先人が俺たちを植えてくれたのは何十年も前のことだ。
環境は抜群でどんどんと成長し今や高さ10メートルを優に越える。
と、今度は大きくなり過ぎたとのことで切り下げられることとなった。
枯らされる訳でもなく、人間様の散髪のようなものかな?少々きつく丸坊主だが・・・
ま、10年後には元の姿に戻る自信はあるけど。
さて、伐られた俺の分身はどうなるのだ?少々気になるが・・・
産業廃棄物で焼却処分となるか山に捨てられ時間をかけて土に帰るか。そんなところかな。
今回は少しだけ薪に貰われるらしいですぜ。3所帯が薪ストーブを持っているとかで・・・
そのうちの一軒を覗いてみよう。
もう4月になったのに中々薪にかまってくれないな。
どうもオーナーは腰を痛めたようで薪割りができないようです。そうか、けどどんどんと乾燥が進んでいて
割るのが大変になるぞ。
ようやく薪割りが出来るようになったようで少しづつ薪割りが進んでいるけど乾燥が進み苦労している様子。
いつもなら斧1本で割っているけど乾燥が進んだ丸太は簡単には割れない。
そこでクサビが登場。これは薪の中から選ばれた奴だ。こいつが結構仕事をする。
ひっこも無駄にせず畑に向かう。
ようやく終了。しばらくは仮置きで乾燥させられる。
今シーズンの役目を終えたチェンソーの掃除をする。お疲れさまでした。