Retrospective...

イラストレーター/ライター遠藤イヅルの困った嗜好をばらす場所

【おしごと】寝台車(ハネ)のイラストエッセイ描きました@鉄道デザインEX 08号

2014-06-04 | おしごと。



このたび、イカロス出版さまより、
鉄道をデザインから考察する異色かつ斬新なムック、
「鉄道デザインEX」(Rail Design Explorer)通巻08号にて、
寝台列車についてのイラスト&エッセイのご依頼を戴きました。

誠にありがとうございます。


日頃より懇意にしていただいております、イカロス出版 S編集長との打ち合わせで、
寝台車にまつわるエピソードを、とのお話を頂戴しましたので、
「ハネ(普通寝台)」にテーマを絞り、
歴史、乗ったときの思い出、知恵のデパート個室寝台について
まとめさせていただくこととしました。


ところで。
そういえば思い出すと「B寝台」って最近乗ってないです。

最後に乗ったのは、まだ無くなる前のブームが来ていない581/583系「きたぐに」。
その前は、ちょっとお見送りが増えて
駅が大変なことになりつつあった14系「北陸」でしょうか。
285系サンライズも数年前に乗った記憶も...。



大阪にて発車を待つ「きたぐに」。まだ別れを惜しむファンはまばら。



ピンぼけしちゃってるけど、581/583系の車内。
このときは上段だったので、そのベッドの位置の高いこと!




581/583系は、上段でもまったく外が見えない訳ではないのです。この小窓も旅情のひとつ。








それからわずか数年。
きたぐにが消え、あけぼのが消え、日本海が消えました。
寝台列車のクイーンともいえるトワイライトエクスプレスでさえ、廃止が決定しました。
北斗星も、廃止の危機。
車両が新しいカシオペアやサンライズも存続が検討されているほどです。


子供のころ「あたりまえ」だった寝台列車が消える。
そのインパクトは、計り知れませんよね。


この消え行く「庶民のための寝台」、【ハネ】への懐かしさを込めて
描かせていただきました。

絵のタッチはイラストエッセイらしく丸く、優しく、かわいらしく。
文字も、絵も最大限詰め込んでみました。



「開放ハネの思い出」と、「個室寝台さまざま」。



これが「上段の特権」、荷物置き。



少しでもお読みくださったみなさんが
「懐かしい!」
「面白い!」
「乗ってみたい!」
って思ってくださり誌面を手に取っていただけたら、
これ以上嬉しいことはありません。



>>ご近所の書店以外でも、Amazonにて購入することが出来ます。
今回の特集は「個性派車両のもてなしデザイン」。

・JR九州に登場した「ななつ星」の登場により、
鉄道車両が与えてくれる「おもてなし」や「サービス」が大きくクローズアップされるようになってきた。
そこで今回は、「もてなしデザイン」と題して、
さまざまな時代に鉄道車両が与えてくれた、乗る人のためのデザインを考えてみる。

・第1章・現代の最新もてなし分析
・第2章・1980年代のジョイフルトレイン
・第3章・私鉄車両のもてなしへの挑戦
・第4章・終焉近し?夜汽車が提供する極上のもてなし
・第5章・フリースペースの進化論

>>鉄道に詳しくない方も、デザインに興味がある方にも楽しんでいただける内用になっています。
ぜひ、お手に取ってご覧いただけましたら幸いです。


>>開放B寝台客車の醍醐味、通路側の折り畳み椅子。
ひとつひとつのアイテムが旅情を誘います。
お、Tさん、奇遇ですね(笑



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2 コメント

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?? (とおりすがり)
2014-06-05 05:52:22
サンライズエクスプレスってなんですか?
お仕事でされているならきちんと調べてから書いた方がいいと思いますよ~。
返信する
Unknown (遠藤イヅル)
2014-06-05 11:11:59
ご指摘ありがとうございました。
修正しています。
返信する

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