My violin & My life/ Life is a Bumpy road

スタートラインはいつもそこにある!
Life is Impermanent.

「カッコウの卵は誰のもの」ほか/お返事完了しました<m(__)m>

2010年02月20日 | 携帯から
☆お知らせ
お返事完了しました♪おまたせしてごめんなさいでした…
                   
                 

「カッコウの卵は誰のもの」
娘が帰省中読んでいたのは東野圭吾の最新刊。
東野ファンの娘は既刊はのモノはなるべく図書館を利用しますが、新刊は義務のごとくすぐに買う人。(笑) 
でも学年末試験で青くなっていたのでそれどころではなくて、、、知らなかった様子。
試験終了日(ふふ、それまで黙っていましたヨ^^;)に、「新しいのが出たわよ~気晴らしに読んだら?」と教えてあげました。


確か先月の二十日ころにでたとおもいます。
元オリンピック選手だった父親のひとり娘が、幼少のころより父の希望を托して将来有望なアルペンスキーヤーに育とうとしている、、、、そんなある日に事件が起こります。
という、、、、あまり書くと、なんですね。
おりしもこの度のバンクーバーオリンピックが始まる直前の刊行ですので、これ東野さんの商才かも?と思いましたが、何年か前(2004年頃かな、今本がないので忘れました。)の連載ものを題名変更したとあり、書きおろしではないところからみると、出版社が狙いを定めたのかしら。(笑)
その前に刊行された「新参者」も持ってきてもらっていたのでそれを先に読み、娘がいる間に続けてこれもも読みました。(早くと読んでとせかされたし。(笑))
内容的に、読んだのがオリンピック直前、という感慨があったので読後すぐ書こう~と思いましたが、お茶会などもありetc…今に至ります。^^; 


「新参者」
日本橋警察署に転勤になった加賀刑事。彼の捜査を中心にした短編集でした。
込み入ったトリックはなく、お煎餅とかお箸、独楽などのからむ、人形町の情緒を織り込んだ暖かいものになっています。短編すべてがひとつの事件にかかわっていて、人の行動に対しての視点をどこに置くかで、ものの見え方が変わることの複雑さと面白さを感じます。
意外にも、娘はこの本を絶賛。平成っ子ですが人情肌なのかもしれません。
うーん私は絶賛とまでは、、、^^; あ、加賀刑事は好き!



さてスキーヤーが主人公の東野作品は前に「鳥人計画]を読んだことがあります。「カッコー…」のほうは娘へのの情愛を中心にややソフトな展開ですが、こちらはジャンプの男性選手のお話で、内容と結末にずしんとつらいものがありました。


それにしても…人が持つ才能は様々ですが、それを開花させるために、またその成果をだすために、サポートする体制が整えられることは必須ですね。見えない形でもで多くの援助がいります。中でもそれが傍目にもわかりやすいのがスポーツです。大きな大会に出られる選手は、自分のために使われているもの、それはさまざまなものですけど、、が、いかに大きいものかを感じていることでしょう。とはいえ、もちろんその人自身が掴んだチャンスです。
話は飛びますが、以前、フィギュアスケートのキム・ヨナ選手の練習風景をTVで見たことがあります。クレーンにつけたワイヤーで体を持ち上げて、ジャンピングのトレー二ングをするという凄い装置を使っていました。少し痛々しかったです。素顔は普通の女の子ですね。制限されている甘いものが大好きらしい。そう言えば日本の真央ちゃんも、先だってのご褒美はケーキをリクエストしていたらしいわ。
スポーツ。国によってはとんでもなく大きな予算をかけて選手育成をしますし、選手の地位なども様々です。
諸々の事情がいろいろ聴こえてくるとついいろんなことも考えます。でも競技に臨む選手の目を見ると、なにもかもが吹き飛んでしまうような気持に。
…めざすものはなにか。サポートは道を進む人間との、方向性と言ったらよいのかな、それが一致してこそ黒子であることの本領を発揮するものと思われます。そうでないと両者ともにカラ回りしてしまうこともありますから。子育ての経験からついそんなことを思いました。^^;

バンクーバーではそろそろいろいろな種目の結果が出てきましたね。あまりTVで見てはいませんが、新聞の一面から、様々感じます。
カッコーの卵は誰のもの。(原題はこれではありませんでしたが、今回は良いネーミングと思います。)、、、この言葉と、小説のわき役として登場するある少年の姿が新聞記事にダブります
一人ひとりが乗り越えてきたものの大きさを、摩訶不思議な大舞台であるオリンピックに感じます。

コメント
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