7月8日(金)にアーツ千代田3331で行われた震災支援イベント。
支援を行う団体に支援をしよう…とクリエイターが一堂に。
企画した松本力さんの言葉。
多くの人々が多くの人々を失う時に、自分の生き方のいままでとこれからが続いていることを考えていた。
人は社会の中で、大勢の中の一人として、誰かと誰かと三人以上でいるときと、その誰かと別れて家路をたどって、
それから家で一人でいるときと、または、夫婦、恋人、親友、親子など、二人でいるときに、どのように自分で在るか。
自分は絵を描くから、それに依って他者にとっての自分の在り方をはかってきた。
自分は自分で在るか。そんな独りよがりな心の願いだから、自分の気持ちを隠したり、うまく伝えられなかったことのほうが多かった。
そして、ずいぶんと固執していることがあることも知った。
自分が、失ってしまったと感じたり、気がつかなかったうちに過ぎ去ってしまっていたと考えていたものが、
今までもこれからも変わらずに在ったことを考えた。
いままでどれだけ多くの人との関わり合いの中で生きて来られたかを考えたら、
自分だけは自分の全てを知っているかなんて、答えられない。
自分が自分でいられるのは、ほんの一瞬でしかない。誰かがまなざしをくれているときだけだ。
原発事故のことから身近なことまで、いろんな人の属性からお互いの関係性が露呈して、噴出して、
でも人が人を責めきれないときに、相手のことを考えることで、自分がそのことに向き合えているのかどうかに直面することがあった。
自我なんてなかったとしても、人と人はどのように違うのか、また、違わないのか。
表現をして作品をつくるときに、そのことをいつも考えていたり、忘れてしまったりする。
でもぼくは、人を過去に連れていくものが、同時に未来から連れ戻ってきてくれるものだとも想っている。
人が、自らの夢の中に飛び込んでいくことが、その人の未来をつくっていくことになるかもしれない。
人にはそれぞれの時間がながれていると、親しい人がぼくに話してくれた。
このライブは表現者としての友人がその友人を招いて、それぞれの時間を交叉させるパフォーマンスをするもので、
その、お互いを観る時間のなかで、多くの人にながれている時間のつながりを想像していく場にしたいとおもう。
企画者・松本力
自分が自分でいられるのは、ほんの一瞬でしかない。誰かがまなざしをくれているときだけだ。
…胸を打つ言葉だ。被災地に赴いて被災者の方々が言っていたこと。
「わたしたちを忘れないでほしい」
未曾有の大災害で、人と人との関係性を考えさせられた。
まさに「まなざし」を向けることが大切だと思った。
それはとてもエネルギーの要ること。
だからこそ、しっかりと「まなざし」を向けていきたい。
…すべからく、どんなものに対しても、だ。
支援を行う団体に支援をしよう…とクリエイターが一堂に。
企画した松本力さんの言葉。
多くの人々が多くの人々を失う時に、自分の生き方のいままでとこれからが続いていることを考えていた。
人は社会の中で、大勢の中の一人として、誰かと誰かと三人以上でいるときと、その誰かと別れて家路をたどって、
それから家で一人でいるときと、または、夫婦、恋人、親友、親子など、二人でいるときに、どのように自分で在るか。
自分は絵を描くから、それに依って他者にとっての自分の在り方をはかってきた。
自分は自分で在るか。そんな独りよがりな心の願いだから、自分の気持ちを隠したり、うまく伝えられなかったことのほうが多かった。
そして、ずいぶんと固執していることがあることも知った。
自分が、失ってしまったと感じたり、気がつかなかったうちに過ぎ去ってしまっていたと考えていたものが、
今までもこれからも変わらずに在ったことを考えた。
いままでどれだけ多くの人との関わり合いの中で生きて来られたかを考えたら、
自分だけは自分の全てを知っているかなんて、答えられない。
自分が自分でいられるのは、ほんの一瞬でしかない。誰かがまなざしをくれているときだけだ。
原発事故のことから身近なことまで、いろんな人の属性からお互いの関係性が露呈して、噴出して、
でも人が人を責めきれないときに、相手のことを考えることで、自分がそのことに向き合えているのかどうかに直面することがあった。
自我なんてなかったとしても、人と人はどのように違うのか、また、違わないのか。
表現をして作品をつくるときに、そのことをいつも考えていたり、忘れてしまったりする。
でもぼくは、人を過去に連れていくものが、同時に未来から連れ戻ってきてくれるものだとも想っている。
人が、自らの夢の中に飛び込んでいくことが、その人の未来をつくっていくことになるかもしれない。
人にはそれぞれの時間がながれていると、親しい人がぼくに話してくれた。
このライブは表現者としての友人がその友人を招いて、それぞれの時間を交叉させるパフォーマンスをするもので、
その、お互いを観る時間のなかで、多くの人にながれている時間のつながりを想像していく場にしたいとおもう。
企画者・松本力
自分が自分でいられるのは、ほんの一瞬でしかない。誰かがまなざしをくれているときだけだ。
…胸を打つ言葉だ。被災地に赴いて被災者の方々が言っていたこと。
「わたしたちを忘れないでほしい」
未曾有の大災害で、人と人との関係性を考えさせられた。
まさに「まなざし」を向けることが大切だと思った。
それはとてもエネルギーの要ること。
だからこそ、しっかりと「まなざし」を向けていきたい。
…すべからく、どんなものに対しても、だ。