おにぎりの中の苺＜中学生日記①＞

中学のときまで給食だった。
メニューは水曜日が麺類で火・金がパン。そして月曜日がご飯で、金曜日は自宅からご飯を持込する日だった。
この金曜日、ほとんどの人はおにぎりを持参してた。
私は珍しい弁当箱派。ご飯しか入ってません。
このおにぎり、中身がない人もいればしゃけやおかかとお馴染みの具もお母さんが入れてくれてる人もいてそれぞれの家庭の様子がうかがわれる。
当時の友人『Ｗたん』がある時この給食時間にかなり変な声を出した。
それはＷたんが食べてたおにぎりの中身である。
なんと『苺』だった！
「うぉ～苺が入ってる!!!」
「ええ？ウソだー」
「ほんとだよ、見てくれ」
「あ、、、苺だ」
とこんな具合で恐る恐るWたんがかじりついたそれを見ると真っ赤な果実が顔を出してる。
Ｗたんも「なんでこんなもん入れるのかうちの母ちゃんはわからん!」とぼやいてた。
これもＷチャンの家の常識なのか。。。。
このＷたんの家はかなり家族みんな面白く、いつもその話しを聞かせてもらいうちらは死ぬほど笑ったことがある。
自分の都合が悪くなると耳が聞こえないふりのするじいちゃんなど笑える話し満載だった。
給食の思い出