BAMBOO-JET  ~うみの部屋~

タケノコジェットでどこへでも!
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Iridium 事件

2006-07-25 14:02:00 | のほほん日記
今週のJAZZクラブはイリジウム。レス・ポールという伝説のギターリストを見に行きました。
この方けっこうなお年で84歳くらいなのかな?
ここ数十年ずーっとここで毎週月曜日演奏し続けてます。なだけに人気があり、あらかじめ予約をしていきました。
予約してホントに正解。演奏は8時と10時からだったのですが私は8時の回を予約。30分前に店に入り、地下の奥のドアをくぐるとジャズクラブへとたどり着きました。
しかしもうすでに満員御礼状態!私は一人だったので、アメリカ人の旅行者と見られる親子三人が座ってるテーブルへ合席になりました。私がテーブルに通されるとそこの父親がステージ側の席を譲ってくれました。なんてやさしい。ちなみにテーブルを挟んで向かいはこの家族の坊ちゃんらしき少年。しかしチラリとみるとけっこうな美少年でした。なんというかおかっぱのような髪型をしてるのですが、クリーム色のような猫っ毛っぽいやわらかそうな見事な金髪です。これっていわゆるプラチナブロンドってやつ?よく見るとお父さんもお母さんも白人のこぎれいな夫婦って感じ。こういう家族ってNYにはいそうでいない雰囲気。どっか別の州から来た家族だろう。
始まるまで時間があるのでメニューとにらめっこ。当たり前だがものすごく高い。それでなくとも今日は伝説のレスポールのライブなんでチャージが40$もかかってるのだ。今までかつてJAZZのライブにこんなに払ったことがあったろうか。
と、何を間違ったことか私は何かに気をとられていて自分の目にメニューを突撃してしまった。その瞬間どうやらコンタクトレンズがずれてしまったらしい。私は慌ててトイレに駆け込んだ。しかしトイレで目を調べてみて気がついた。レンズが入ってない。。。こ、これはもしやずれたんではなく、落としたんでは。。。と気がついた。よく考えてみると涙目ではあるが目の中に不快感が全くない。すぐ席に戻りテーブルの下や服や周りを探ってみるが見つからなかった。私のおかしな反応にテーブルの白人親子も???状態だったろう。悪いことしちゃった。結局見つからず、、、私は落ち込んだ。もうハードコンタクトレンズにもいやいやしてたから、ここいらでソフトに買えどきか?日本へ帰るんだし、腹くくるべきか、、、と思いつつお金が厳しいなぁと落ち込んでました。
そうこう考えてたらあっという間に暗くなり、いよいよライブが始まりました。
ピアニスト、ベースシスト、コントラバスの3人が入り後からブルーの服を着たおじいちゃん、レス・ポール氏が姿を現すと会場はものすごい声援。
うーん、やっぱかなり有名なんだ。この人気ぶり、、、すごいや。
彼が少し高いイスに腰掛けて演奏が始まった。心地よい音楽が響き渡る。このイリジウムのジャズクラブは音響施設がかなり考えて作られて、レスポール氏のお墨付き。演奏者も観客も気持ちよく音楽を堪能できるように作られてると聞いただけあって、今まで行ったジャズクラブの中で一番音楽がクリアに聞こえるような気がする。すばらしい。
しかも曲の合間に話すレスポールさんの話がけっこうおもしろい。自分のトリオを案内する時とか特に。なんか陽気でギャグ好きでかなり面白い人らしい。その陽気なノリで曲がどんどん進んでいく。各トリオのソロや得意曲も交えて、「虹の彼方へ」とか私の知ってる曲もJAZZ調にアレンジされててよかった。
あっという間に一時間が過ぎてしまった。うーん、もう一回聴きたいかも。通う人の気持ちがわかる気が。しかしチャージ40$では通えないって。。。
曲が始まると始まる前にコンタクトレンズで落ち込んでたことなど、なんだかどうでも良くなった。1週間の辛抱だし、メガネがあるし。
終わってからもう一度周りを見渡したのだがやはり見つからなかった。その後トイレに行き、かばんを整理するとなんとかばんの中からレンズが出てきた。
なんで?
かばんは座ってるイスの横にかけておいたのだが、なんで目から飛び出したレンズがそんなところに入るのか?
摩訶不思議とはこのこと。
でも、ラッキーだ。もう絶対なくしたーっとばかり開き治ってたのに。まったくおかしなこった。一応レンズを見てみたが、大丈夫そうな?気がする。とりあえずきれいに洗って明日つけて大丈夫ならいいけど。
ま、レス・ポールさんのライブのおかげかもね。

http://www.iridiumjazzclub.com/(イリジウムHP)

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