Retrospective...

イラストレーター/ライター遠藤イヅルの困った嗜好をばらす場所

眠れない夜は(2)

2004-11-06 | できごと。
また眠れない夜です(9/29付ポスト参照...)。
今夜のお供はペルノーです。
フランス、特に南仏でポピュラーに飲まれるお酒、「パスティス」
の系統のリキュールです
(厳密に言うと、ペルノーはパスティスではないのだが
詳細はまた後日)。
ペルノー以外には、リカールが有名です。ちなみに
F1で有名なポールリカールサーキットの
「ポールリカール」は、このお酒で儲けた
人物そのものの名前です。
はっきり言うとペルノーより高いぶん、
こちらの方が美味しいです。

パスティスは「アニス」などのハーブを配合して
作ったお酒。はっきり言って、だめなひとは香りで
拒絶してしまうかもしれません。
なぜなら、「歯磨き粉」クサイのです。薬というか、
なんというか、とにかく強烈。
でも僕は大好き。
リカールも含めて常に2~3本は常駐しています。

基本は水割り。
黄色い透明な液体が、水を入れると一気に
不透明な黄色に変身します。
それをチビチビ飲む。

アルコール度数は40~45度。
水割りを2杯で、すっかり上機嫌。
ベッドに潜り込めばやっと睡魔が来てくれます。
「外人ごっこ」な夜は、こうして更けていきます(笑)。

>>パスティスは実は「アブサン」と呼ばれる酒の代替品なのです。
アブサン酒は、ニガヨモギから作られていましたが、
これが幻覚作用をもたらすなどの問題が指摘され、
1915年に禁止された「禁断の酒」です。
アニス酒もしくはアニゼットはこの代わりとして
飲まれるようになったものです。

アブサンに取り憑かれた芸術家には、
ヘミングウェイ、ピカソ、ゴッホ、ゴーギャン...など
そうそうたる面子。ゴッホはアブサンの常用者で、
左耳を自ら切断したのはアブサンによる
ものだと言われています。
むろん、アニス酒にはそんな作用は副作用はありません。
あるとすれば、「南仏のオッサン」の気分に浸れる
ということでしょうか(^^; 

コメント (5)
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