GWの滋賀方面GTの記事、もうしばらく続きます。しばしお付き合いいただけますと幸甚でございます。。。
ん?養老鉄道?
滋賀に行ったのではないの?
と思われる方も多いと思うのですが、今回、滋賀に行くに当たり宿を取るのが遅れてしまって、
とにかく宿が取れなかったのです。
滋賀県自体の魅力もさることながら、やはり滋賀は京都に近いので
京都で取れない分が滋賀に流れているのかな...。
ということで、ちょっと東京方面に戻ると宿に余裕が出てくるのを利用して
泊まった街は、大垣だったのでした。
ここから前回までの続き。
豊郷小を見た後は前述の通り最後のあがきで220系(モハ220)を見に
近江鉄道の多賀線に行ったんですが
やはりここも800系しかおらず。
で、そのまま彦根ICから宿に向かいました。
多賀大社も多賀の街も素敵だったのですが、ここは早く宿に入りたかったので
後ろ髪を引かれる思いで通過。
近江鉄道多賀大社駅にて。GW中で、多賀大社というそれ相応の観光地があるのに
街も駅も寂しい限りでした...。
というか、そういう自分もクルマで来ているわけで。心境は複雑です。
ところで。「大垣」と言えば言うまでもなく我々「鉄」には
大垣夜行の始発終着駅として心に刻まれている駅なのですが、
よく考えると数え切れないほど利用しているのに
大垣という駅がどんな街か、まったく知らなかったことに気がつきました...。
ちなみに駅ビルと反対側になんと大きなショッピングモールが出来ていて超びっくり。
というか、駅ビル側ではない駅前に何があったのか...そもそも知らないんです。
駅とモールを結ぶデッキから。再開発から取り残された好ましい建物。変電所?
夜は食事をしに、初めて駅前を散策。涼しい夕暮れ。気持ちよかった。
駅前ロータリーからすぐの交差点の角に半分廃墟みたいな古いビル。
昭和30~40年代に建築されて、中途半端な時期ゆえに保存されることもなく、
壊されるしか運命が残されていないようなこの手の建物も好き。
こういう古いコンクリ物件の前に国産旧車を置いて写真撮りたい(汗
ホテルに帰ったらバタンと倒れてそのまま眠ってしまったので、
その分、朝は早めに起きてホテルのバイキングでしっかり朝食を食べ、
いざ、「養老鉄道」に乗りに大垣駅に向かいます。
ここも以前から「行かないと、行かないと」と思っていた路線です。
かつて(20年くらい前)「近鉄養老線」だった時代、
桑名から懐かしの421系で大垣まで乗りとおして以来の訪問。
しかもその間に近鉄子会社で経営が分離された「養老鉄道」になってしまっていました。
今回は次に控えている予定があったため時間もないので、
乗ったことのない大垣から北の区間、大垣~揖斐までを乗ることにしました。
大垣駅前ロータリーからチラ見えする610系。
編成番号D11。旧車号は1901-6109-1801。両端は旧名古屋線系1800系、
中間車は貴重な南大阪線系6900系の生き残り。6900系は6000系の登場当初の形式。
3両とも昭和30年代後期~40年代初期製。
ご覧の通り、嬉しいことに養老鉄道になってから塗装が近鉄の旧塗装(マルーン1色)に戻っていて、
昭和30年代~40年代製の近鉄電車の格好良さを存分に引き出してくれています!
平成22年の光景とは思えない(号泣
で、駅に入り、乗りこんだ揖斐行きはこれ。
621F、D21編成。旧車号6011-6012-6106で、6000系初期車の転属。
小四角2段の旧タイプ尾灯に激しく萌えます。まだこんなのが残っているとは(涙
ほんとは「マジもんの旧ラビットカー6800系の残党」である600系D06編成に乗りたかったんですが、
まあ1本しかないし、そうそう会えるものでもないので仕方ない。
個人的にはわずかな区間ながらも、近鉄系統の車両、しかも古い車両に乗れるとあって
大満足なわけです(^^;
車内。
最近更新されて内装材などが近代的な装いになったようですが、
扇風機、近鉄の初期高性能車らしさを醸し出す高くて丸い屋根、
両開きの幅広関通路、長い吊革、蛍光灯のグローブ、柱のないシート袖仕切りなど、
この雰囲気もたまらんですねえ。
あっという間に終点揖斐。そのまま折り返し電車に乗って大垣に戻り、今度はC5でもういちど揖斐駅に来たのでパシャリと撮影。
C5の黒モール化、(しつこいようですが)ほんといいわ(自画自賛w)。
これまた古くて素敵な木造駅舎。大正8年に開業した初代養老鉄道時代からのものなのでしょうか?
長い歴史の中で、この路線は参宮急行時代なども経ているわけで、なんだか感動ですねえ。
もいっちょwithC5。ずんぐりむっくり。猫背。しかもクジラっぽい。
掴みどころのないスタイル。
アンテナがホテルの駐車場格納用に下に曲がったままですなw
ということで、このあともすぐには東京には帰らず、次なる場所へと向かったのでした...。
つづく。
>>しかしまあ、見てください、この艶のある塗装の美しさ!
40年以上前!に作られた電車なのに、一向に古く感じませんし、とにかく電車が綺麗です。
どんどん取りかえる鉄道会社もある中、なんだか考えさせられますよね。
現場の保守は大変なのかもしれませんし、経営状況や経営方針の違いなのでしょうが、
大事に使うってことの素晴らしさを見た気がします。
いずれ再訪したいエリアです。
網棚が「網」なのもプチレトロですねぇ。
金具が無塗装アルミでなく塗装だったりすると鼻血が出そうですがw。
関西って電車の持ちがいい気がします。
それにしても塗装の状態は見事ですね。中小私鉄だと普通にくすんでいたりするものですが。
大垣って僕も降りたことないです。水が綺麗な街らしくて、水まんじゅうが名物だそうです。どうしても「交通の要」的なイメージが先で、あまり「観光名所」な感じは頭の中にはないのですが、イメージと実際行ってみた印象の違いを味わうのも旅の醍醐味ですね!
しかし、この車両、外板綺麗過ぎませんか?笑 メンテには定評のある阪急でもペコペコになってますけどねぇ~。
こっちの103~115系なんて(酷
大垣ったらたしかに18きっぱーの聖地ですが
誰も外の様子って知らないんだろうなぁ.
だって「大垣ダッシュ」ってレース?があるくらいだし(笑
いつかぜひ山陽山陰へ.
井笠~一畑~木次線など,盛りだくさんのプランで
お待ちしております
>名鉄600V線区の終焉を見届けたものとして
おお、ほそモールさまも。
個人的には20年前に通った名鉄600V区間は思い入れがあります。
そして、揖斐駅からワタクシが向かった先は...
>塗装の状態は見事ですね
さすがに検査を近鉄の工場でしているだけありますね(^^
Guさま>
>大垣って僕も降りたことないですいのです
そうなんですよ、ダッシュして、お弁当買う駅だったんですよね。なので、まんじゅうのことも、水の都だということも今回初めてしりました。
>外板綺麗過ぎませんか
どうやら平成22年修繕のようです。さすがに綺麗ですね...。
ぱとらしゅさま>
>大垣ったらたしかに18きっぱーの聖地ですが
そうなんです。なのでいい経験になりました(といいつつ、市内観光は一切しませんでした^^;
>いつかぜひ山陽山陰
GTで岡山まで行くのもいいのですがやはり乗りたい山陽本線!なのでどうやって行くか思案も楽しいです。
その際はぜひぜひお願いいたします!