BAMBOO-JET  ~うみの部屋~

タケノコジェットでどこへでも!
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長い旅の途上

2011-02-21 11:43:07 | 読書感想文
ひさびさ星野さんのエッセイを読んだ。
星野さん大好きです。
この人の本には数年前に出会いました。
すごく美しい文章を書く人です。
この人の本をおんでるだけで異次元に移動できるというか、慌ただしい日常生活から離れて癒されますね。
私も大学時代に野生動物に関わっていたので、動物写真家としての彼の名前は聞いてたし岩合さんと同じく彼も憧れの写真家でした。
学校を卒業して、今では学生時の専攻に全く関わってない仕事をしてますが、星野さんのエッセイを読むとなぜか学生時の風景や雰囲気にすごく同感してしまう。
アラスカや北海道が似ているからかしら?
「旅する木」や「ノーザンライツ」など一時期集中的に読んでいて、今回は久々に他に読みたいと思って探したらこのエッセイが見つかった。
この中の文章に熊が登場する文章があって、どきっとします。
星野さんは最期熊に襲われて亡くなっているので、なんだかこの文章が不思議な感じがします。
中にはニューヨークにいく場面も書かれていて、NYとアラスカ、まったく間逆の場所なのにそこに共通点を見つけ出し(どちらも一生懸命人が生きている)、星野さんはニューヨークも好きだと言う。
ここでまた私とも同じ共通点を見つけてうれしかった。
いくつか写真もあってやっぱり綺麗です(とくにクジラの骨のお墓)。
もう一冊買ったので、これからそっちも読みます。

〇長い旅の途上 星野道夫 文春文庫

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