心づくしの夕食

ギブスをしてては不便だろうと
近所に住む友達が夕飯を作りにきてくれた。
みんなほんと親切で
本当にありがたい。

　

メニューは家にあった材料で
ブロッコリーとアンチョビのパスタ。
それから骨が早くつながるようにと
友達が持って来てくれたビステッカ。
お肉は苦手だけど
そう思ってくれた物だもの
感謝しておいしくいただいた。

医者に止められなかったからと
当然のようにワインをがぶ飲みする私を見て
せっかく肉を食べても帳消しかもねと
苦笑いする友なのでした。

怪我の功名

今日から冬休み。
外は凍るように寒いし
ギブスじゃ着替えも面倒だし
自宅療養と称して
引きこもりを決め込んだ。

しかし片腕は何かと不便だ。
瓶の蓋を開けたり
シャンプーの泡を立てたり
そいったちょっとしたことが出来ない。

洗い物をしたり、掃除をするのも
普段の倍、時間がかかる。
物を押さえられず包丁も使えないため
料理をするのも不便だ。

かなり不自由そうに生活する私を不憫に思ったのか
ギブスをしている間、同居人がパスタを作ってくれるという。
同居人はコックさん、パスタなどちゃちゃっと作ってしまえるとはいえ
さすがに遠慮していたら、「食え食え～」と作ってくれた。



そして出来上がった今日のまかない。
かぼちゃのクリームパスタ。
大好きなお野菜たっぷり溶け込んでクリーミー
う～んおいしい。

レストランで出される味を
怪我してるからって作ってもらえるなんて
これこそ怪我の功名！？
ウッシシと思う気持ちをかき消して
親切に、心の底から感謝するのでした。