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花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

水の泡になれ

2024年06月19日 | 研究
泡農薬散布に挑戦しているのはFLORA HUNTERSの2年生。
先日、工業用の噴霧器で初めて泡散布に挑戦しました。
すると問題なく水の状態から泡として噴霧され、ひとまず成功となりました。
面白いことにノズルの先についているスポンジが3種類あり
それを変えることで泡の硬さが調節できます。
硬めはムース状、柔らかいと水に近い状態。
FLORAは作業性も考えて中ぐらいの泡を選びました。
次は使用した農薬の液量チェック。こちらも削減できたら大成功です。
とはいっても本物の農薬を使ったら危険。
そこで試験では農薬を混ぜていない水で実験するつもりです。
「水の泡になる」とは今までの努力が無駄になってしまう意味ですが
2年生にとっては水が泡になるのは大成功の意味。
すべて水の泡になってほしいと願うFLORAです。
さて泡農薬の実験も佳境に入ってきましたが、しばらく活動できません。
なぜなら先週は農業クラブの壮行式のため課題研究はなくなり、
今週は水大賞の表彰式で遠征するためやはり活動はできません。
さらに金曜日にも課題研究はありますが、
メンバーが農業クラブ県大会に参加するようでこの日は不在。
来週はテスト週間になるので残っている活動は数回だけ。
忙しい名農生です。
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桜桃忌

2024年06月19日 | 生物生産科
フルーツの里「南部町」。まもなく始まるサクランボ狩りのPRも始まり
だんだん盛り上がってきました。
しかし南部町は全国有数のリンゴの産地でもあるのです。
リンゴといえば青森県でも日本海側の津軽地方というイメージがあります。
確かにその通りですが、この南部町は太平洋側にありますが
低音多湿のヤマセが流れこみにくい地形。
そのため奇跡的に温暖で2006年データでは町村別リンゴ生産量で全国7位と
リンゴの大産地にもなっているのです。
こちらは現在のリンゴ。まだピンポン玉より2回りほど大きいサイズです。
おそらくたくさん着いた実の中から、良いものを残し
小さかったり歪な形のリンゴを摘み取る摘果作業をしているのではないでしょうか。
広い農園。小さな果実を摘み取るのはなかなか作業がはかどらなく
苦戦しているかもしれません。名農でリンゴ担当は生物生産科。
サクランボの収穫も始まるので、大忙し。頑張ってもらいたいものです。
ところで思ったより収穫量が落ちているというサクランボ 。
暖冬が原因ではないかともいわれているようで、
今年もサクランボ は貴重なようです。
さらに雨が多いと割れてしまい農家は打撃を受けます。
梅雨入りも近づいており、収穫を目前にして空模様が気になる南部町。
今日は太宰治の命日「桜桃忌」です。
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