インターネットで流れている情報のほとんどは
ウワサ話ほどの制度もないと思っているけど、
まれに 「 お! 」 って思うことがあって!
流し台の隅に付いているこれ。
一般的にスパイスラックとして使われる引出しですね。
国産の既製品だったら殆どの流し台にあると思うんですけど、
Facebookで、『 3年住んで偶然この引出しを見付けた。 』
っていう記事をあげた人がいて、
それを見た沢山の人が、
『 自分の家のを見てみたらうちにもありました。』
って反応しているんですね。
・ ・ ・ 盲点でした。
プランの最中なんかに流し台を決定するために行く
ショールームのおねぇさんから説明されていると思うけど、
家を建てるために考えることが多いから覚えていないですね。
建物の引き渡しのときにも、
説明する項目が多いから、多分こんなのは説明しない。
コンロの構造上空いたスペースに、
申し訳程度に引き出しを付けたものなので
( って言ってしまったら元も子もないか? )
出来の良いものでは ないけど、
暮らしていて知らないのは問題だなと思って、
ちょっと “ 目からウロコ ” 的な情報で反省しました。
何かが生まれるときにはそれぞれ理由があって、
そのうち形骸化してきて、
最終的には意味を持たないものに変化していく。
そんな経路をたどるものなんだろうと思うけど、
経路の1番はじめ。
原点を見る感じがしました。
『 杉野原御田舞 』
田をつくって、モミを蒔いて、世話をして、収穫する。
これを舞に表現したものだと思いますが、
能の様でもあり、
狂言の様でもあり、
相撲の所作にも見える芸能の原点のような気がします。
この建物も良いんですね!
地域の人たちの苦労があってのことだと思いますが、
山深い土地にこれだけ立派に、
この芸能が残っていることが感動。
( 山深いからのこったのか ・ ・ ・ )
事実、続けることが難しくて、
今年が最後の公開になるやにも聞いたけど、
是非残して欲しいなと、思うのはよそ者の気軽さでしょうか。
十津川村の 『 小原の大踊 』 は、
大学の先生が活躍して、学生を連れてくることで守れた。
と聞いたけど、同じような方法があるのかも知れません。
を初めてナマで聴いた!
名器でも練習用のバイオリンでも、
私には解る自信ないけど ・ ・ ・ 。
詳しくないので知りませんでしたが、
タイヘンなヴァイオリニストだそうです。
表現者のモチベーションは、
頑張れば、それに見合った場が与えられる。
っていう期待だと思うけど、
音の良くない会場で、
それ以上に、聴き手の行儀の悪さが目立ちました。
一流になれば、
いつも最高の場が与えれるとは限らないみたいで、
とても残念でした。
途中から諦めたみたいだったけど、
最初、
「 あなたの体制が整うまで、こちらは演奏始めませんよ。 」
みたいな姿勢が痛快だったんですけどネ!
って、
みんなが不思議に思うから『 橋杭岩 』は名勝なんだろうけど!
私が以前から不思議に思っているのは、
手前のゴロゴロしている岩です。
『 橋杭岩 』の荒々しい感じと、
手前のゴロゴロしている岩の呑気な感じがとても対照的で
不思議に思っていたんですね。
県立紀伊風土記の丘 学芸員の
瀬谷今日子さんの『 地震と考古学 』というお話を聴きました。
このゴロゴロしているのは、
元は『 橋杭岩 』の一部だったのが崩落して、
津波で今の位置に運ばれたのだそうです。
だから一方向に偏って分布しているのだとか。
レーザー光線 ( て言ったかな? ) で正確に測っても
台風程度の大波では全く位置が変わっていないそうです。
“ 地震考古学 ” という学問があるのだそうですが、
なかなか面白いお話です。
考古学の分野で地震を見ることで、
解ることの例を興味深く沢山伺いましたが、
その中で、考えさせられたお話を1つ。
大阪で発見された弥生時代の大きな集落の遺構で、
集落があった間に何度も地震にあっていることが
地崩れの跡から解るけど、
地崩れの場所に建物が建っていた形跡が1つもないのだとか。
「 昔から人が住んでいた場所は、安全なところ 」
って、よく言われることですが、
まだ文字も持たない古い時代の人に
すでに安全に住む知恵があったんですね。
これだけ文明が進んだ時代の人がその知恵をなくしていることが
フ ・ シ ・ ギ !
事業をしていた伯父から
「 あとから松下とか、他に色々な人が出たから
若い人にはピンとこないかも知れんが 」
っていうような感じで話を聞いたことがありました。
ある世代にとって、
小林一三が
出世物語のヒーローの代表だったんでしょうね。
小さな温泉だった宝塚と
阪急電車の関係くらいは私も知っています。
( って、『 おゝ宝塚 』の歌詞のまんまだし! )
で、
小林一三が宝塚歌劇への思いを語っています。
最初の頃のエピソード、
有馬稲子・越路吹雪・淡島千景・月丘夢路・乙羽信子
なんていう私でも( 名前くらいは )知っている
往年のスターの話など、なかなか面白いのですが、
意外なのは、小林が考える宝塚歌劇が
“ 花嫁学校 ” の延長っぽいんですね。
頑張ってスターになるのも良いけど、
家庭に入って良い妻、良い母になるのが女の幸せ・つとめ。
的な感じ。
時代が違うからか、今イメージする宝塚とは違う感じがします。
昭和30年に200円だった本を
私は2,000円で買いました。
物価を考えたら安いのか?