BAMBOO-JET  ~うみの部屋~

タケノコジェットでどこへでも!
読んだ本や見た映画、食べた料理、旅先、育児や日常のことなど、趣味をつらつら語ります

ジョン・レノンの命日

2005-12-10 14:24:00 | のほほん日記
12月8日はジョン・レノンの命日です。
今年は彼が亡くなって25年目。
25年前、彼は当時住んでたアッパーウェストのダコダハウスの前で銃で撃たれて亡くなってます。
NYのセントラルパークの隠れた名所と言えば、ジョンレノンが好んでよく散歩に出かけたと言う、ストロベリー・フィールズ。ダコダハウス前の72stから少し入ったこのエリアはとても雰囲気のよいガーデンが広がっていて、ジョンレノンを偲んだ「IMAGINE」の碑が掲げられてます。
普段でもこのエリアは休みの日になるとギターを掲げたミュージシャン達がよくジョンレノンやビートルズなどの歌を歌ってるのを良く見かける場所です。
彼の命日の12月8日は世界中から彼のファンが毎年集まり彼を偲ぶ(まるで太宰治の桜桃期と一緒ですね)光景がここで見られます。
この日は朝からニュースやら新聞やらで報道されてました。前日の晩からすでにファンが集まって歌ってると言うのです。この日は身も凍るような真冬日!!雪こそは降ってないけれど(次の日は大雪でしたが)、ものすごい北風がマンハッタンをピューピュー吹き降ろし顔に当たると痛みさえ感じられるぐらいの寒さでした。
さて、せっかくNYにいるのだからそのファンの追悼がどんなものか見てこようと思いました。
夕方5時ごろ、72stの駅を降りてダコダハウス横のコロンバスAVEに出てくると、ダコダハウスの前では報道陣と見物客でゴッタ返しでした。今も人が住んでる高級ダコダアパート。けして途絶えることのない炎を灯したランプがまた雰囲気をかもし出していて、警備員の向こうに見えるイルミネーションのクリスマスツリーがすごくきれいだった。
さてこの後センタラルパーク内のストロベリーフィールズへ移動。すでにたくさんの人がいるらしく、入り口は仕切られていて警察官によって出入りが制限されてました。入り口横には長いラインが。なるほど。。。中に入るにも並ぶのかー、と思いつつすっかり並ぶことに慣れた私はくそ寒い中待つことに。こんな寒い冬はできれば並ぶのは避けたいものだが、、、でも思ったほど並ばず10分ほどで中に入れた。問題のストロベリーフィールズの回りも柵があって、私達は写真をとったらすぐ移動せねばいけないようにポリスが見張ってるのだが、出口付近にその柵の中に入る通路ができてた。
少しづつ移動してなんとか碑の近くにいけた。
IMAGINEの周りにはそれこそ徹夜で歌を歌い続けるつもりのたくさんのファン達が囲って思い思いにビートルズやジョンの歌を歌っていた。私も知ってる局ばっかりなので思わず一緒に歌ってしまう。やっぱりビートルズの歌っていいよなぁ。。。それもみんなで歌うのは気持ちがいい。
たくさんの花にろうそくやメッセージなどがIMAGINEの文字の周りに埋もれるくらいあって、亡くなって25年も経つけどこんなに彼は愛されてるのだなぁ。。。と感じると、なんだか涙が出てきた。
あー、なんだか年とったのかな?妙に涙もろいよなぁここ最近。
でもあの空気はそうさせるものがあった。今でもみんな彼が好きだし、彼の歌を歌ってるみんなは誰もが幸せそうに見える。歌うことを彼を偲ぶことを心から楽しんでるようだ。
彼の残したメッセージはここに集まったたくさんの人々の中にたしかに生きてるのだなぁと。それはけして色あせることはないのだなぁと思った。ここにストロベリーフィールズがある限り。。。
寒くいなかったらこのままここにいて少しだけみんなと一緒にいて歌ってもいいかな?とさえ思った。実際ものすごい混みようだから隙間がなくて暖かく感じることもあるのだけど。さすがに夜遅くなるときついだろう。。。と思い私は早々帰ったけど、徹夜で歌う人の姿はもちろん次の日にも新聞に載ってました。