猛暑の中、高原を目ざす。今回もこんな雄大な景色の中の一点になる。
すぐ近くに極楽寺。
のんびりと高原を目ざす。県道からそれて林道へ。雰囲気が一気に替る。
馬野渓の林道。そのほとんどが木々の陰となり涼しい。落葉の多さ、落石の多さ、そしてゴミの少なさがこの道の通行量の少なさを物語る。
川沿いの道をひたすら上る。聴こえるのは川の音、鳥の声。不思議とセミの声はない。
今日のミス。飲み物がない。川の水で何度かうがいをする。この林道はきつかった。人影は無く傍には澄んだ谷川がある。雰囲気は最高だが長い登りが続く。川幅、水量が減っていくのが嬉しい。「押してばかりいないで早く乗れよ」とゆず号がささやく。よしっとしばらく走るがまた降りる。そして歩く。「またかよ。もう少し頑張れよ。ギア比のせいにするなよ」とまた呟く。俺は滴り落ちる汗を見ながら、川の音で聞こえないフリをする。もうすぐ頂上。こんなに長距離を自転車と共に歩いたのは今日が記録だろう。高温の影響も少しはあるだろうがこの峠は最高にきつかった。その分美しかった。秋は最高だろう。記憶が鈍ったら、また秋に来るかも。
ついに抜け出した。
気分と共に気温も急上昇。水が欲しい。風車が回り涼しげな雰囲気とは裏腹に熱い。途中の休憩所に寄るが・・・水道はあるが、飲み水ではありませんの文字。
以前バイク(モーターサイクル)で来た時の記憶が蘇る。もう10年以上前になるか。その時より風車の数は確実に増えていると感じる。1軒だけあったレストランは今もあった。その横にジュースの販売店があった。やっと、飲み物が体に入った。
この後は下りを楽しみあっという間に国道へ。今日のサイクリングはキツカッタ。
走りなれた所で最後の休憩をとる。川沿いの道を下流へと進むらくらくコース。
本日の走行距離57キロあまり。体感距離100キロ以上?。猛暑中熱中症等の恐れがあるため、50キロ以上の走りはしばらくお休みします。と自分に宣言しました。