BAMBOO-JET  ~うみの部屋~

タケノコジェットでどこへでも!
読んだ本や見た映画、食べた料理、旅先、育児や日常のことなど、趣味をつらつら語ります

一夜明けて

2007-11-27 23:41:49 | のほほん日記
モモの死から一夜が明けて、、、夜中に何度も私は目が覚めた。
悪い夢であったらどんないいかと思った。
モモのことを考えると手が震えて、どうしようもない気持ちになって、眠れなくなった。
会社では仕事をがんばった。
今はそんなに暇な時期ではないが、来週本社からココの事務所をチェックしに来る人が居るので、ファイルの整理などを全部しなくてはいけない。
あんまり面白い仕事とはいえないのでいつもは遊びながらやるのだが、そんな余裕もなく、ひたすら仕事に没頭した。とにかく何かしたかった。いつもの3倍か5倍は働いたと思う。
こんなんとき仕事があってよかったと思った。
でないとこのどうしようもない落ち込みを晴らすこともできない。
会社で独りになると涙が出てくるけど、上司やお客の前では必死にこらえた。
夕方家へ帰る頃になる。
いつもは私の帰りを(散歩を)待つモモのことを思い、慌てて帰ることが多いのだけど、もう今はその必要もなくなった。私が帰ってくると車庫の奥から尻尾を振って歓迎してくれるモモはもういない。誰かが家で待ってくれるなんて、なんて素敵なことだったのだろう。
今になってそのありがたみが骨身にしみてわかる。
家へ戻ると昨日プリントしたモモの写真を見て母が泣いていた。
そして私に「ごめんね、ごめんね」と誤る。
母に謝られると辛い。
母も辛いのが、とっても後悔しているのがわかるからだ。
起きてしまったことはもう二度と戻らない、失った命は戻らない、命はこんなにも儚く、だから私達が大事に守ってやるべきだったのだと、、、母と二人で号泣してしまった。
会いたい。
今はモモに会いたい。
あってモモを抱きしめてあげたい。
何もできずに別れてしまった。
モモが行ってしまった。
後悔ばかりでいくら泣いても泣いても涙は滝のように、、どこからこんなに出てるのか自分でも気がつかないほどだった。
写真を見ながら、モモがどんなに私達を信頼してくれたのか、私達が好きだったのか伝わってきた。
そして私達がこんなにもモモのことを愛してたことを。
こんなに慕ってくれたモモをどうして守ってあげれなかったのか。
悔しくて、とっても悔しくて、いくらこぶしに力を入れて歯を食いしばってみても、もう私にはモモを取り戻すことはできない。
いつかこの苦しみもなくなって、モモが居ないことのほうが足り前になる。
私はモモのことずっと忘れないよ。
だけど、モモが居ないことが足り前になっていくのはすごく哀しくて悔しい。
一緒に海へ行ったことや、動物病院での初めての検診、鶴田の美容院でお手入れしたことや、夜に車庫で自分の爪を絡ませて動けなくなってしまったことや、おいの長根公園へ遊びにいったこと、青森のヤマダ電機までお買い物へ行ったこと、そして何より4月から毎日河原の土手を散歩したこと。時にはコースを変えて街中の公園や住宅街、りんご畑の中、、、モモと一緒にたくさん、歩いたね。
公園では一緒におもちゃで遊んだね。公園でお囃子の練習をしてたときそばで聞いてたね。サッカーボールでついこの間もちょっと遊んだよね。
そんなたくさんの思い出を、けしてけして色あせて忘れることがないように。
モモがずっと私の心の中にいられますように。
土曜日モモが骨になって帰ってきます。
私が火葬場に迎えに行きます。
もうモモは私が知ってたモモの姿じゃなくなっちゃうけど、私はいつもモモのことを思ってる。
ありがとう、もも、
そしてまた会いたいよ。