BAMBOO-JET  ~うみの部屋~

タケノコジェットでどこへでも!
読んだ本や見た映画、食べた料理、旅先、育児や日常のことなど、趣味をつらつら語ります

クリスマスの楽しみ方

2005-12-16 14:16:00 | のほほん日記
NYでのクリスマスのお楽しみと言えば。。。イルミネーション
私のイチオシは5番街を挟んでロックフェラーセンターの向かいにあるデパートの正面に飾られてる「The Swarovski Star - Star Raising」という名の雪の結晶のレザーショー!!10分~に1回の割合で行われている。一緒に使われてる音楽、、、おそらく[Carol of the Bells」だと思うがこれもすばらしい。何度見ても泣きたくなるくらいにきれいです。ついつい足を止めてみちゃう。
他にもラジオシティミュージックホールなどがある6番街もなかなかのものです。たくさんのオブジェがこの時期あちこちのビルに飾られていて歩いてみるだけでとっても楽しい。またMacy’sなどのデパートの入り口には芸術としか言いようのないデコレーションがすばらしい!!だいたいは童話などをモチーフにしたものです。一見の価値あり。

映画34丁目の奇跡でお馴染み34stにあるMacy’sの8階で「サンタランド」と呼ばれるイベントが開催中だ。サンタさんと写真が取れる!というイベント。さて行ってみると、かわいらしいディディベアぬいぐるみの小道があって、その奥にスタッフがいて[NORTH POLE]と看板に書かれた北極をイメージした部屋に小さな小屋がいくつかある。その中はサンタさんが待機していて写真を撮ってくれるのだ。この写真が有料で買えるのだが馬鹿みたいに高い。パッケージがいくつかあるのだが安くても25$。とてもじゃないけど私は買う気にはなれないが、アメリカ人はお構いなしにじゃんじゃん買う。。。
しかし、このサンタさんがまたさすが!!というだけある。体格も白いお髭も少しつやのある赤いほほもとっても素敵。まさに絵本に出てくるサンタさん!!をイメージしたとおり。。。やっぱ白人のサンタさんはらしくて素敵!!見るだけでもとっても楽しいところです。(サンタランドの情報はhttp://www1.macys.com/campaign/parade/santapuppet.jspで)

今日はその後、夕方「聖パトリック教会」の側を歩いてたら、今日はクリスマスコンサートがあることを知り、しかも無料だというので見てきました。5番街に面してる教会なのでいつも観光客であふれてるのですが、今日はやっぱ雰囲気が違ってました。このコンサートを知ってて来たって人達であふれてました。もちろん通りかかりの観光客らしき人もたーくさんおりました。この教会相当大きい教会ではあると思うけど、聖ジョン・デバイン教会を見てる私にはそんなに大きくは感じなかった。
7時に演奏が始まりパイプオルガンと吹奏楽やピアノの演奏とともに合唱団の歌が始まった。クリスマスソングというよりは賛美歌のコンサートでしょうね。
キリスト教でもない私には聞いたこともない歌ばっかりなのだけど、それでもこの手の歌と言うのは耳にとても気持ちが良い。歩きっぱなしだったせいもあり、協会の中は暖かいしイスはふかふかなので、ついつい眠くなってしまった。キレイで荘厳な歌を聴きながら眠りにふけるのもまたいい。。。面白いのが、良く見るとホームレスらしき人々も所々にいるということ。たしかに無料だしここは格好の寝場所だわな。始めに大人の合唱団が歌い、次に子供の合唱団。これがまたかわいらしくてきれいな歌声だった。。。そして教会の合唱団。ここにはソリストも加わって更に迫力が増した。最後は配られたろうそくを観客や合唱団がもって皆で「Silent Night」を歌いました。これなら私も歌える。やっぱクリスマスの最後はこの歌だよね。
http://www.ny-archdiocese.org/pastoral/cathedral_about.html

こっちに来てクリスマスの違う楽しみ方を知った。例えばクリスマスカード。こっちではカードを送りあう。どこでも今の時期何枚カセットになったクリスマスカードの束をどこの店でも見かける。これがまた選ぶのが楽しい。
そしてこれは別にクリスマス前に届いてもいいのである。どちらかと言うと日本では当日に届くのが良いのであって、その前に送るのは気が早いのじゃない?みたな考え方があったけど、こちらは早いのはおかまいなし。だってもらった人がクリスマスを感じるのがカードの役目だって言うのですもん。カードを見てそうだ、あとどれくらいでクリスマスだって指折り数えるところからクリスマスは始まっている。だから早く届く分にはいくら早くても言い。逆にあまりに当日だと帰って危ない。
日本っていかに当日を楽しく過ごすか。。恋人とのデートとか、、、そういうことばっか大事にしてるけど、こっちは準備の段階からほんとに楽しい。家の飾りつけもイルミネーションもプレゼント選びも、極め付けが挨拶!!サンクスギビングすぎてから、目下お店でもどこでも挨拶は「Have a good holiday!!」です。
とにかく毎日がHolidayみたい。まさに今のシーズンを楽しめって感じ。


面接!!

2005-12-15 12:46:00 | のほほん日記
きたよ、最高気温で華氏27度。。。摂氏だと-7℃くらいかな?
さ、寒いーーー。
どのくらいかと言うと空気がいたい、、、という感じ。しかし外はいい天気
さて、今日はやっと新しいコンタクトレンズができた。
長い1週間だった。
実は今日の夕方にアルバイトの面接があったので、ぜひともその前までに手に入れておきたかったのだ。
私の目をつけておいたアルバイト先はアストリアにある日本料理屋だ。名前を「GOWASABI」という。
ここは韓国人が経営する日本料理と韓国料理フェージョンのレストラン。
居酒屋というような雰囲気ではなく、ダイニングバーのような感じ。
金・土にはJAZZライブも開催。
私のクラスメイトがこの店でアルバイトをしていて、10月に他のクラスメイトとこの店に夕食を食べにいき、店の雰囲気がすごく良くて気に入った。
何より働いてる彼女も楽しそうに見えたし、こんないい雰囲気の店で働けるのならそれはそれで楽しそうだなぁとおもったのである。ま、バイトとはいえ仕事だから楽ではないと思うが、どうせバイトするなら自分の好みの店で働きたいとは思う。
正直言ってNYに来てからずっとお金を消費するだけの日々なので、ここから少し筒お金をセーブしつつ少しでも長く居れれば。。。という気持ちがあるからだ。
あわよく余ればそれで旅行してきちゃおう!!という気持ちもあり、これから4月まで暖かくなるまではすることないし、学校が終わった後家にすぐ帰って部屋にこもるのもつまらん。。。という気持ちもあるからだ。何が何でも金が必要と言う感じではない。ただ小金を稼ぎつつ、楽しみたいというのが理由かな?
これもうまくいけばよい経験になるであろうし。何しろ日本人以外の人と一緒に働くなんてなかなかないっしょ。

面接は実際5分ぐらいで終わった。アンという名前の見た目もものすごく若い、日本語ぺらぺらの韓国人の女性が対応してくれた。たぶんこの人がマネージャーだとは思うのだが。
指定の紙に住所などを書き、、、週どれくらいはいりたいか、何時から働けるか、など少しの質問で終わった。
こっちは日本の時給制と違って、時間給+TIP制である。だいたい13$~ぐらいだと言ってた。時間は夕方の4時から10時までで、だいたい60-70$ぐらいだと彼女は言ってた。というのも時間給は毎回変わらないが、TIPはその日に来たお客の数で増えたり減ったりするので、一概には言えないのである。
私個人的には自給13$っていうのはいいほうだと思う。日本でマックで働いてたときは6$ぐらいだったものね、時給。。。ましまし
金曜日にまた電話して。。。と言われた。
ということで面接うかるといいな



The Nutoracker

2005-12-14 13:45:00 | のほほん日記
リンカーンセンターにあるNYバレエシアターのクリスマス名物「くるみ割り人形」を見てきました。
人形達の不思議なダンス楽しみにしてたのですが、これがまたよかったよー。
子供向けとは思ってたのですが、期待以上で、これを2番目に安い場所の席(4階の前のほう)とはいえ25$で見ちゃっていいのなかなぁ。。。とかなり大満足いたしました。
6時開演でたしかに子供がたくさん居た。
くるみ割り人形の舞台は伝統的アイリッシュのクリスマス。
お屋敷にお客様を招いて、みんなで踊ったりプレゼントを交換したり、、、そのなかに人形がいて、夜中に人形が踊りだす。
ねずみの王様と戦ったり、、、このねずみのダンスがまた愉快でかわいらしかった。
主役は子供なので子供のダンサーがいっぱい出てきて、ちっちゃいのが跳ねたりしてみててかわいらしい!!
主役の少女は人形の国へと招待されて、s個で様々な人形がダンスを披露する。
兵隊さん人形や、天使の人形、なかにはアラビアダンスの人形、中国の人形まであって、次から次へと色んな人形が見れる。
ゼンマイ仕掛けの動きやオルゴールのような動き、どうやったらああいう動きができるのかと目を見張る。
人形のダンスは断然大人のダンサーがおおいので、とにかく迫力がある。後半のダンスはとくにすばらしかった。
バレエはほんとに見ててうっとりする。
気分が優雅になるというか、美しい。
やっぱ観にきてよかったなー。
長すぎもせず、色んな人形のダンスに次から次へと楽しませてもらい、これは毎年クリスマスに見たくなるよなぁと思いました。
お勧めです

リンカーンセンターのツリーもすっごいきれい。よく見るとイルミネーションの中にバイオリンなどの楽器が隠されてるところがさすが!!と思った。
くるみ割り人形については↓のHPで写真が見れます。
http://www.nycballet.com/nycballet/html/tickets_nutstory.html


ビョンスとお別れ

2005-12-12 14:46:00 | のほほん日記
ビョンスが14日に韓国へ帰ることになった。
わかってることだがやっぱりすごく寂しい。
今日はアコと3人でお別れの食事会をした。
場所はグリニッジヴィレッジのスペイン料理のレストラン。
NYに来てから始めていくスペインレストランだ。
私の大好きなグリニッジヴィレッジ。
ジャズで有名な地域だが穴場のようなカフェやレストランも多くて素敵なエリアだ。
私たちの今回行ったレストランの名前は[ El charro Espanol]。入口から階段を下りた半地下のスペースに広がるテーブル10個ぐらいのこじんまりしたお店。
着いたのは6時半ぐらいでこの時点で店はまだ混んでなかったのだが、このあと8時ぐらいには店は満杯になっていた。
なんとなく地元人に有名な店っぽい。
私達はパエリアと魚料理を1つ頼んだ。
その間におしゃべり。。。
今日最後でビョンスと会えなくなるのというのが、未だに信じられない。
パエリアはすごくおいしかった。シーフードの塩味がよく効いてておいしーい!!
魚料理はサーモンの蒸したもの。
魚も久々、、、NYで新鮮な魚が手に入るところは少ないだけに私は未だにここで魚を買ったことがないだから魚もめったに食べないだけに大きくておいしいサーモンはもう久々。。。うれしい。レモンをかけて食べるとふわっと口にサーモンの汁があふれて幸せーとみんなで口にしながら夢中になって食べた。
その後スターバックスへ行って食後のコーヒーを飲んだ。
ビョンスは私に彼女の使ってたかわいいライトをくれた。そして中古で彼女の持ってたポータブルの小さなテレビを売ってくれた。彼女はこれを春に100$以上出して買ったのに20$で売ってくれた。
画面が小さいのが残念だが、ひとまず引越しに際してTVはほしっかったアイテムの一つだし、当分これで様子を見ておこうと思ってる。早速今日の夜お風呂場でこれを見ながら入浴した。。。なるほど、使える。
別れのときはいつも切ないものだ。
私とビョンスはグランドセントラル駅まで一緒なので、先にアコとビョンスがユニオンスクウェア駅でお別れをした。ハグをしてアコも泣きそうである。
私も見てるだけで切なくなった。
その後私はビョンスと二人で地下鉄に乗ったのだがもうすぐお別れなのに何を話してよいのか、こういう時って言葉がでない。体に気をつけてね、とか仕事がんばってね、とかありきたりに言葉しか出てこない。
ビョンスは私達が会ったのがまるで昨日のことみたいだな、、、という。ほんとだ、月日が過ぎるのはなんて早いのだろうか。
彼女がアメリカ旅行から帰ってきて、前レナートにいた頃よりもよく一緒に遊んだ。JAZZを聞きにいったり、ギャラリーを観にいったり、フリマへいったり、ゴスペル聞きにいたり、たくさんの思い出をこの人と共有できて楽しめてほんとに良かったなぁと私は心から思った。
頭が良くて冗談の楽しい彼女が私は大好きだ。
私たちの間には海や国境があるけれど、友達でいたいという気持ちは一緒。
いつか韓国でまた彼女に会いたいと思う。
ヴォン・ヴォヤージュ・ビョンス!!

家具ハンティング

2005-12-11 14:26:00 | のほほん日記
家具集めがやめられない
といっても家具屋に行って家具を集めるのではなく、、、正しくは拾い集める。。。と言うほうが的確だ。
NYは普通のごみの日にいらなくなった家具も家の前にポンっと捨てる。
だから道を歩いてるとたくさんの家具が落ちている。。。
壊れたベットに汚いマットレス、解体して何がなんだかわからないパイプなどもあるが、中にはこれのどこがだめなの?というくらい、まだまだ使えそうな家具がたーくさん落ちている。
NYのことについて書かれた本で散々私もこの話は聞いてたのだが、実際目の辺りにするとこういうことかって思う。
私の友達は2ヶ月前に家具なしのアパートに引っ越した。しかし歩きながら見つけた壊れたソファや机をうまく直して使ってる。彼女の家に行ったときこれが壊れて落ちていたソファーか?!と驚かされた。
かくいう私もなんとか無事に引越し先のアパートが決まった。昨日中間に入ってた中国人ブローカーの会社にデポジットを払いにいった。来週から引越ししようかと考えてる。
その部屋は12畳ぐらいの広さで、シングルのマットレスとTV台かPC台のような机のみが部屋に残る。しかしそれ以外家具は何もないので、カーペットと床に座りながらご飯を食べたりできる机がほしいと思ってた。あとクローゼットの中にしまう洋服ダンスの代わりになるもの。
しかし先日駅までのわずか1ブロックの道のりで3段のワゴンのような下に車がついた木製の台車を発見した。ムム・・・これは使えそうだ。この3段の台に服を置けばいいのでは?と思いつき、早速お持ち帰りした。案の定クローゼットにもちょうど良く収まりそうだし、けっこう大きいのでたくさん収納できそうだ。しかも車がついてるので持ち運びが楽である。

今日はカーペットとテーブルを探しに家具が安いと言われるNJのIKEA(日本ではイケヤで通ってますが、アメリカではアイケア)へ行ってきた。週末のみ無料シャトルバスが出てるのだ。北欧の家具屋なのだが日本にはまだ上陸してない巨大家具屋さんこのIKEA来年首都圏にできるらしいです。
恐ろしいくらいに広い敷地に2階建てのIKEA。バスから降りて建物に入るとエレベーターでまずは2階に入れられる。巨大な家具の展示場でIKEAで売られてる家具を使って様々なタイプの部屋のモデルが何部屋も飾られてる。と、早速始めのコーナーで机が出てきた。正方形のかわいらしい机からどっしりした厚みのあるものなど値段も色々。そのなかでガラスのコーヒーテーブルを発見。小さすぎもせず、大きさも高さも手ごろだし、ガラスは重いが値段が29,99$と、おお予算内だ★
その中では一番私の希望通りだったので、これにすることに。机の表面にシールが張られてて番号がふられてる。この家具屋の仕組みはその番号を自分でメモり、出口付近のピックアップエリアで引き取る方法と、あらかじめ札が掲げられておりその札と商品が交換になるという二つの方法がある。私も早速その机の番号を控えておいた。
次にカーペットを求めてIKEAを周る。かわいらしいイスやらライトやらカーテンやシーツや布団などが出てきて何度も手が出そうになった。しかしこの手のものは引越しを済ませてから足りない必要だと気がついたときに買えばいいもので、まずは今日の目的のもの・・・と我慢しつつかわいい家具を眺めながら先にすすむ。
とにかくこの家具屋あまりに安いのでついつい関係ないもの予定外のものまで買ってしまいそうになる。
カーペットは1回の終わり付近でやっと出てきた。あまりに出てこないので少しあせったりもしたが何とか発見。色々迷ったが結局今月の目玉!!みたいなカーペットを買うことに。どうせ机の下に敷き私一人がゆったり座れるくらいの広さがあればいいのだろうから、、、この大きさでも大丈夫だろうということで、14,9$。
最後にピックアップエリアで机を探し出し会計に行った。そういやここはNJなので税金も安い。合わせて46$ぐらいで済んだ。ついでに出口付近にあったカフェでホットドックを買ったのだが、ここは食べ物も安くてジュースつきで1,5$である。泣きそうになるぐらい安い。
さて、問題は持ち帰りである。机がガラスなのでかなり重い。しかもカーペットも腹に抱えなければならぬ。マンハッタンまではバスで何とかなった。しかしバスを降りてから地下鉄の乗り口までおよそ2Ave分歩かなくてはならない。これがけっこう大変だった。少し歩き休んではの繰り返しで、終いには引きづりながらなんとかたどり着いた。私の最寄の駅からアパートまでは1ブロック。しかし7番線の駅は高架線なので階段を下りるのがけっこう怖い。おそるおそる降りてると「助けがいるかい?」なんて通りすがりの人が助けてくれた。一人目は階段の下までカーペットをもってくれた。地上に降りたときお礼をいって分かれて、またえっちらおっちら歩いてるとまた「運ぶの手伝おうか?」と見知らぬ人が今度は机を運ぶのを手伝ってくれる。うう、アメリカ人ってなんて親切なのだ。。。感激しながら無事アパートの入り口まで運んでもらったのでした。

さて、この後また道を歩いてたら駅までの1ブロックでブルーのソファを発見。
古びてはいるがどこも壊れたようには見えない。何よりソファとおそろいのかわいらしいボタンがついたクッションが目を引いた。なんてかわいいのか、、、クッションだけでももらっていこうか?
そこの側にアイリッシュ系のおじさんが立ってた。電話をしながら私に気がついて話しかけてきた。私はおじさんにこのクッションいいから持って帰ろうかな?というと、確かにナイスだねー?気に入ったのかい?!などと答えてくれた。しかし私はそこでまた考えが変わり前回のワゴンのこともありこのソファーも持って帰りたくなった。一度でいいからソファーがほしかったのだよね。(中古だけど)幸いこれは見た目的にも問題はないし、、、と私が考えあぐねてるのを見ておじさんがまた質問してきた。私はおじさんにこのソファーどう思う?なんか悪いところがあるのかな?と尋ねた。おじさんは「よしきた。。。」といい、ソファーをあちこちひっくり返したりしてチェックし始めた。しかし何も悪いところはないよ、、、ゴキブリもすんでなさそうだし壊れてないし。
そこで私の考えがまとまった。幸いうちから100Mもない。持って帰ろう。しかし一人じゃちょっと。友達をわざわざ呼ぶのもなんかなぁ。。。と思ってついおじさんに時間はあるか?と尋ねてしまった。見ず知らずのおじさん、たまたまここを通りかかっただけかもしれない。うちはすぐそこだから少し手伝ってくれないかと頼んだ。おじさんはOK!といい少し電話するから待っててと言った。見ず知らずの外人のおじさんに頼む私もけっこうすごい。
このおじさんが実は悪だったらどうしよう?とも思ったが真昼間の人通りも多いこのエリアはものすごく平和な雰囲気で大丈夫でしょうという漠然とした勘があった。
おじさんは電話を終え、手伝ってくれた。おじさんが先頭を私が後ろ側を持ちふたりでえっちらおっちら運んだ。ソファは重くはないのだがでもやっぱり簡単なことではない。幸い距離が近いのでアパートの入り口まではすぐだった。しかしここから部屋の入り口にたどり着くのが大変だった。
なんといってもアパートの廊下は狭い。ソファを横にしたりひっくり返したりしながらなんとか部屋に入れることができた。
おじさんは最後まで色々支持してくれて、ちょっと酔っ払い親父かと思ってたのだが、ものすごくいい人だった。見ず知らずの私の頼みをここまで聞いてくれて感謝してる。ソファを運ぶのってけっこう難しいことだったし。この近所の人かはわからないのでもう会うかはどうかはわからないが、おじさんありがとう。。。
そんな訳で今日はソファーまでゲットできちゃったのである。NY最高。

ジョン・レノンの命日

2005-12-10 14:24:00 | のほほん日記
12月8日はジョン・レノンの命日です。
今年は彼が亡くなって25年目。
25年前、彼は当時住んでたアッパーウェストのダコダハウスの前で銃で撃たれて亡くなってます。
NYのセントラルパークの隠れた名所と言えば、ジョンレノンが好んでよく散歩に出かけたと言う、ストロベリー・フィールズ。ダコダハウス前の72stから少し入ったこのエリアはとても雰囲気のよいガーデンが広がっていて、ジョンレノンを偲んだ「IMAGINE」の碑が掲げられてます。
普段でもこのエリアは休みの日になるとギターを掲げたミュージシャン達がよくジョンレノンやビートルズなどの歌を歌ってるのを良く見かける場所です。
彼の命日の12月8日は世界中から彼のファンが毎年集まり彼を偲ぶ(まるで太宰治の桜桃期と一緒ですね)光景がここで見られます。
この日は朝からニュースやら新聞やらで報道されてました。前日の晩からすでにファンが集まって歌ってると言うのです。この日は身も凍るような真冬日!!雪こそは降ってないけれど(次の日は大雪でしたが)、ものすごい北風がマンハッタンをピューピュー吹き降ろし顔に当たると痛みさえ感じられるぐらいの寒さでした。
さて、せっかくNYにいるのだからそのファンの追悼がどんなものか見てこようと思いました。
夕方5時ごろ、72stの駅を降りてダコダハウス横のコロンバスAVEに出てくると、ダコダハウスの前では報道陣と見物客でゴッタ返しでした。今も人が住んでる高級ダコダアパート。けして途絶えることのない炎を灯したランプがまた雰囲気をかもし出していて、警備員の向こうに見えるイルミネーションのクリスマスツリーがすごくきれいだった。
さてこの後センタラルパーク内のストロベリーフィールズへ移動。すでにたくさんの人がいるらしく、入り口は仕切られていて警察官によって出入りが制限されてました。入り口横には長いラインが。なるほど。。。中に入るにも並ぶのかー、と思いつつすっかり並ぶことに慣れた私はくそ寒い中待つことに。こんな寒い冬はできれば並ぶのは避けたいものだが、、、でも思ったほど並ばず10分ほどで中に入れた。問題のストロベリーフィールズの回りも柵があって、私達は写真をとったらすぐ移動せねばいけないようにポリスが見張ってるのだが、出口付近にその柵の中に入る通路ができてた。
少しづつ移動してなんとか碑の近くにいけた。
IMAGINEの周りにはそれこそ徹夜で歌を歌い続けるつもりのたくさんのファン達が囲って思い思いにビートルズやジョンの歌を歌っていた。私も知ってる局ばっかりなので思わず一緒に歌ってしまう。やっぱりビートルズの歌っていいよなぁ。。。それもみんなで歌うのは気持ちがいい。
たくさんの花にろうそくやメッセージなどがIMAGINEの文字の周りに埋もれるくらいあって、亡くなって25年も経つけどこんなに彼は愛されてるのだなぁ。。。と感じると、なんだか涙が出てきた。
あー、なんだか年とったのかな?妙に涙もろいよなぁここ最近。
でもあの空気はそうさせるものがあった。今でもみんな彼が好きだし、彼の歌を歌ってるみんなは誰もが幸せそうに見える。歌うことを彼を偲ぶことを心から楽しんでるようだ。
彼の残したメッセージはここに集まったたくさんの人々の中にたしかに生きてるのだなぁと。それはけして色あせることはないのだなぁと思った。ここにストロベリーフィールズがある限り。。。
寒くいなかったらこのままここにいて少しだけみんなと一緒にいて歌ってもいいかな?とさえ思った。実際ものすごい混みようだから隙間がなくて暖かく感じることもあるのだけど。さすがに夜遅くなるときついだろう。。。と思い私は早々帰ったけど、徹夜で歌う人の姿はもちろん次の日にも新聞に載ってました。

NYでコンタクトを作る!

2005-12-09 11:12:00 | のほほん日記
羽目になってしまった
コンタクトレンズのトラブルですが、
友達が貸してくれたタンパク除去の液体も効かず、
やはり医者に相談するしかないと言うことになった。
AIUに電話で相談したら日系の眼科は登録がないといいアメリカ人の眼科を紹介された。
ところがインターネットのニューヨーク便利帳のサイトで調べてみると日本語が通じる眼科(しかも保険が使える!!)が載ってるではないか!!
早速電話で問い合わせると日本人スタッフが応対してくれてさすがである。
予約を済ませて夕方ミッドタウン60STにある「ファーカス、カサローレズニック眼科 (Drs. FarkasKassalow Resnick AssociatesP.C.)」へ行った。
ビルの2階にあるこの眼科は中央に待合室がありその向かいにガラス張りの会計事務室があってフレンドリーで居心地の良い雰囲気だ。
事務員さんたちはみんな楽しそうにおしゃべりをしてる。私は待合室に腰掛けて雑誌を見てたら、女性の黒人系の美人スタッフが来て色々と質問をしてきた。彼女の質問に答えつつ問診表に住所などの必要事項を描き終えると、診察室へ連れて行かれた。
奥の通路はたくさんの部屋があって一番奥の医者の部屋に連れてかれた。
医者の部屋と言うのはまるで重役上司の個室のように、家族の写真や私物が置かれていて日本の診察室とはだいぶ雰囲気が違う。ここで先ほどの黒人のスタッフと日本人スタッフに自分の症状や不安について話しあう。
コンタクトは検査に出され、お医者さんが登場!!肩まで流したロマンスグレーの白髪がまたよく似合った上品なお医者さん。歳をとってるのだろうが、何で欧米系の老人はこんなにかっこよいのだろう。けして老人臭く親父臭くなくて、知的で雰囲気があるのだ。
とりあえず目の検査をすることになり隣の診察室へいった。
ここで医者自ら視力の検眼をしてくれた。まずはメガネの検査。なんでメガネ?と思ったのだが。
部屋に入りドアを閉め、イスに座って電気を消すと、ドアの正面にあの検査表が浮かび上がってきた。
面白いのが日本だと視力検査をするときに見る文字はCだの平仮名だったりして、「右」「上」とか穴の開いてる部分を当てて視力を測るのだが、こちらはなんとアルファベットだ。慣れてないこともあってはっきり言って見えづらいったらありゃしない。。。「F・・・Z・・・A?」などと言いながら視力を測る。
次に私の裸眼の検査。これはあまりに視力が悪いのでもう機械でしか測れない世界ですが、、、、そのあと目も調べて目には異常がないことがわかった。やはり原因はコンタクトか。。。
廊下で待ってると先ほどの黒人のスタッフが来て「少し傷がある・・・」と言った。私はてっきり強烈なたんぱく質の汚れが取れないで残ってたものとばかり思ってたのでまさか傷だとは思ってなかった。
そこでまたコンタクトをはめて検眼することになった。
2時間ぐらいかかった。初診なので時間はかかるが、とにかく色んな機械で目を調べられた。日本にはお目にかかれないような目のカメラやレントゲンみたいなものまで取らされた。この機械が丸くて中央に穴が開いた機械で、その穴の中にカメラがあって自分で穴をのぞきながら大きく目を開いて写真を撮るというもの。何回も写真を取り付かれた。
結局コンタクトは右側だけ作ることになり100$かかった。それにあの検査代は保険で降りないので70$かかった。
でも医者の診察台は保険で大丈夫だそうなのでほっとしてる。本来ならコンタクトの関係は保険ではおりないのだが、ここの病院はちゃんと病気扱いで報告してくれるのです。だからAIUで紹介しなかったのかな?
しかし病院のスタッフは優しいし、お医者さんもけっこう面白い。他にも何人会社がいるらしく隣の部屋から絶え間ないおしゃべりと豪快な笑い声が聞こえてきてアメリカだなーと思った。
レンズは1週間ほどでできるらしい。。ああー、ひとまず問題ひとつ解決

アパートハンティング

2005-12-08 12:46:00 | のほほん日記
3つ物件を見てきた。
インターネットの掲示板で見つけた情報だが、まず1件目は中国人ブローカーの持つ物件だ。
日系の不動産屋だと手数料が取られるのだが、中国系は大家から手数料を取るので我々お客さんはいくつみてもタダである。
エリーさんというブローカーの会社の女性は気さくで早口で中国人特有だなーとは思うのだが信用できそうな人だった。
ウッドサイドの駅から4ブロックほどと言うその物件はアパートの2階にあり、4BRで居間が中央にあるという作り。
キッチンもバスルームも部屋もめちゃきれいだ。それもそのはず、ルームメイト、このアパートに入るまで半年以上もアパートが決まらなかったというほどの人らしい。冷蔵庫の表には週1でバスとキッチンの掃除当番の表が貼られていてなるほどちゃんとしてるなぁ思った。
肝心の部屋だが12畳だけあってすごく広い。ウッドフローリングですごく明るくていい。ベット代わりのマットレスに机が残ると聞いて十分かな?と思った。もちろんクローゼットもあるし。
2件目は家具なしのお部屋。こちらは案内してくれたのが日本人だが、そのアパートの借主は中国人で、大家も中国人。待ち合わせのエルムハーストのグランドアベニューでお会いするとその大家さんの親戚の方と言われる中国人の車で案内された。駅からは5分と聞いてたが車で迂回していくと遠く感じられる。
住宅街の中にあるそのアパートは1件屋のようなアパートでかぼちゃ色のレンガがかわいらしい。驚いたのがこの近所である。イルミネーションがすごい。まさにクリスマスと言った本場アメリカのイルミネーションである。思わず見とれてしまったが、アパートの玄関の入り口もかわいらしい。
中はなんだか洞窟の中にこしらえたようなレンガの家のような雰囲気で、部屋がカーペット式(土足タイプ)なためか、部屋が四角の形をしてないためか、なんだか思ったよりも狭く息苦しく感じた。別に地下でもないし窓もついてるのだけど心なしか息苦しい。キッチンは天井が低く、収納はたくさんあったが、なんだか汚く感じる。お風呂がめちゃ狭くてそれがいやだった。
しかし部屋に置かれてる小物やランプやドアの形などアンテークっぽくて女の子向きの家だなと思った。壁が白くてピンクのドアなどペンキで塗られていてすごくかわいらしい。なんだかおとぎの国の家に入りこんだかのようだ。悪くはない。でもなーんかやっぱ落ち着かないものだ。やっぱりどこかに気を感じさせるものがないと辛いかな?
3件目はまたもやウッドサイド。教えられたとおりに歩いていったのだが、思ったより遠い。坂を下り大通りを過ぎて10分はかかった。徒歩6分と聞いてたのだが、これは嘘だろーと思った。
家はレンガのかわいらしい家で開けてびっくり。黒人のアメリカ人が出てきた。大家がこのアメリカン人と日本人のお女の子のカップルだった。他にも日本人の社会人の男の人が住んでるらしい。この大家さんのアメリカ人がまたかなり陽気な人でおしゃべりだ。アメリカ人にありがちだが、こっちがうなずく暇もなく一人でずーとしゃべってる。あまり早口なのでたまに意味がわからないときがあって適当にうなずいてたらそれも気がついたのか、たまーに「わかった?」って聞いてくる。
肝心の部屋なのだが真四角でない上に狭い。今現在物置のように使われてるのでなんだか汚く感じた。というか壁の色が碧なんでなんか圧迫感を感じる。カウはテレビも机もマットレスもついてるので文句がないのだが少し狭い。お風呂は文句なかったのだがキッチン兼居間がこのカップルの私物であふれかえってて汚い。なんだか居ずらそうだ。しかもこの黒人「君はフレンドリーか?」としきりに聞いてくる。この家では割り切ったルームシェアと言う感じではなさそうだ。話すのはいやじゃないが、あたしだって一人で過ごしたくなる時もあるし、誰とも話したくないときもある。でもこの人達といたらいつでもフレンドリーの話をしなくてはいけないのか・・と思うとなんだか気がすすまない。いや駅から遠い時点でだめだと思ったが。いいところはこの家に猫がいることである。アメリカの猫って大きいかと思いきや、このお家の猫ちゃんはあまり大きくなかった。黒と白の模様ですごくかわいらしい。うー、うちの猫達を思い出してしまう。NYにきて日本の何が一番恋しいかってうちの猫にあえないことである。。。。
帰りはこのカップルがマンハッタンに出かけるというので送ってもらった(車で)。なるほど車があったら駅から遠くてもそんなに問題じゃないか、特に冬。
結局1件目が気に入ったので中国人ブローカーさんにその旨を話した。ただ15日に出ると聞いてた今現在その部屋に住んでる日本人の女の人が、まだ確実ではないと言いだした。それは困る。。。はっきりいいって15日に出てほしい。
ブローカーさんはたぶん大丈夫でしょうというか、とにかく一日待ってと言われたのでまた待ちの状態である。週末までには決まってほしいなぁ。決まったらカーペットを買いにいいかなくちゃ。。。

初雪

2005-12-06 12:40:00 | のほほん日記
日曜日、朝起きたらキッチンの窓から見た外の世界は雪だった
NYで迎える初めての雪。
やっぱいくらイルミネーションがきれいでも雪がなかったら冬と言う感じがしないもんね。
寒いことは寒いのだがやっぱり雪雲の空は暖かく感じる。
晴れた空のほうが放射冷却といって寒いって知ってた?

アパート探しがうまくいかない。
この1週間で3件見に行った。
1件目は韓国人の男友達が住んでるアパート。彼は韓国人の社会人男性と二人でシェアしてる。シェアメイトは今についたてをして住んでる。日本人がシェアする場合は居間はみんなの空間としてシェアして住んでる場合が多いが、韓国人はこの居間でさえも部屋として仕切って住んでる場合が多い。だから家賃も安くなるわけだ。ひどい場合は1部屋に2人や3人で住んでいる人もいる。家賃は信じられないくらい安いのだがこれは学生寮よりもひどいと思う。
彼の部屋はすごく広かったし日当たりも良かったのだが、そのシェアメイトの姉らしきひとがきてて女がルームメイトになることに反対してると言う。と言うことでこのはなしはなくなった。
次に見に行ったのがうちのお隣の駅でアパートの3階を日本人の女の子3人でシェアしてるアパートだ。居間が超かわいくてベランダにはイルミネーションもあってすごく素敵なお部屋だった。ぜひここに住みたいと私は思ってたのだが私以外に住みたいと言ってた人がいてその人のほうが長期希望だったために落とされてしまった。はっきりいいって大学受験より発表を聞くのが怖かった。落ちてへこんだ
次に見に行ったのがこれまたここから1駅下がった場所で、そこは中国人女性と韓国人男性と日本人男性が3人でシェアしてるアパートだった。そこのアパートの1部屋が空いていてけっこう広くていい部屋だった。クローゼットがなかったが、机代わりのチェストにベットもあったし、まぁまぁだった。ただ炊飯器がないのと、台所用品がシェアでないのと、冷蔵庫を除いたらパンパンにつまっててものすごく汚かった。なんか男がいるとこうなるのか。。。でもなんかそれがすごくいやっだった。あとTVがないのが寂しかった。

そんな具合にまだイマイチ決まってない。
しかし最後の家を紹介してくれた中国系ブローカーの会社から、もう1件近々空く予定の部屋の情報を教えてもらった。明日見に行く予定だ。ついでにネットで2件ほど気になるのをみつけそれも明日見に行く予定だ。4:30-5:30,6:00-7:00,7:30-8:30までの間に3件。死にそう。。。
これで決まるといいのだがなぁ。

良くないことは重なるものでコンタクトレンズにタンパクの汚れがついて取れない。
おまけに今まで辛抱して使ってきた7年もののコートがついに寿命がきた。あのゴマコートです、、と言えば一部の皆さんはああ、あれ、、、と思い出してくれるでしょう。
そのチャックが閉まらないのだ。かみ合わないというか、、、今更だが壊れたらしい。2年前からしまらなくなり最近は10回に一回の割合でしまってたのでがんばって着てきたのだが(貧乏・・・)ついにうんともすんとも閉まらなくなった。
しかしコートのチャックが閉まらないと寒くてしょうがないので、すぐ買うことにした。アパートが決まってから落ち着いて買い物しようと思ってたのにまったくこれは予定外だよー。
とりあえずSOHOへ行き色々見て最終的にA/Xの白のダウンコートを買った。膝小僧辺りまでだがとっても軽い。そういえばダウンって着るの初めてだ。暖かいのだろうか。。。とにかくアパート早く決めなきゃ。

ファッション・ディストリクトのアラブ親父

2005-12-03 14:27:00 | のほほん日記
FIT(NYにあるファッションスクール)に通う友達が課題作成のための布生地を買うのにお付き合いしました。子供服を作る予定でワンピースとボレロにパーカーを作るとか。
ファッション・ディストリクトと呼ばれる35-39ST・6-8Aveにかけての一帯は、NYのファッションを陰で支える布地やファッション材料の問屋がそこかしこに並んでて、その種類の豊富さには驚かされます。洋服の生地屋を筆頭に、ボタンやビーズの専門店。リボンの専門店。糸やジッパーや手芸用品の専門店などなど。とにかくここにくれば材料はすべて自分のほしいものはすべて手が入ると言っていい。
こういうのを見るとNYはファッションの最先端地なんだなぁと改めて考えさせられる。日本で手に入らないような道具や布地もたくさんあって日本から買い付けに来る人がいっぱいいいるという。
私の友達はFITの生徒のみぞ知ると言う隠れ家的なある布屋に連れて行ってくれた。
そこは36stにあり、通りに面してるガラス張りのその他お店屋とは異なり、とあるビルの5階の一室にひっそりと構えてる小さなお店だ。
こんなところに布屋が。。。と思えるような場所ではあったが、
ドアをくぐるとブザーのような音がなって、アラブ人のようなインド人のような不思議なおじさんがやってきた。。。
小さな部屋には布が四方八方天井までたくさんあった。まるで生地の密林だ。
おじさんは私の友達に顔を覚えてたのか、今度も前と同じ生地買うの?と聞いてきた。
友達はおじさんに「これを作りたいからこういうのがほしい」というと「あの辺にあるよ」っておじさんは丁寧に教えてくれる。
友達がしばらく悩んでると何でも私に聞きなさいと言う。
その間にもFITの生徒らしき黒人の女の人が買いに来たり、業者らしき人が来たり、おじさんはとっても忙しそうだ。しかし店の中はおじさん一人。おじさんがいつも一人で働いてるのかな?確かに店は大きくないから一人でも大丈夫だろうけど。
友達は気に入った生地を見て「この生地のピンクがほしい」といえばおじさんはどこからともなく奥にある布地を引っ張り出して見つけてくれる。
そんな具合に次々とおじさんと友達がやり取りしてるのを見てるのは面白い。
めちゃくちゃ奥に引っ込んでる布地とかあっておじさんは[私を殺すきか?...]などとふざけながらも一生懸命引っ張り出してくれる。
そんなに苦労したのに1ヤード(約1m)というとがっかりして3ヤードは買え。。。などと冗談もいう。いや、このおじさん面白いわ。
しかし友達は私はお金がないの、ごめんね、おじさん。。。などと言いながらも最後の布地は3ヤード頼んだらおじさんは喜んで、「よし、きた!!」みたいにノリノリになった。おまけにその友達の分とわずか半ヤードで、その布地がお終いになったのでその分おまけして3ヤード分でみんなくれた。
けっこうな量を買ったのに全部で20$もしなかった。すごい。1ヤードで3$とかの料金である。ものすごく安い。だってこの布地を表に面してる大きな問屋で買ったらたぶん3倍はしそうだ。ここは安さとおじさんの対応が売りだと思う。だからFITのような学生さん達の間でご用達なのだ。
陽気なおじさんに、私は友達のようにFITの学生でもないし、この店に来るチャンスもあまりないので写真を撮らせてくれといったら快く引き受けてくれた。
おじさんは機嫌よく私のお客に日本人が3人いるんだよ。と教えてくれた。彼らは毎3ヶ月の一度の割合で日本から買い付けに来るという。
うれしいことに帰りぎわに「君らにプレゼントがある」といいピンクと黒のものを私達に渡した。水着につけるやつだ。。。という。なんだ?と思ってたらケープのようなもので、布地が水着のような素材。どうやらプールから上がったら寒いので、体に羽織るケープ状の水着(濡れても平気)らしい。なんだかわからないけどもらったので得した。私は何も買ってないし
ただ友達について行っただけなんでラッキーだ。
友達の袋には更に訳のわからないポスターが一緒に入っており、外に出てからみるとラテンっぽい男の頭にまたがった、上半ビキニの白人女性(下半身は何もみにつけてないと思われる)のポスターだった。なんかエロイのかナンなのかわからないちんちくりんなポスターで、何でこんなものくれたんだろ??とひたすらおかしく思いながらも5分後ゴミ箱に捨てられた。あんなもの部屋に張れないよ。しかしおじさんなかなか素敵な人だった。