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なちゅらる Hi !

かっぱの心をうるおす、山・川・岩・海などの小さな自然。主に北海道の話。

ひさんじゃないよ。飛散岳686m

2024-01-03 | 雪の山
ようやく雪のウロウロツアー開始。
雪が多そうな場所を考え、飛散岳周遊。
ルート図は、こちら。大きくなります。


スタートしてすぐ、この側溝渡れないねえ、と言いながら進む。

すぐに普通の沢になり、ここが第一関門。

軽くはないが深くは埋まらず、滑りにはよさげな雪の上を快適に進む。
1時間ちょっとで、愛冠Peak。

小さな看板がささやかで愛らしい。

進行方向を眺める。

まず、新送毛トンネルの上を越えに行く。
微地形とよくわからない入り方をしている林道跡? に少々悩み尾根伝いを行く。
ウロウロ板なので、こういう場所はシールをつけずに気楽に進める。
Co510mの真上を避け、急斜面を意地になってぐいぐい登ると、飛散岳Peak台地。

先行Uくんは、にせPeakにだまされず、サイドを通過。

そして、飛散岳Peak。

看板はなかった。
ピンテがぽつぽつ。

「あの645mは、スキーで登れるのかしら?」と、少し怯えつつ、下り始める。

とても滑りやすい雪質に満足。

広い尾根歩きは気持ちよい。

645m手前の末端は、急激にせり上がり登れない。
少しトラバースして、急斜面を無理やり上がった。

東側はなかなかの雪庇状態でこわごわ尾根を詰めるが、急なのと木が密なので、滑れない。
で、少しだけシートラ下り。

反対から見た開けた斜面が出てくるかと思ったが、出てこない。
そのまま沢を下った場合、下部の複雑そうな二股がまだふさがっていないだろうと判断。
さらに尾根を、Co533mまで進む。

533mから、スタート地点に向かって伸びる尾根に向かって滑り出す。
途中広い沢型を滑ったり、開けた斜面が出てきたりで、快適に下る。


最後は、ドンピシャトンネルの出口前。

きれいに周遊できました。

新年初ウロウロで、要素も多く、雪もよく、風もなく、暖かい…。
よいウロウロツアーでした。

神様のお庭の端っこで遊んできた。

2023-05-07 | 雪の山
今回の山行目的は3つ。
①中岳温泉に浸かる。
②熊ヶ岳登頂。
③安足間の沢型を滑る。
という訳で、旭岳ロープウェーへGo!

ところが、

ガスで真っ白。
1時間以上待ってもガスが抜けないので、迷ったらテントを張ることにして出発。

白くて平べったい地形のところを、まめに位置確認しながら進むと中岳温泉にたどり着いた。

すぐに温泉確認。熱い源泉が出ている穴を発見。

Uがテントをたてている間に、冷たい水が源泉下流になるべく流れ込まないように整える。

足湯が完成。
真っ白な世界で湯に浸かるのが、秘密めいていてとてもいい。

温泉タイムを終えても、時間はあったが周囲はガスで白いままなので早々にテントで飲む。

暗くなったらすぐ寝たので、朝は3時に起きた。
4時前からぼんやり明るい。
目的の②を果たすために、まっすぐ熊ヶ岳に向かう。

少し風が強くて寒めだけど、その分空気が澄んで眺めがよい。


熊ヶ岳、標高が2210mもある。
調べてみると北海道で5番目に高い山らしい。
不思議な山で興味が沸いた。

Peak。

間宮岳との間に大きなお椀型地形を抱えている。
とてもきれいで風情がいいので、熊ヶ岳Peakからお椀の底に滑り込みたかったが、雪がカリカリで硬すぎるのであきらめる。
ぜひ今度やってみたい。

お椀をぐるっと回って、間宮岳に向かう。

お鉢に出ると、間宮岳、中岳と2000m越えの山が続く。

お鉢の上は、少し歩くたびに眺めが微妙にずれていって楽しい。

風は強め、カリカリ雪面に時々地面。
アイゼンはどちらにも歩きやすい。

北鎮岳が近づいてくる。

そして到着。

北鎮Peakからの眺めは圧巻でした。

まだ見ぬ眺めはあちこちにあるものです。

鋸岳も雪をつないで踏ませてもらう。
どこがPeakかよくわからなかったけど…。

写真は鋸岳と北鎮岳。
写っている北鎮岳北西斜面も楽しいらしいが、今日は雪がカリカリ。

ここまでわざとゆっくり進んできた。
滑る予定の安足間~比布沢型斜面に太陽が当たって、シャリシャリ雪になってくれることを願ってきた。
でも、時間的にはまだ早いらしい。
ストックの先は雪面に刺さるようにはなってきたぐらいのところで比布岳Peakについてしまう。

2018年に行った愛別岳を眺める。


最終目的地の安足間が近づいてきた。

沢型はずっと眺めているが、なかなかのカリカリくん。
それでも、だいぶ気温も上がり滑れる感じにはなっている。
さらに1時間待つ気持ちにもなれないので滑り始める。

景色に満足。

最後は見かけ的にも沢型っぽいところを行く。

後半はシャバシャバ雪になり、楽しかった。
11時を過ぎるとロープウェーで来た滑りたい人々がどんどん上がってくる。
時間帯がわかっているのですね。みなさん。

平行移動でテントに戻り、撤収。


掲げた目的は全て果たした。
天気もよかった。澄んだ空気で眺めもよかった。
GW最後の土日…。

岩内から目訓内1220mに行くチャンスをねらっていた

2023-04-30 | 雪の山
岩に行こうかとも考えていたが、天気がパッとしない。
西から天気がよくなっていくようだったので、前々から考えていた岩内側からの目訓内なら少し可能性があるかと思い、行ってみた。

9時には雨があがる、と言い聞かせてきた9時のスタート地点。

しかも、例年はあるらしいゲートの向こうの雪がない。
サイドの尾根にはあるけど、ガスだからとりあえず道を歩く。


ちっとも晴れないねえ、と話しながらも主稜線に取りつく。
でも、天気が回復しないのでイグルー作りのため、ブロック作り練習で時間をつぶす。

ちょっと明るくなってきたので、登り始めると時々晴れ間が見える。

でも、風はとても強いんです。
雲がすごい速さで流れていく…。

それでも眺めはどんどんよくなる。

が、標高が1100mを超えるとますます風が強くなり、Peakはガスで覆われている。

Peak直前で、「こりゃだめだ。」となり、笹藪に逃げ込む。
しばらく様子を見るけど、変わらないので荷物も板もそこに置いて、空荷でPeakアタック。

何とか頂上を踏んだ。
この岩々しいPeakはとても好き。

風は強いが滑りはそれなりに楽しい。

前目訓のコルまで一気に下る。

白樺山も行くつもりだったけど、強風に疲れて下山を決意。
行きに作ったブロック地点まで戻り、お昼ご飯。


帰りは道路の脇をずっと滑ってスタート地点にたどり着く。


岩内側からの目訓内は初。
自分としては目からウロコ的な気付き山行。

岩の翌日に雪の上を歩く、理想の生活

2023-04-23 | 雪の山
ニセコ方面の残雪を楽しみたかったが、天気がさえない。
何だか冬型チックな低圧部の張り出しを見て、だめだなあ、と思いながら、朝、詳細予報を確認する。

なんだか、スポット地域があるではないか。
どうやら西風を積丹半島が止めてくれているようだった。
スポット地域で、ちょっと行きたいところと言うと…、そうだ、松倉岩。
道路脇の林道入口とかに車止められる時期に、雪の上を歩いてみようと前々から思っていた。

という訳で出発。

林道からすぐに平らな白樺林を歩く。
Co713三角点名「共成」を踏んで、後は尾根沿い。
時折日が差す歩きやすい樹林を、Co749m~コルの613mをたどり、のんびり松倉岩を目指す。

小樽峠側からは無雪期に何度か行っている
ボルダーっぽい岩がゴロゴロしているのを知っているが、東側は道がないので見ていない。
近づくと、やはりボルダーがゴロゴロしている。

これらの写真は、地図で岩ぼこぼこマークがついている辺り。

そして現れた、松倉岩711m。

すぐに到着。

雪があるので、周りをぐるぐる回れる。

以前しょうたろさんとボルダーを作ったところを確認。

「クラドーム」と「松クラック」と名付けたところだ。

ふと見ると、余市岳が見えているではないか。

余市も少し考えたが…、でも、風強いんだろうなあ。

地形がボルダーでぼこぼこしているせいか、大きな凹地形がたくさんある。
その一つで風を避けて、早めのお昼。


行きも結構長めの斜面をよく走る雪のおかげで楽しんだが、帰りもちょびっと楽しめた。


下山後、近くの秘密の沢型へ行き、またネギ狩り。

充実しているなあ。



1010mの池 ~朝里岳1280m~

2023-04-16 | 雪の山
3時から知人宅で宴会だったため、近場の山。
朝里岳は、こんな時の救世主。
オリジナルの沢型~1010m池コースは、滑りも楽しい。

沢型の雪解けが早い。

でもまだ行ける。

デブリ箇所を通過。

急斜面を登って尾根に上がる。

あとはひたすら高い方へ登る。
すると、朝里岳Peak。

余市まで行きたいけどがまん。

池に向かって北斜面を滑る。

緩斜面からいい感じの斜面へ。

池が見えてくる。
そして池に向かって最後の急斜面を滑りこむ。

変化のある標高差250mの楽しい滑り。

黄砂の後に積もったらしく、よく走るザラメ雪で楽しかった。
池でまったりと休憩し、コルを経て元の尾根に戻る。
そして最後の楽しみがここ。

ここも変化があって楽しい。

スタート地点まで沢型内をピューっと滑って終了。

2016年の5月に行ったときは、もっと雪があった。登りのコースは違ったけど下りは同じ。比べてみると雪解けの早さが2週間どころではない感じがする。
これからは、雪解けが早くなっていくのかなあ。