこう大ぶりのパンを
私にしてはめずらしく間食し、満腹。
しばし朝の気だるさに逆らわずベンチでぼんやり。
静かな朝、石畳のきれいな街並みを臨んでも
この湿気満タンの風がここが日本だということを忘れさせてくれない。



お腹いっぱいになったらまた眠くなって
ホテルに戻って、ふたりでうとうと。
チェックアウトの時間までたっぷりのんびり過ごす。
ああ、なんかくつろぐ~、帰りたくなぁい。

 

タイムリミットがきて泣く泣く部屋をあとにする。
せっかくだから、ちょっと見て回ってお昼を食べて帰ることに。

それにしても静か。
もうとっくに開園してるはずなのに人出もまばら。
よく見ると、店舗はほとんどが撤退して空室。
このゆっくりとした雰囲気好きだけど、また倒産してなくなったら嫌だな。
木々はこの土地に根づき、こんなに大らかに迎えてくれてるのに。。
これを活かして、もうちょっとなんかうまい方法はないのか?



ケーキでも食べようと入ったカフェで、ミッフィーのハンバーガーを見つけた。
かわいい♪
小さい頃、ミッフィーの絵本が大好きだったっけ。
このミッフィーバーガー
顔の部分はハンバーガー、耳の部分はエビバーガーになっている。
かわいい顔してかなりのボリューム
これ、大人でもひとつはきびしいと思う。
エビバーガーを食べ、ミッフィーがキティになったところでギブアップ。

旅行にきたのに、なぜか普段よりもゆっくり休んだ気がするなぁ。
ちょっと食べ過ぎを反省しつつ、ハウステンボスをあとにしたのでした。




森の家 ハウステンボス(1)

2009-06-27 18:02:10 |  └・九州ぶらり旅
(ハウステンボス1日目)

職場で、ハウステンボス利用の割引プランの案内があった。
入場券付きで1泊ひとり7千円だって、
これはお得なんじゃないのって友達とやってきた。

 

広々とした敷地に、あふれる緑が美しい。
ここがテーマパークだってことを忘れるくらい
静かでのんびり、のんびり。
経営的には悩ましいことかもだけど
私はこのジャリジャリしてない感じ、好きだけどな。

 

チェックインには時間があるので
「ピノキオ」というピザレストランでまずはランチ。
店内には大きなピザ釜、その前では職人さんがせっせとピザを焼いている。

一番人気というジャガイモのピザを注文。
じゃがいもがごろっとのった、ボリューミーなのを想像してたけど
じゃがいもは細切りにしてあり、これが釜で焼くことで
スナック菓子みたいにサクサク軽く香ばしくなっておいしい。
いいね、これアリだ!

  

腹ごなしに園内を軽く散策してから、ホテルへチェックイン。
今日の宿は敷地内の海に面した「ホテルデンハーグ」
スタンダードツインの部屋だと思うけど、予想より広い。
背の高い大きな窓は、生い茂る木々の緑を映し
ヨーロッパ調に設えた家具が落ち着いていい感じ。
それにまたバスルームが驚くほど広い。
ほんとにこの値段で泊まれるのって思ったら、すっごく得した気分になってきたっ☆



夕飯は自分たちの好きなお菓子を広げてパジャマパーティ☆
化粧も落として、前髪ピンで留めて
短パンで椅子の上にあぐらかいて、ああリラックス。
虚しい日常もスナック菓子と一緒に並べれば
その程度のものだって笑えてきちゃうからパーティは楽しい。
シャンパンを1本あけて上機嫌。

8時45分から上がる花火を見ようと
上機嫌、デコ出し短パン姿のまま出かける。
そんなに大規模ではないけど、やっぱりきれい。。
目の前ではじける花火に、いろんな思いもはじけてったのでした。

■ハウステンボス
http://www.huistenbosch.co.jp/

阿蘇の清水と豆の匠

2009-05-06 21:39:44 |  └・九州ぶらり旅

夏目漱石が執筆した宿というところに泊まった。
先日の草枕温泉といい漱石づいている。
母が修学旅行で泊まった宿というだけあってかなり年季が入っている。
せっかちな私なら即リフォームしてるに違いない。
昭和初期へタイムスリップしたみたいな奇妙な一夜を過ごし、今朝も晴天。
朝露に濡れる麦の穂がキラキラと美しく
カメラを持って朝の散歩。
旅先、知らない土地の朝の静けさの中を歩くのが好きだ。

ETC1000円渋滞をさけるため
朝食をいただいて、いそいそと出発。
でもせっかくなので阿蘇神社にはお参りに寄った。
初めて来たけど、立派な楼門が厳かで、清水も湧き出て
なんだかよい雰囲気のある神社だなぁ。
縁結びの松などもあり、2回周りを回るとご利益があるというので
もちろん、回っておいた。
おみくじを引いたら大吉だった☆
こりゃあ幸先いいぞぉ!

阿蘇神社の近くに「豆の匠」というお豆腐屋さんがあった。
小さい頃から、何が食べたい?と聞かれたら豆腐と答えてたくらい
豆腐好きの私としては当然寄ってみた。
工場の隣に小さな店舗があってそこで豆腐や何やら売っている。
豆乳があるか聞いたら
朗らかなおばちゃんが、飲んでみる?と試飲させてくれた。
これがすっごいおいしい!
豆腐屋さんの豆乳は濃すぎて、実は私には合わないのだけど
ここのは豆の香り、濃厚さはありつつも、透明感のある味わい。
こんなに濃く白濁した豆乳なのに、何故だ?
やっぱりお水がきれいなせいだろうか。
きれいな水を飲んでたら私も透明感にあふれる人になれるだろうか。
豆乳とざる豆腐をお土産に買って、帰路についたのでした。

■豆の匠
熊本県阿蘇市一の宮町宮地2211-4
TEL 0967-22-0676/OPEN 9:30?18:00 木曜定休