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沖縄→東京→竹野と流転する、bozzoの日々。

【JICA】アフガニスタン人との対面式

2006-11-16 | JICA
本日、夕方18時30分からの「対面式」へ行ってきた。

アフガニスタン人たちと、
週末の滞在先であるホストファミリーが
はじめて顔を突き合わせた。

ボクたちが受け入れるアフガンは「アリーアガー・ビラシュク」さん。
32歳のスポーツ教師だ。
片言の日本語と英語で、お互いを紹介しあう。

「この日をずっと心待ちにしていた」

通訳を介してのアリーアガーさんの言葉が、胸にズキンと響く。
日本に来て、沖縄でホームステイをする日を心待ちにしていた…と。

「ホームステイ当日は、きっと最高の想い出になると、確信している。
 だから、思いっきり楽しみたい。なんでも質問してほしい。」
…アリーアガーさんは、正面切ってボクたちと接してくれた。

ボクたちも、その気持ちをしっかり受け止めて
ホストファミリーの責任を果たしたい…と思った。

まずは食事について伺ってみる。
敬虔なムスリムであるアリーアガーさんは、
ハラル(アラーに許された食物)フードしか口にしないらしい。
「卵とジャガイモとブレッドは大丈夫」「野菜も大丈夫」「アルコールはダメ」
これはやはり、当日スーパーの買い物に付き合ってもらうしかなさそうだ。

つぎにどこに行きたいか伺ってみる。
「海がみたい」「ビーチで空気をいっぱい吸いたい」
「アフガニスタンに海はない。だから海が見たい」
スポーツ教師だから、スポーツはどうだろうか?
「テニスできる?」「サッカーできる?」
ボウリングなら出来そうだが…。「I don't know.」
「10本のピンを大きなボールで倒すスポーツ」…と妻が説明する。
「Ahhh, I see.」「I can play bowling.」
ビーチとボウリングにレクリエーションは決まり!

アフガンたちの笑い声が会場にあふれていた。

日本人にしてみれば、もっとも遠い存在であっただろうアフガニスタン人。
その彼らと、笑顔で会話を楽しんでいる。…すばらしい。
同じ地球人として、コミュニケーションしているこのひとときが、すばらしかった。

そして何よりも、彼らがこの日を心待ちにしていた…そのひと言がギュッと来た。

遠い国日本での滞在を、受け入れるホストの人たちを、楽しみに思ってくれていたことが、
とてもうれしかった。言葉にならない思いが、グッとこみ上げてきた。

衛星中継やジャーナル誌でしか触れることのないアフガニスタン。
その彼らに、これだけ受け入れられている事実。

…視野をもっと高く持ちたい…そう思った。

週末が楽しみ。

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