最初の着想では、パリやニューヨークのミニチュア版を目指したのだろうが、
じっさいに出来たのは、沼地から生え出た蓮の華と放射線状に拡がっていく花びら、
その真ん中を貫いて、にょっきり天に向かって突き上げる金剛杵との組み合わせ。
まぎれもない胎蔵界曼荼羅の構造。
その曼荼羅に、煩悩まみれの大阪人類たちが、住みついたのである。
【「大阪アースダイバー」by中沢新一】
じっさいに出来たのは、沼地から生え出た蓮の華と放射線状に拡がっていく花びら、
その真ん中を貫いて、にょっきり天に向かって突き上げる金剛杵との組み合わせ。
まぎれもない胎蔵界曼荼羅の構造。
その曼荼羅に、煩悩まみれの大阪人類たちが、住みついたのである。
【「大阪アースダイバー」by中沢新一】