BAMBOO-JET  ~うみの部屋~

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ヴィヨンの妻

2009-11-19 16:55:27 | 映画・TV・観劇
「ヴィヨンの妻」は太宰治の小説を映画化したもので、モントリオール国際映画祭でなんと賞までとった話題作。
太宰治生誕100年ってことで津軽でも騒がれてまして、同僚のSさんも見てきたと言ってたので気になり見てきました。
太宰治そのもののような主人公大石を浅野忠信が演じる。
とにかくかっこよくて、ダメ男っぷりが非常に似合う。
見ていてあまりのダメ(金は盗む、女は見境ない)っぷりにいやになってしまった。
浅野忠信だからかっこよく思えるものを・・・
あのだらしなさっぷりはむしろ浅野さんだからこそかもしれないが。
妻である松たか子が主人公です。
あんまり松たか子好きではないのだが、まー、しょうがない。
健気に強く生きるたくましい女性を演じてます。
子供もいるんだけど、松たか子が母親役ってなんかピンと来ないし、貧乏生活というのも彼女にあまりに品がありすぎて(さすが梨園ですな)似合ってはなった。
でも彼女が美人で、旦那の借金を返す代わりに働いた居酒屋でアイドル的存在になるのはうなづける。
そんな彼女に惚れてしまう妻夫木聡もまたいい感じだ。
広末が珍しく汚れた役をやっているのだけど、案外悪役が似合うのでは?と思いました。
とにかく浅野の演じるダメ男ぶりがイイ。
実際あんな男がいたら女はほっておかないのでしょう。
自分は浮気しまくりで愛人と心中までするくせに、妻の浮気を疑いストーカーしたり、妻を慕う青年を家に連れ込んだり、行動がまったくおかしすぎる。

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