花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

ある時は騎手、そしてある時は馬

2024年06月25日 | 研究
2024年のFLORAは2月からミスト研究の準備に取り組み
4月2日には、どこよりも早く研究活動をスタートさせました。
そのため早いメンバーはもうゴールイン。
成果はともかく、とりあえず一段落しました。
そうなると第2フェーズに進むことになります。
それがFLORA恒例のコンクールチャレンジ。FLORAダービーです。
研究しただけでは自分たちの取り組みがどのようなレベルにあるのかは
わかりません。そこで第3者に評価してもらおうと
チャレンジするようになったのがきっかけで、
もう15年以上続いているFLORAの伝統行事です。
また今年は全員でミスト栽培研究のサポートしていますが
並行して個人の研究も行われています。
ミストが評価されるのはみんな嬉しいのですが
どのメンバーもやはり自分の研究で勝負したいと考えています。
そんなことでこれからは各自、またグループごとに
コンクールに応募することになります。
このようなコンクールが行われるのは秋から冬。
したがって多くの大会のエントリーは夏なのです。
そこで自分の研究成果は科学系コンテスト向きかのか
ビジネス系に発展させた方が面白いのか、
はたまた他のメンバーと協力して環境研究や農業研究活動として
チャレンジした方が評価されやすいのかを検討しています。
FLORAダービーは騎手である自分が輝けるレースを複数選択し
そして各自が馬になって走るイベント。
冗談じゃなくて人馬一体です。エントリーが始まりました。
コメント

ストロン

2024年06月25日 | 環境システム科
環境システム科では主に水耕栽培を学びます。
しかしそればかりではありません。ちゃんと畑での栽培も体験します。
なぜなら土耕が栽培の基本。ここでしっかり植物生理や
環境制御技術を学んでもらうためです。
土耕の体験は主に1年次で行われますが
この経験があるからこそ、人工的な水耕栽培で応用ができるのです。
さてこれが現在のジャガイモ。余分な茎を抜き取ってみると
1cmぐらいの小さなイモがもう出来ています。
イモのついているのはストロンという名の地下茎です。
このように今が肥大期ということがわかれば、次に打つ手がわかります。
まずは追肥。大きくなる今こそ栄養が必要です。
肥料のおかわりをしてもらいます。
次は培土。どんどんイモが大きくなると、中には畝の中から
顔を出してくるものもいます。ジャガイモはサツマイモと違って
茎の塊りなので、光に当たると緑化して商品価値がなくなります。
そうならないように畝に再度、土をかけて畝を大きくするのです。
土の中で植物がどんなことが起きているか想像できるようになれば
こっちのものです。
コメント