ねーさんとバンビーナの毎日

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カルティエ現代美術財団コレクション展

2006年05月04日 15時59分22秒 | 味わうねーさん
いやーゴールデンウィークがスタートだ。

毎年この時期はきまって鎌倉散策なのだが今年はおもむきを変えて美術鑑賞に。
3日、木場にある東京都現代美術館で開催されているカルティエ現代美術財団コレクション展を観に行ってきました。

まずは、現代美術館の建物自体がカッコイイ。
自然光が沢山入る造りと、木目の床や壁が落ち着く。
窓枠から覗く建物の外壁や風景の分量と角度が絶妙に計算されていて素晴らしいわーとひそかに感動。
グッズのショップの上にあるカフェのテラスで見上げる澄み切った青空と建物のたたずまいが絵になってるんですよねぇ。
とにかく昨日はいいお天気でお茶(ビールではありませーんっうははは・・・)していても気持ちが良く、一緒に行った友人としばし話し込み。

しかしこの下町風情を残すこの街と現代美術館は少々ミスマーッチ!
「なぜここにこんなイカした建物が?」って感じです。

コレクション展ですが、前評判通りライザ・ルーの「裏庭」という作品はめちゃ可愛い。
総ビーズで作られてるあたりねーさんじゃ気が遠くなる・・・
けどこういうのを観てしまうとまた手芸熱がフツフツと湧いて来たりして。

それとやっぱり写真にもあるこのロン・ミュエクのインベッドという作品はスゴイ。
肌の質感なんて人間そのまんま。
「素晴らしくよくできているなぁ。」と思いきや、恐いくらい。起きあがってきそうな気がしちゃって。

マーク・ニューソンのケルヴィン40はそのまま飛び立ってしまいそうだし、パナマレンコの潜水艦?は素材は鉄ながら溶接の仕方が素朴な感じで「か~わいい」とすら感じてしまう。

石原都知事がレセプションでのスピーチで現代美術のことを「ガラクタ」と言ったとかなんだとか。(笑)
まぁ、現代美術なので、どこかの学校の生徒の夏休みの作品展を観ているような気分になってくるっていうか、確かに「ガラクタ」と評しちゃえばそうかもしれないけれど、想像力に脱帽。
有名な画家の絵画みたいに世間で完璧に評価されちゃっている作品もそれはそれで素晴らしいのだけど、こういう現代美術っていうのもかえって五感を刺激される。
松井えり菜って子はまだ現役多摩美の学生で、なのにすでにカルティエのコレクション展に選ばれちゃってるんだから、今後の活躍に期待したいですね。


ところで。
パンフといっしょに映っている亡霊写真みたいなやつ。
現代美術館1Fのショップの手前の壁際に赤外線写真をプリントしてくれる機械が置いてあって、それで撮影したものです。(こわー背筋ゾク~笑)
撮影してタッチパネルで省エネについてのアンケートに答えると最後にプリントアウトしてくれます。(ねーさんの省エネ点数は71点でした。)
現代美術館みやげにおすすめ?です。(笑)


あ、最後に。
清澄橋通りと三ツ目通りがクロスしている交差点のところに、
「実用洋食」という看板を掲げた昔ながらの洋食屋がありました。
実用洋食っていうのが何なのか非常に気になりつつ、でもお休みだったので確認できずじまい。
なんなのだ、実用洋食って・・・笑
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