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かっぱの心をうるおす、山・川・岩・海などの小さな自然。主に北海道の話。

ペーペナイ川周辺探査 ~晴れ晴れ笹岳971m~

2022-01-23 | 雪の山
ここ数年、ペーペナイ川を中心とした稜線を探査している。
地図を眺めていると本倶登山から無意根~喜茂別岳、と広く囲まれている流域だ。
また、双葉ダム、京極ダムと2つもダムがあるにもかかわらず、その奥になぞの調整池があり、「地下発電所」と表示される。
何か秘密裏に行われているのではないか、などと妄想を巡らしながら、晴天の三角点名「笹岳」971mを目指した。


上の地図のスタート地点にゲートがある。車道は奥まで完璧に除雪されているが入れない。しばし車道を歩いて、取り付きやすそうなところから上がる。

天気もいいし、森もいい。太めの広葉樹林なので歩きやすい。

2時間ほどで目的の稜線から伸びる細い稜線の上に乗る。
眺めがぐんぐんよくなり、気持ちいい。

下りの斜面を目視で品定め。写真の送電線鉄塔付近から沢型にまっすぐ滑ると楽しそう。

稜線に上がると、双葉ダムが眼下に見える。


羊蹄も今日は気持ちよさそう。


稜線は期待通り、なだらかな地形が広がる好みの場所。

ウロコ板なので、なだらかな稜線ではシールを外す。今回のルートは全体的に微地形が優しい。この稜線もウロコですいすい行動できる。モービルが複数台やってきてうるさいのには参ったけど…。

笹岳Peak。

ここだけぼわんと広く、木がほとんどない。そして展望がよい。

そしてこれが、地下発電所の調整池。

地図では、あそこまで点線の道のようなものが続いているが、冬でも車が入れたりするのだろうか?

本倶登山に続く稜線もじっくり眺める。

広々とした素敵な稜線だ。1時間ちょっとで本倶登Peakまで行けそうだ。

右に稜線を追っていくと美比内山の北側に続き、無意根山、中岳ときれいに遠望できる。

稜線つないであちこちウロウロする夢を見ながら、ぼんやりしたPeakでぼんやり過ごす。

下りは稜線ポコをいちいち上がって眺めを確かめる。
労せずこんな歩き方ができるのは、ウロコ板のいいところ。

目を付けておいた斜面に突入。

幸せ。

登りのライン取りがよかったのか、いい斜面の後もほとんど止まらずシューッと下山。
登り4時間近く1人でラッセルして疲れた。でもおかげで心も体も大満足。


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