なちゅらる Hi !

かっぱの心をうるおす、山・川・岩・海などの小さな自然。主に北海道の話。

遂に下ホロカメットク山1668mに登頂!

2022-03-21 | 雪の山
昨年天候敗退となった下ホロカメットク、知ったのはいつだろう。
あこがれ続けた奥地の山に遂に登頂。

2月からいつねらうかと話した週末、そろそろかと思うがまた低気圧、発達予報。
ほぼあきらめかけていたが、新得天気は晴れ予報。
「そんなことあるの?!」と半信半疑ながら、十勝の山の東側で内陸という要素と、ぎりぎり予報での風力低めの予報から行けると判断。土曜夜に車中前泊を決行する。

待ち合わせしやすいように、車道脇の駐車スペースで宴会。
3人そろって、2次会と続けるうちに若干飲みすぎ。
でも空は晴れている。

深夜3時前に起きて、移動。4時立ち。

美しい満月に照らされて、長い林道歩き。

夜が明けるにつれて、雲がないことがよくわかる。
そして、下ホロの姿をとらえる。

10㎞越えの林道を終え、下ホロ裾野に分け入る。

大きな針葉樹に包まれた森を歩く。
この頃、少し風が強くなり空も白い。小雪も舞い、稜線強風敗退のイメージが頭をよぎる。
しかし、高度を上げると少しずつ空が明るくなり、風もおさまる。

樹林限界に近づくと、境山山塊がはっきり見え始め、登頂の期待が高まる。
傾斜はどんどん急になり、ここまでの疲労の蓄積で足取り重め。

それでも着実に高度をかせぎ、Peak直前でIP装備。


そして、登頂!

境山と富良野岳を裏から眺め、原始が原が眼下に広がる素晴らしい眺めを堪能。
Peakのみの爆風も、登頂の喜びをかみしめているとなぜかおさまり、結構のんびり。

期待の滑り。
写真でお気づきの方もいるかもしれないが、ラッセルがずっとあった。
登りで見た沢型に入れば、風の影響も受けていない素晴らしい雪がまっていると、3人ともワクワク感いっぱい。
沢型目指してGo!


そして、期待通り!‼

なんでしょうね、この沢型、ずっと下まで広く抜けている。
雪質、広さ、長さ、壮大な感じのすべてがそろったライン取りに心が躍った。

そして、帰りの林道歩き。
長いし、疲労も濃いが、全員ウロコパーティーは、せっせと歩く。
15:15に車止め着。
11時間弱のフル行動。
この長さがこの時間でおさまるのはウロコのおかげか…。
そして、実現可能にしたメンバーに感謝!!