長く熱帯魚を飼育していると色々と自分の矛盾が見えてくる。色々な魚種を飼育してみたが、昔と比べて価格が安くなった。一番の理由は東南アジアでのブリードが盛んになりレベルも上がったことが原因だが、奇形もしくは雑種が生まれたこともあった。そんな中、ある時は現地採集物にこだわったこともあったが、自然保護の観点からこれはよろしくないかも。
今は、繁殖レベルも高くなり、昔は高値の花だったものが、ビックリするくらい安価で買えるようになった。が、今度は安価ゆえ軽い気持ちで、雑に飼育する人も増えたように思う。
1000円以下で購入した幼魚が大きくなって5万円の設備を整える人は少ないだろう。
今回、我が家に来たフラワーホーン。完全に人の手によって作り出したものだ。ブリードを繰り返し作り出した。錦鯉や金魚と同じように自然界にはいない。
最初に予定していた隣の水槽に入れると見る見る元気がなくなり、放置すれば死ぬと判断し、隣のフロントーサ槽にセパレーターで仕切り入れる。一夜明けると調子を戻し元気に泳いでいる。明らかに水が合ってなかったようだ。
餌をやると、セパレーターの隙間から出てきて食べている。腹はパンパンになり動きも鈍くなるほど食べる。
そして大きな魚に追われると、またセパレーターを越えて安全な場所に戻る。
自然界では動きが鈍るほど食べたら命取りだろう。けど、こいつ
やばくなったら安全な自分の城に戻ることは学習したようだ。ブリードにより安全な場所になれ動きは鈍くなったが、頭脳は進化したか?いやいや、これは本能だろう。
ここで、想定外のことが発生した。こいつの城に招かねざる客がやってきた。
さて、どうする?