日本の政治システムの中で、
政治家や行政官僚たちが、
色んなアイディアを出したり、
制度を作ったり、
頑張ったり…ってことで
競争をしていないんですよ。
行政組織も政治組織も
国民のほうを向いていない。
今までそうだったので、
コロナ禍になった時に、
突然国民のほうを向いて
国民の身に成り切って、
ここに何が必要かって
考えるマインドを持つ
人間が非常に少ない。
↓↓↓
コロナで露わになる日本の貧弱なセーフティネットの実情
(宮台真司『マル激トーク・オン・ディマンド第997回』より)
敗戦後から70年までは高度経済成長で「豊かになりたい共通前提」があり、
政府の組織目標も自明に思えたのだけど、72年の石油ショック以降、
財政状況も変わり「心の豊かさ」を名目に人によって幸せの尺度が違うとして、
利権目的の裁量が増えたことが1点。
80年代からは郊外の共同体空洞化で相互扶助が喪われ、
個人と国家がダイレクトにつながった結果、セーフティネットへのスティグマが先鋭化し、
「自己責任」という言葉が社会を覆うようになったことが1点。
困窮者の救済は共同体保護の前提である…という認識の劣化を、
このコロナ禍の時代、ひとりひとりが受け止めて考えなければならない。
#photobybozzo
政治家や行政官僚たちが、
色んなアイディアを出したり、
制度を作ったり、
頑張ったり…ってことで
競争をしていないんですよ。
行政組織も政治組織も
国民のほうを向いていない。
今までそうだったので、
コロナ禍になった時に、
突然国民のほうを向いて
国民の身に成り切って、
ここに何が必要かって
考えるマインドを持つ
人間が非常に少ない。
↓↓↓
コロナで露わになる日本の貧弱なセーフティネットの実情
(宮台真司『マル激トーク・オン・ディマンド第997回』より)
敗戦後から70年までは高度経済成長で「豊かになりたい共通前提」があり、
政府の組織目標も自明に思えたのだけど、72年の石油ショック以降、
財政状況も変わり「心の豊かさ」を名目に人によって幸せの尺度が違うとして、
利権目的の裁量が増えたことが1点。
80年代からは郊外の共同体空洞化で相互扶助が喪われ、
個人と国家がダイレクトにつながった結果、セーフティネットへのスティグマが先鋭化し、
「自己責任」という言葉が社会を覆うようになったことが1点。
困窮者の救済は共同体保護の前提である…という認識の劣化を、
このコロナ禍の時代、ひとりひとりが受け止めて考えなければならない。
#photobybozzo