テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

われらの、スイミー!

2019-04-20 22:16:29 | ミュゼ
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 きょうもォ~どこかでェ~おはなみィびよりィ~♪」
「がるる!ぐるるがるるぐる!」(←訳:虎です!東北で桜満開です!)

 こんにちは、ネーさです。
 太閤秀吉さんの《醍醐の花見(1598年)》を新暦に変換すると
 ちょうど今日あたりになるのだとか。
 秀吉さん&茶人さんたちは
 どんな色のサクラを眺めたのだろうかと思い馳せつつ、
 本日は読書……をサボり、
 こちらの展覧会情報を、さあ、どうぞ~♪

  


    
      ―― みんなのレオ・レオーニ 展 ――



 広島県広島市の ひろしま美術館にて、
 会期は2019年4月20日~6月2日(会期中無休)、
 『READING LEO LIONNI,AGAIN.』と英語題名が付されています。

 ……ええ、首都圏からは少しばかり、否、けっこう遠い~!
 と分かってはおりますけれど、
 知ってしまったのが運のツキ、
 どうしてもお報せしたくって!

「みんなのォ、れおォおじさんッ!」
「ぐるるがるるー!」(←訳:我らがスイミー!)

  

 『スイミー』(1963年刊行)。

 かつて子どもだった大人さんたち、
 ちょうどいま絵本に夢中になっている子どもたちも、
 おそらく、いえ、
 必ず知っているに違いない絵本『スイミー』を作り上げた作家さんが、
 レオ・レオーニさんです。

「すいみーだけじゃァないのでスゥ!」
「がるぐっるる!」(←訳:傑作いっぱい!)

  

 レオ・レオーニ(LEO LIONNI)さんは
 1910年、オランダに生まれ、
 イタリアで暮らしていましたが
 第二次次世界大戦が激化して、
 ユダヤ系であったレオーニさんは米国に亡命、
 イラストとグラフィックデザインの仕事をする傍ら、
 お孫さんのために制作した
 『あおくんときいろくん』(1959年)で
 絵本作家としてデビューしました。

 以後、米国とヨーロッパを行き来しながら、
 40冊近くの絵本を作り上げ、
 波乱の生涯を閉じたのはイタリアの地――
 1999年のことでした。

「かわいいィ~ねずみィたちッ!」
「ぐるるるがるるる!」(←訳:ヘンテコ植物たち!)

 そうね、ネズミたちが登場する『フレデリック』や
 『マシューのゆめ』も人気ですし、
 私ネーさ、シュールで幻想的な
 『平行植物』が大好きです♪
 
  

 この展覧会には、
 『スイミー』の原画(スロバキア国立美術館所蔵)計5点が
 出展されるんですけれど、
 絵本の絵とは少し違っている“幻の作品”なんですって。

「どうゥちがうゥのかなァ??」
「がるるるる~!」(←訳:見比べたい~!)

 会期中には、ミュージアムトーク(5月11日)、
 ミュージアムコンサート(5月12日)など
 イベントも予定されています。

 西日本にお住まいのアート好きさん、
 もちろん東日本にお住まいのアート好きさんも、
 広島へお出掛けの際は、
 ひろしま美術館へ、ぜひ♫




    では、ここで週末のオマケ画像も。
   
    『不二家』さんの
    《抹茶を愉しむLOOK》は
    ミルキーな抹茶ショコラですよ。
    「ぱくりッ!」
    「ぐるるる!」(←訳:ぱりぱり!)
    「はるのォ、あじィ~♪」
    藤の花も八重桜も牡丹もハナミズキも、と
    花また花の春、
    皆さま、どうか穏やかな休日を。



    
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…ヒドすぎて、信じられない?

2019-04-19 22:15:22 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 はせべさんッ、がんばッてェ~!」
「がるる!ぐるるるがる~!」(←訳:虎です!目指すは決勝~!)

 こんにちてゃ、ネーさです。
 元日本代表キャプテン・長谷部誠さん所属の
 アイントラハト・フランクフルトが快進撃していますよ♪
 欧州リーグを勝って勝って勝ちぬいて、
 ベスト4入り!
 朝から気分爽快な本日の読書タイムは、
 さあ、こちらのノンフィクション作品を、どうぞ~!
 
  


 
     ―― レ・ロマネスクTOBIの ひどい目。 ――



 著者はレ・ロマネスクTOBI(トビー)さん、
 構成と文章は奥野武範さん、2018年9月に発行されました。
 私ネーさのノートルダム(とガーゴイル君)応援プロジェクトは、
 (フランスでは悲しいことに寄付金を巡って大論争となっているようですが)
 今日も地道に続きます。

 ……いえ、地道じゃなくて派手ハデ、でしょうか。
 なんてったってピンクです。
 全身ピンクで、少女マンガ級の金髪縦ロールです。

「そのなはァ、れ・ろまねすくゥ!」
「ぐるるるるるがる!」(←訳:TOBIさんです!)

 活字マニアの皆さまは御存知でしょうか。
 ステージ衣装はピンクを基調とするキンキラキン系、
 日常のお洋服も上下ピンク色のスーツにピンク色の帽子、
 眼鏡のフレームももちろんピンク♫

 そうして、パリの空の下。

 ピンク尽くしの衣装で、
 TOBIさんと、
 自称アシスタントのMIYAさんから成るデュオ
 《Les Romanesques(レ・ロマニスク)》は歌います。

 フランス語の『ズンドコ節』を。

「にんきィ、でちゃッたァのでス!」
「がるるるるる!」(←訳:おフランスで!)
「せかいィじゅうゥでッ!」

 フランスのテレビの
 『信じられない才能』という、
 素人発掘番組に出演した《レ・ロマネスク》、
 喝采とブーイングを同時に浴び、
 賛否両論を巻き起こしました。

 しかし、放送後の番組公式動画はスゴい事態に!

 再生回数ランキングが、
 フランスで1位!
 世界で4位!

「ひゃッほゥ!」
「ぐるるっ!」

 かくて、“パリでいちばん有名な日本人”となった
 《レ・ロマネスク》のおふたりは、
 フランスで音楽活動を本格的に開始、
 日本でもフジロックフェスに参加、
 NHK・Eテレの教育番組にも出演、と
 その活躍はとどまるところを知りません。

 ですが、ここに到るまでの道のりは……

「ながァ~いィ、くなんのォひびィ!」
「がるるぐるるるるる!」(←訳:想像を絶するほどの!)

 ……実は。

 TOBIさん、
 気付けば“ひどい目”に遭っている、という
 特異な体質をお持ちのようなんです。

「きくもォ、なみだァ~…」
「ぐるるる~…」(←訳:語るも涙~…)

 パリに来て7日目、よく晴れた日のこと。
 TOBIさんが巻き込まれたのは……
 銀行強盗?!?

 地下鉄に乗れば、
 カツアゲの被害に?!?

 お金持ちのクルーザーに招かれれば、
 ガス欠で漂流?!?

 ええ、もちろん、
 パリに出発する前、日本でも、
 それはもう、いろいろと。

「くすくすッ!」
「がるるっ!」

 どうしてなのか、なぜなのか、
 TOBIさんの身辺に忍び寄る不運と不幸の連鎖。

 けれども、“ひどい目”に押し流されかけても、
 不死鳥のように、
 ゾンビのように、
 TOBIさんは復活します。

 “ひどい目”、なにするものぞ。
 “ひどい目”を糧(かて)に、
 さらなる明日へ。

「だいぎゃくてんッ!」
「ぐるるるるがるるる!」(←訳:マイナスをプラスに!)

 信じられないくらいヒドくって、
 もう笑っちゃうしかなくって、
 つまり、笑う門には福来る?
 
 メゲないTOBIさんの強烈無比な不運列伝、
 ノンフィクション好きな活字マニアさんも
 フィクション好きな御方も、
 ぜひ、一読してみてくださいね~♪

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旅と、こころと。

2019-04-18 22:20:32 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでッス!
 たゆたえどォ~しずまずゥ!」
「がるる!ぐるるるる~!」(←訳:虎です!負けないで~!)

 こんにちは、ネーさです。
 ノートルダム寺院完全再建の道は未だ遠し……
 と聞いても、ヘコんでばかりはいられませんよね。
 パリ市の標語――《たゆたえど沈まず》を呟きながら、
 応援の気持ちもこめての本日の読書タイムは、
 こちらの御本を、さあ、どうぞ~♪
 
  


 
        ―― パリの小さな美術館 ――



 著者は原田マハさん、川内倫子さん、都築響一さん、鹿島茂さん、
 隈研吾さん、編者は芸術新潮編集部の皆さん、
 2019年1月に発行されました。
 『思わぬ出会いに心ときめく』と副題(?)が冠されているこの御本では、
 《本当は教えたくない》と本音がチラリと覗く
 23の美術館が紹介されています。

「ちょッとォあしをォのばしてェ~」
「ぐるがる!」(←訳:郊外へも!)

 そうですね、
 世界にその名をとどろかせる美術館――
 ルーヴル、オルセー、
 ポンピドゥ・センター、オランジェリー、
 といったメジャーどころにはちょこっと御遠慮いただき、
 “主役”を張っているのは、
 パリ市内の小さな美術館と、
 パリ郊外エリアの美術館。

 ただ、小さな美術館だからって、
 無名って訳じゃないんです。

 先日、展覧会情報でも触れた
 ギュスターヴ・モロー美術館。

 こじんまりとしてはいるものの、
 紛れもない大スター、いえ、19世紀絵画の巨匠である
 ドラクロワさんの終の住処を改装&公開しているのは
 ウジェーヌ・ドラクロワ美術館。

 それに――

「わッ! しろくまァ!」
「がるぐる!」(←訳:鹿もいる!)

 マレ地区の狩猟自然博物館に展示されているのは、
 狩猟や自然をモティーフにした絵画や彫刻など。
 約100体もの剥製が集う《剥製の間》がある、といいますから、
 敷地面積の点では立派な“大型”美術館でしょうか。

「ここもォ、ひろォ~いッ!」
「ぐるるがるる!」(←訳:天井も高いよ!)

 エッフェル塔から徒歩圏内の、
 建築文化博物館には
 フランス各地の名建築のレプリカ、
 建築関係の書籍や雑誌が閲覧できる図書館、
 ドームごと再現された大聖堂のフレスコ画……
 うう~む、
 ますます“小さな”どころじゃないサイズになってきましたが。

「ここはァ~…ちいさいィでス!」
「がるるぐるる~♪」(←訳:うわあ可愛い~♪)

 活字マニアさんも、
 おっ!と身を乗り出すに違いないのは、
 パリから列車で約75分の場所にある、
 詩人ジャン・コクトーさんゆかりの美術館――

 メゾン・ジャン・コクトーは
 コクトーさんのかつての自宅。

 そのメゾンから15分ほど歩くと、
 シャペル・サン=ブレーズ=デ=サンプルに行き着きます。

 12世紀に建てられ、
 いまは礼拝堂になっているその内部には、
 コクトーさんが描いた絵、
 デザインしたステンドグラスがあって、
 神々しくも愛らしい……!

 (なお、堂内にはコクトーさんのお墓もあるこの礼拝堂は
  公開日が限定されているので、
  行きたいぞ!と思い立った御方は
  注意して下さいね。)

「どれもォ、ちいさいけどォ、ちいさくないィ!」
「ぐるるがるるるぐぅる!」(←訳:意味と意義あるミュゼ!)

 アート好きな方々に、
 旅&写真好きな方々にもおすすめしたい
 愉しい美術館ガイドです。
 どうか皆さま、ぜひ、一読を♫
 



 
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~ ウィーンから、美の波紋 ~

2019-04-17 22:09:58 | ミュゼ
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 るッぱァ~んッ!!」
「がるる!ぐる~!」(←訳:虎です!次元~!)

 こんにちは、ネーさです。
 漫画家モンキー・パンチさんの訃報に接し、
 今日も嘆息しております……
 私ネーさ最愛のルパンアニメは、やはり『カリオストロの城』!
 んー、でもTVシリーズも楽しいわよねえ♫
 小さなFIAT500、ロボット兵器シグマ、時計塔の秘密……
 拍手をもって昭和の名クリエイターさんを見送りながら、
 さあ、本日は読書をサボり、
 昭和よりも大正よりも昔むかしの時代を主題とする
 こちらの展覧会情報を、どうぞ~!
 
  


 
         ―― ウィーン・モダン ――



 東京・六本木の国立新美術館にて、
 会期は2019年4月24日~8月5日(火曜休館、ただし4/30は開館)、
 『VIENNA ON THE PATH TO MODERNISM』と英語題名が、
 『クリムト、シーレ 世紀末への道』と日本語副題が付されています。

「くりむとォさんのォ、だいひょうゥさくゥ!」
「ぐっるるがーるるる!」(←訳:こっちはシーレさん!)

  

 この展覧会の呼び物は、なんといっても

   グスタフ・クリムトさん(1862~1918)

   エゴン・シーレさん(1890~1918)

 という、
 ウィーンが生んだ2人の画家さんの“共演”ですね。

「きねんのォとしィ、でスからァ~!」
「がるぐるるるがる!」(←訳:傑作大集合だよ!)

 ええ、今年は、
 日本・オーストリア外交樹立150周年にあたるらしいわ。
 そして、150年前――
 ウィーンから新たな芸術のうねりが広がろうとしていたのも、
 ちょうどその頃のことでした。

  

 題名にはクリムトさんシーレさんの名が
 華々しく謳われておりますが、
 出展作品はもちろん
 この御二方のものだけではなく、
 女帝マリア・テレジアの肖像画(18世紀)、
 ビーターマイヤー時代と呼ばれる19世紀前半の絵画、
 20世紀初頭に製作された家具やドレスなど、
 “世紀末”には収まり切れない
 広範囲に及んでいます。

「すてきィなァ、どれすゥ!」
「ぐるるがるるる!」(←訳:椅子も分離派風!)
 
  

 また、日本&オーストリアがタッグを組む大型企画展では
 グッズ売り場も異例の充実ぶり!

 オリジナルラベルワイン、
 クリムトさん愛用のスモックをイメージしたTシャツ、
 手拭いやマグカップ、お菓子も販売!
 ウィーン少年合唱団のコンサートに
 歌曲のコンサートも!と
 音楽イベントも催行されますよ。

「ちからァ、はいッてまスゥ!」
「がるる~!」(←訳:豪華だ~!)
 
 この展覧会は、
 8月27日~12月8日の期間、
 大阪・国立国際美術館への巡回が予定されています。
 東日本と西日本のアート好きさんは
 御自宅近くの開催地へ、ぜひ、お出掛けを♪
 




    では、ここで美味しいオマケ画像も!
   
    『シャトレーゼ』さんの
    《ベルギーショコラダブルシュークリーム》は、
    濃厚なチョコレートクリーム入り♫
    「おやつにィ、おすすめェしたいでスッ!」
    「ぐるるるるがるる~♪」(←訳:御馳走さまでした~♪)
    
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― ひっそり、夜のミュゼから ―

2019-04-16 22:09:18 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 ぐすんッ、かなしいィでスよゥ~…」
「がるる!ぐるるる^…」(←訳:虎です!寂しいよ~…)

 こんにちは、ネーさです。
 パリのノートルダム寺院で火災というニュースに
 朝から打ちのめされました……
 私ネーさ、ノートルダムのガーゴイル君が大好きなんです。
 数々の小説作品にも登場しているガーゴイル君が
 どうか無事でありますようにと祈りながら、
 本日の読書タイムは、
 “かけがえのないもの”をテーマにしたこちらの御本を、
 さあ、どうぞ~!

  



       ―― 京都東山 美術館と夜のアート ――



 著者は高井忍(たかい・しのぶ)さん、2019年1月に発行されました。
 東京・上野のあたりを東日本の“美術館のメッカ”とするなら、
 西日本では――

「ここォでスねッ!」
「ぐるるがる!」(←訳:京都の東山!)

 京都府京都市の、地下鉄東山駅から
 歩いて10分とかからない場所に、
 平安神宮の大鳥居を挟むようにして
 新旧ふたつの美術館が向かい合っています。

 SF映画に出てきてもおかしくない近未来風フォルムの、
 国立近代美術館――
 通称《キンビ》。

 対照的にレトロなデザインの、
 赤レンガの洋館が市立美術館――
 通称《イチビ》。

 そして、この物語の主人公さんは、
 《イチビ》の若き女性警備員さんです。

「さいきんッ、おおいィのでスゥ!」
「がるるぐるるるる!」(←訳:女性の警備員さん!)

 美術館で働きたい!
 というのが、
 神戸静河(かんべ・しずか)さんの
 かねてよりの希望、でした。

 ええ、そうなんです。
 名画や彫刻に囲まれてのお仕事は
 お似合いだね~!いいところに就職できたね!
 と静河さんの友人たちは祝福してくれましたが、
 職種を聞いて目をパチクリさせるのです。

 警備員さん……?
 ガードマンってこと……?
 お人形さんみたなルックスの、
 細っこくて、大人しいタイプなのに、
 警備員なんて、大丈夫……?

「いまのォところはァ~」
「ぐるがるるぅる!」(←訳:全然だいじょぶ!)

 警備員さんとはいえ、
 警備のお仕事イコール荒事(あらごと)ではありません。

 美術館の建物内部の保全、点検、
 行列の整理、お客さんの案内、
 迷子ちゃんの保護、夜勤の係さんとの引継ぎや、
 落し物があれば事務室で保管し、
 建物の外――敷地内を巡回して、
 異常がないか、チェックする。

「いちにちじゅうゥ、おおいそがしィ!」
「がるるるるぐる!」(←訳:お疲れさまです!)

 暑さがこもる、京都盆地の夏の宵。

 静河さん、いつもはまっすぐ家に帰る……ところを、
 今日は同僚の葉月(はづき)さんと一緒に
 お芝居を観に行く約束をしていました。

 お芝居の会場は美術館のご近所でしたから、
 事務所に手荷物を預けていたふたりは、
 観劇後、広い敷地を横切って
 夜の美術館へと
 気分よく歩いて、歩いて……あ?

「むむゥ! あやしのォ、ひかりィ!」
「ぐるがぅるるる!」(←訳:外灯じゃないよ!)

 庭園の外灯とは違うその光は、
 小さく、赤く、
 幾匹ものホタルが群れているかのよう……?

 明らかな“異常”事態に、
 ふたりの頭の中に警戒警報が鳴り響きます。
 
 あの光の、正体は……!

「かッ、かくにんッ、しまスかッ」
「がる~っる!」(←訳:そ~っと!)

 ……と、
 緊張と緊迫に満ち満ちたシーンをご紹介いたしましたが、
 表紙の可愛らしいイラストから推察できますように、
 美術館運営の裏側を描く連作ミステリは
 のんびりしたい連休にぴったりの
 “知力”派短編4作品で構成されています。

 次代へと受け継がれゆく美しいものたちが
 暫しの眠りに就く夜、
 ひっそりと行き過ぎる不思議な出来事の物語を、
 活字マニアの皆さま、ぜひ。
 
 
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楽譜に見い出す、夢の音。

2019-04-15 22:12:50 | ブックス
「こんにちわゥ、テディちゃでス!
 わうゥ! もうゥ~にしゅうかんッ?」
「がるる!ぐるがるるぐるるる!」(←訳:虎です!あと2週間だなんて!)

 こんにちは、ネーさです。
 カレンダーを眺めてみれば、
 もう2週間ほどで“令和”に変わってしまうんですね。
 新たな時代を気持ちよく迎えるために
 残りの“平成”を大切に過ごさなければ!と念じつつ、
 さあ、本日の読書タイムは、
 こちらの御本で“時代を超越!”しちゃいましょう~♪
 
  


 
       ―― フェルメール 隠された次元 ――



 著者は福岡伸一(ふくおか・しんいち)さん、2019年2月に発行されました。
 生物学者さんであり、
 また世界に名だたる《フェルメール・オタク》である
 福岡ハカセによる最新フェルメール研究本です。

「はかせにィ、はくしゅゥ~!」
「ぐるるるがる!」(←訳:マニアの憧れ!)

 かつて、デルフトの地にその人ありと知られ……ることは
 殆ど無かったものの、
 20世紀に入って評価はウナギ昇り、
 21世紀の今となっては絵画史上最高の画家のひとり、
 とまで称されるほどになった
 ヨハネス・フェルメールさん(1632~1675)。

 そして、もうひとり、
 科学史上に重要な大きな功績を残す
 フェルメールさんと同時代の人物――
 アントニ・ファン・レーウェンフックさん(1632~1725)。

 福岡ハカセいわく――

「たぶんッ、ふたりィはァ~…」
「がるるる!」(←訳:幼馴染み!)

 生年は、ともに1632年。
 暮らした場所は、徒歩数分圏内。

 《顕微鏡の父》レーウェンフックさんと
 画家フェルメールさんは、
 幼い頃、運河の縁に並んで座って
 仲良くお喋りなどしたのでしょうか……

「まだまだァ、すいりはァつづくゥ!」
「ぐるがる!」(←訳:次は音楽!)

 第二章『音楽の謎』では、
 福岡ハカセ、楽譜に注目いたします。

 NYのフルック・コレクションに所蔵される
 『稽古の中断』(1660~1661年頃)。

 画面中央の楽器の上に置かれている紙片は、
 言うまでもなく楽譜。

 ん?
 この楽譜って、
 デタラメに点や線が描かれてるのじゃなくて、
 本当の楽譜なんじゃないかしら?
 
 つまり、ここにあるは、
 フェルメールさんの《音楽》なのでは?

「どんなァおんがくゥ??」
「がるる~る!」(←訳:聴きた~い!)

 はい、ここでハカセの面目躍如ですよ。
 撮影データを反転、拡大してブラッシュアップ!
 クリアな画像から音符の位置を解析、
 古楽器奏者さんや古典音楽の先生たちの協力を得て、
 フェルメールさんの《音楽》を
 再現しちゃった?!?

「そうこなくちゃッ!」
「ぐるる~!」(←訳:頑張れ~!)

 はいはい、ハカセのオタク度は加速してゆきます。
 フェルメールさんの作品を個人で所有する大富豪さんを突き止め、
 とうとう“夢の対面”を果たしたり、
 “指紋の謎”に挑んだり、
 ふたたびフェルメール作品鑑賞の旅に出発したり。

「たびはァ、おわりませェ~んッ!」
「がるるぐるる!」(←訳:明日も続くぞ!)

 できることなら福岡ハカセには、
 虫の新種を発見するように、
 埋もれていたフェルメールさんの作品を発掘、
 いえ、新発見していただきたいものです♪
 ハカセにエールを送りながら、
 皆さま、ぜひ、一読を♫
 

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ダンジョン、なおも攻略中!

2019-04-14 22:16:46 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 またしてもォ~しんさくゥ!」
「がるる!ぐっるるる~!」(←訳:虎です!待ってたよ~!)

 こんにちは、ネーさです。
 はーい、前々回記事と同様に本日の読書タイムも、
 本屋さんの店頭でキラキラ!
 発売されたばかり!な新作コミックをご紹介いたしますよ。
 さあ、こちらを、どうぞ~♫
 
  


 
         ―― ダンジョン飯 7 ――



 著者は九井諒子(くい・りょうこ)さん、2019年4月に発行されました。
 人気の《ダンジョン・グルメ》コミックの第7巻は、
 原点回帰&さらなる進化~!

「めいきゅうゥごはんッ、いただきまァ~ス!」
「……ぐるるるるるるぅ?」(←訳:……美味しいのかなぁ?)

 シリーズ第1巻では、
 地下迷宮での冒険と料理、という
 異色の要素が溶けあった物語であるがゆえの、
 良い意味での
 “B級グルメ”っぷりが大評判となった『ダンジョン飯』。

 その後の展開では、
 物語の比重がファンタジーの方向に傾いたり、
 グルメ(食事)のシーンが少なくなったり、
 魔物との戦闘シーンがとんでもない迫力だったり、と――

「いつもォ、びッくりィ~!」
「がるるるるるる!」(←訳:させられました!)

 ええ、そしてこの第7巻でもビックリです。

 グルメ……いえ、
 《食》の重要性”を描いたシーンと、
 ファンタジーのシーンが両立!
 
 “食べること”が、
 ストーリー上でとても重要な、
 いえ、何ものにもまさる重要性を帯びているんです。

「もうひとつのォ、びッくりィはッ!」
「ぐるるがる!」(←訳:エルフだね!)

 エルフといえば、
 多くのファンタジー小説では、
 美しき善きもの――
 主人公を援け、導く存在として登場します。

 けれども、この物語では
 そんな常識が突き崩されている……?

「いままでェ、なかッたたいぷのォ、えるふゥ?」
「がるぐるる!」(←訳:絶対怪しい!)

 前巻までの筋書きは――

 ダンジョンを探検中の冒険者ライオスと一行は、
 レッドドラゴンに襲われ、
 冒険用の資金・食糧・装備を失う羽目に……
 が、ヘコんではいられません。

 ドラゴンの餌食になってしまった妹ファリンさんを救わねば、と
 ライオスさんはダンジョン探索行に再挑戦いたします。
 お金がなくて食糧が買えないけど、
 それが何だ!
 食料がないなら、現地調達すればいい!
 ダンジョンに棲む魔物&魔植物をゴハンにして、
 進んでやろうじゃないか、
 ドラゴンが巣食っている下層へ!

「ううゥ、まものをォごはんにィ、ッてェ~…」
「ぐるがるるるる、ぐっる……」(←訳:お腹こわすよね、きっと……)

 胸ヤケと消化不良への不安と、
 魔物たちへの恐怖と。

 それでも、仲間と再会したくて
 ダンジョンを下へ下へと探索してゆくライオスさんたち。
 新たな仲間・イヅツミさんも加わって、
 氷の巨人アイスゴーレムと激突だ!

「つッ、つよいィ~!」
「がるるるる~!」(←訳:負けないで~!)

 フツーのグルメ漫画じゃない、
 フツーのファンタジー漫画でもない、
 勇猛果敢喧嘩上等な快作コミックは
 全活字マニアさんにおすすめです。
 ぜひぜひ、一読してみてくださいね♪




 
 
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~ 神話世界へ、ユニコーンと ~

2019-04-13 22:06:59 | ミュゼ
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 おひさまァ、だいかんげいィでスよゥ~!」
「がるる!ぐるる~!」(←訳:虎です!春再来~!)

 こんにちは、ネーさです。
 昨夜放送された映画『風立ちぬ』に描かれていたような
 くっきりした陽射しがようやく戻ってきて、
 今日は行楽日和となりましたね♪
 こ~んな週末は、ええ、読書をサボっちゃって、
 こちらの展覧会情報を、どうぞ~!
 
  


  
       ―― ギュスターヴ・モロー 展 ――



 東京・港区のパナソニック汐留美術館にて、
 会期は2019年4月6日~6月23日
 (水曜休館、ただし6/5、6/12、6/19は開館)、
 『Gustave Moreau  Salome and the femme fatale』
 と英語題名が、
 『サロメと宿命の女たち』と日本語副題が付されています。

「はるばるゥ~やッてきたのでス!」
「ぐるがるる!!」(←訳:パリからね!!)

  

 ギュスターヴ・モローさん(1826~1898)。

 神話や聖書の物語をテーマとする作品で知られる
 象徴主義の巨匠・モローさんは
 生粋のパリっ子さんでした。

 パリに生まれ、パリに育ち、
 パリの学校に通って、
 教鞭をとったのもパリ、
 アトリエもパリ、
 没後、遺言によって開設された
 《ギュスターヴ・モロー美術館》も、
 パリ市内にあります。

 そして、その《ギュスターヴ・モロー美術館》が所蔵する
 とびきりの名品が、↓こちら!

「わおッ!」
「がるぅ!」
 
  

 洗礼者ヨハネの首の幻影を見るサロメを描いた
 『出現』(1876年頃)。

 他に、チラシ(フライヤー)表面を飾っている
 『一角獣』((1885年頃)、
 『24歳の自画像』(1876年頃)や
 素描、書簡などの資料も展示されますよ。

「いべんともォ、ありまスゥ!」
「ぐるるるがる!」(←訳:面白そうだよ!)

 講演会(講師は喜多崎親氏)と
 アートトーク(講師は山田五郎氏)は定員に達したため
 申し込み締め切りとなってしまいましたが、
 学芸員さんによるギャラリートークが予定されています。
 最新情報を美術館のHPでご確認の上、
 アート好きな皆さま、
 春の汐留アート散歩へ、ぜひ♪
 
 
 
 
    では、サクラ咲き誇るオマケ画像も、はい、ここで!
   
    5日ほど前のこと、
    またも多摩御陵方面に足を延ばしてみました。
    御陵近くの陵南公園(りょうなんこうえん)内には
    ステキなサクラのトンネルが♫
   「よいィ~かおりィ~!」
   「がるぐるるる!」(←訳:光もサクラ色!)
   
    ↑こちらは、今日4月13日の、
    多摩御陵からちょっと東南にある
    南浅川の遊歩道で、パシャリ。
    サクラを背景に鯉のぼりくんたちが泳いでいます。
   「しッぽがァ、はためくゥ!」
   「ぐるがるるる!」(←訳:縁起良さそう!)
    いつの間にか、
    桜餅の季節は柏餅の季節に……
    皆さま、どうか穏やかな春の休日を♫


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― 乱世を 行く ―

2019-04-12 22:12:18 | ブックス
「こんにちわァ、テディちゃでッス!
 うむッ! ことしのォさくらはァ~…」
「がるる!ぐるるるがるる!」(←訳:虎です!予想外に長もち!)

 こんにちは、ネーさです。
 本日の読書タイムは、
 散り急がないサクラちゃんたちとは対照的に
 やたらと欲に走ってしまった人間たちを活写する
 こちらのコミック作品を、
 さあ、どうぞ~♪

  


 
        ―― 新九郎、奔る!2 ――



 著者は ゆうきまさみ さん、2019年4月に発行されました。
 『奔る』と書いて『はしる』と読ませる異色“時代”コミック第2巻を、
 ず~っと待っておりましたよ!

「むろまちィじだいィ!」
「ぐるるるっ!」(←訳:応仁の乱っ!)

 長い日本の歴史の中でも、
 最も理解困難で最も錯綜している時代は、
 と問われたら、
 やはり、ここ――15世紀でしょうか。

 応仁元年(1467)~文明9年(1477)、
 京の都を荒廃させ、
 国全体をも揺るがした戦乱は、
 戦国時代を招く主因ともなりました。

「てきとォ、みかたッ!」
「がるぐるるるる!」(←訳:入り乱れてるよ!)

 そうよね、そうなのよねえ、
 誰が敵で、誰が味方なのか、
 てんで分かんない~!のが応仁の乱なのよねえ。

 でも。

「まんがッてェ、すごいィ~!」
「ぐるるるがるっるる!」(←訳:少しずつ分かってきた!)

 誰が敵で味方で、
 誰に近付くとヤバイのか、
 誰の《欲》が乱世の火に油を注いでしまったのか――

 前巻の『1』では、
 まず主人公の伊勢千代丸(いせ・ちよまる)くんが
 京の都に上り、
 応仁の乱のバックグラウンドとなる複雑な人間模様を
 私たち読み手は
 千代丸くんの目線から知ることが出来ました。

 そして、この『2』では、
 とうとう、限界状態にまで煮詰まっていた人間関係が
 音を立てて弾けます!

「かぞくゥなのにィ!」
「がるるぐる!」(←訳:本気の争い!)

 室町幕府第八代将軍・足利義政(よしまさ)と、
 その弟・義視(よしみ)。

 山名宗全と、
 その娘婿・細川勝元。

 こいつらの私利私欲が暴走したがために……
 ああ、そのために……

 あの『鳥獣戯画絵巻』が損傷させられたのだと思うと、
 私ネーさ腹が立って腹が立って!!

「ネーさッ、おちついてェ!」
「ぐるる~!」(←訳:冷静に~!)

 そーね、『鳥獣戯画絵巻』の件と
 この『新九郎、奔る!』はまったく別の物語です。

 別、なんですけれど、
 千代丸くん――元服して
 新九郎(しんくろう)という名を得た少年の生きる世界が
 いかに理不尽なものか、
 いかに凄惨なものなのか、
 ゆうきまさみさんは如実に描き出します。

 『鳥獣戯画絵巻』を焼いた火が、
 人の心をも、
 かくも残酷に焼いてゆくのかという事実を。

「まだまだァ、いくさはァつづくのにィ~!」
「がるぐるるる!」(←訳:もうメゲそう!)

 混沌の乱世を、
 しかし重苦しさ一色ではなく、
 エンタ精神も忘れずにつづってゆく歴史コミックは
 もちろんマンガ好きさんに、
 歴史小説好きな活字マニアさんにもおすすめです。
 週末&GWの読書タイムに、
 皆さま、ぜひ~♪
 
 
 
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~ 恋路の、ワンコたち ~

2019-04-11 22:16:09 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 ふうゥッ! きょうはァだいこんらんッ、でしたでス!」
「がるる!ぐるるるる~!」(←訳:虎です!お疲れさま~!)

 こんにちは、ネーさです。
 JR山手線が止まり、中央線も止まり、
 横浜線や八高線や青梅線も遅延で、
 その影響で京王線にも遅延が発生し、と大混乱の一日でしたね。
 鉄道で通勤通学&鉄道で働いている皆さま、お疲れ様でした。
 無事にお家に帰り着いたら、
 さあ、リラックスして、本日の読書タイムを、どうぞ~♪
 
  


 
         ―― 猛犬、恋に落ちる ――



 著者は経塚丸雄(きょうづか・まるお)さん、2019年2月に発行されました。
 《わんわん武士道》シリーズの第3作目にして完結編です。

「わおッ! あいかわらずゥのォ~…」
「ぐぅるるるるがる!」(←訳:ジャイアントぶり!)

 『猛犬、江戸に跳ぶ』『猛犬、月に咆える』に続いての
 この御本『猛犬、恋に落ちる』では、
 ええ、題名からも、
 表紙のイラストからも、
 内容はそこそこバレちゃっております、ね。

 十代将軍・家治(いえはる)公に献上された巨大な洋犬、
 仁王丸(におうまる)くん。

 市井の、すなわち一般市民の飼い犬と違って、
 なにせ“公方様の御犬”でございますから、
 お城の中でチヤホヤと育てられ、
 しかも世話係たちはワンコの性癖など知らぬ者ばかり……
 その結果、社会不適応生物扱いされているところに。

「あらわれたァのはァ~…」
「がるるる!」(←訳:救いの手!)

 小納戸御犬番に就任した
 小笠原官兵衛(おがさわら・かんべえ)さんは、
 幸いにも、ワンコの心を理解し、
 寄り添ってくれるお武家さんだったのです。

 かくして、
 仁王丸くんにも平穏な日々が――

「やッてェこないィ?」
「ぐるるがる!」(←訳:みたいだよ!)

 仁王丸くん、“お年頃”になっちゃった?

 そこへ絡んでくるのは、
 老中・田沼意次?
 前長崎商館長のオランダ人イーサン・ティチング氏?
 
「わわァッ!」
「がるぅ!」(←訳:出たぁ!)

 ティチング氏は、
 仁王丸くんのお嫁さんを連れてきてくれ……
 くれたんですけれども……。

「げんばはァ、だいこんらんッ??」
「ぐるるるがるるぐぅるる?」(←訳:お見合いどころじゃない?)

 武士の社会はややこしく、
 恋するワンコたちの世界も
 なかなか、すんなりとは行かぬようです。

 そこにまた、官兵衛さん自身の
 “家庭の事情”も相まって、
 カオスは一段と深刻に?

「むゥ~んッ! かいけつゥさくゥはァ?」
「がるるぐる?」(←訳:どこにある?)

 お江戸の街を
 朗らかに拾い歩きするマスチフ犬二頭、いえ、ふたり。

 そんな微笑ましい風景と、
 ワンコに振り回される人間たちを想像すると、
 自然に笑みが浮かんできます。

 これで完結なんて寂しい!
 できればスピンオフ作品が読みたいわ!
 と思わせてくれる楽しい物語を、
 皆さま、一読してみてくださいね~♪
 
 
  
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