ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

オキナグサの種の生成など 

2021-04-29 06:56:23 | 草花
オキナグサを種から育てています。その始まりは2011年のことでした。知り合いから実生の苗を頂き、それを庭に定植したものが翌年に花を咲かせてからずっと種を採り播きして維持に努めてきました。
今年もすでに種を採取して苗床に播いていますが、あと一週間ほどで発芽するはずです。

オキナグサはキンポウゲ科オキナグサ属の多年草。
白く長い綿毛がある果実の集まった姿を老人(翁)の頭にたとえ、翁草(オキナグサ)と名付けられたようです。

かつては各地で自生していた種類だったようですが、開発や乱獲によって今では希少種という位置づけになってしまいました。
それでも自分が実際にこの草と10年間お付き合いしてきた範囲内で考えると、自然の状態でも種を飛ばして適当に増え続けることがわかりました。
それなのに希少種となってしまった理由の一番は、種が飛んでも定着・生育する土地が、開発などによって、極端に減少していることにあるのではないかと推測しました。
現に拙庭では、飛んだ種が思わぬところで発芽したりしています。(もっとも夏の草むしりでは、選別する暇もなくて、何でもかんでも抜いてしまいますが)

オキナグサの綿毛の生成過程
準備中 ↓


仕掛り中 ↓


完了 ↓


最終到達点 ↓


ツー・トップ ↓

綿毛の中心部分に種がいくつも球状にまとまって集まっています。”白髪”の一本ずつの内側の先端に種が付いています。
小生の場合はその”白髪”を切って種だけを砂地に播きます。播いた表面が乾かないように水遣りを続けると3週間ほどで発芽します。
そのまま成長させて、折を見て定植するようにしますが、その際に根切りをすると生長が早いようです。
聞いたところでは定植した3年後、4年後に花が咲くということでしたが、初回のものは翌年に早くも開花を見ました。



ヤマシャクヤク ↓

山の神様が買ってきた苗です。手前には新芽が出ていますが、今年の開花は無くて、来年の楽しみになります。



芍薬 ↓



今は芍薬の真っ盛りとなっています。



ネジバナの新葉 ↓

過去にネジバナを鉢に取り、一本立ちで栽培してもその年限りで消滅してしまいました。
昨年ネットのお友達からネジバナが菌根菌に共生してもらい,菌根菌に有機物を作ってもらって生きているという話を聞きました。
ということを踏まえて、ネジバナの自生している場所の雑草(オヒシバか?)ごと移植しておきました。
今その場所を見ると、ネジバナの新しい葉を見ることが出来ました。花を見ることが出来そうな予感がします。



オオバギボウシ ↓

今までの場所から移植しましたので、今年の花は望めないかもしれません。



ジャーマンアイリス ↓



昨日見た蕾が、本日初花を見せてくれました。



フタリシズカ ↓

今が花の最盛期のようです。



ジャガイモ ↓

蕾を持ってきています。花を咲かせても、花芽をむしり取っても、収量に影響しないそうですので、花も見ておきたいものです。


コメント (6)
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