なちゅらる Hi !

かっぱの心をうるおす、山・川・岩・海などの小さな自然。主に北海道の話。

神様のお庭の端っこで遊んできた。

2023-05-07 | 雪の山
今回の山行目的は3つ。
①中岳温泉に浸かる。
②熊ヶ岳登頂。
③安足間の沢型を滑る。
という訳で、旭岳ロープウェーへGo!

ところが、

ガスで真っ白。
1時間以上待ってもガスが抜けないので、迷ったらテントを張ることにして出発。

白くて平べったい地形のところを、まめに位置確認しながら進むと中岳温泉にたどり着いた。

すぐに温泉確認。熱い源泉が出ている穴を発見。

Uがテントをたてている間に、冷たい水が源泉下流になるべく流れ込まないように整える。

足湯が完成。
真っ白な世界で湯に浸かるのが、秘密めいていてとてもいい。

温泉タイムを終えても、時間はあったが周囲はガスで白いままなので早々にテントで飲む。

暗くなったらすぐ寝たので、朝は3時に起きた。
4時前からぼんやり明るい。
目的の②を果たすために、まっすぐ熊ヶ岳に向かう。

少し風が強くて寒めだけど、その分空気が澄んで眺めがよい。


熊ヶ岳、標高が2210mもある。
調べてみると北海道で5番目に高い山らしい。
不思議な山で興味が沸いた。

Peak。

間宮岳との間に大きなお椀型地形を抱えている。
とてもきれいで風情がいいので、熊ヶ岳Peakからお椀の底に滑り込みたかったが、雪がカリカリで硬すぎるのであきらめる。
ぜひ今度やってみたい。

お椀をぐるっと回って、間宮岳に向かう。

お鉢に出ると、間宮岳、中岳と2000m越えの山が続く。

お鉢の上は、少し歩くたびに眺めが微妙にずれていって楽しい。

風は強め、カリカリ雪面に時々地面。
アイゼンはどちらにも歩きやすい。

北鎮岳が近づいてくる。

そして到着。

北鎮Peakからの眺めは圧巻でした。

まだ見ぬ眺めはあちこちにあるものです。

鋸岳も雪をつないで踏ませてもらう。
どこがPeakかよくわからなかったけど…。

写真は鋸岳と北鎮岳。
写っている北鎮岳北西斜面も楽しいらしいが、今日は雪がカリカリ。

ここまでわざとゆっくり進んできた。
滑る予定の安足間~比布沢型斜面に太陽が当たって、シャリシャリ雪になってくれることを願ってきた。
でも、時間的にはまだ早いらしい。
ストックの先は雪面に刺さるようにはなってきたぐらいのところで比布岳Peakについてしまう。

2018年に行った愛別岳を眺める。


最終目的地の安足間が近づいてきた。

沢型はずっと眺めているが、なかなかのカリカリくん。
それでも、だいぶ気温も上がり滑れる感じにはなっている。
さらに1時間待つ気持ちにもなれないので滑り始める。

景色に満足。

最後は見かけ的にも沢型っぽいところを行く。

後半はシャバシャバ雪になり、楽しかった。
11時を過ぎるとロープウェーで来た滑りたい人々がどんどん上がってくる。
時間帯がわかっているのですね。みなさん。

平行移動でテントに戻り、撤収。


掲げた目的は全て果たした。
天気もよかった。澄んだ空気で眺めもよかった。
GW最後の土日…。


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