しかし崩れてきたよ～

ね：なんだか私もさ、昔のがホントの自分なのか、今のがホントの自分なのか良くわからなくなってきたぞ～ははははは～

男子25：いつ頃がちゃんとしてたんですか？

（あ、コイツ、なにげに失礼なこと言ってる）

ね：そうだなぁ…いつだぁ？…うーん…結婚した時だったのかな。

（それもどうだか良くわからないっていうか、どっちでもいいんだ、そういうのがさ。）

男子25：（聴いてる）

ね：騙しちゃったのかな？

男子25：（苦笑しながら失礼なことを言う若者）よく騙せましたね？

ね：だって「うん、騙されてあげるから、ハイハイ。（ニコニコパー）」って人だったからね。

男子25：そんな人いるんですかぁ。（いるもんですか風）

ね：ん？だってそういう人だったもん。

男子25：（聴いてる）

ね：ルーツが面白くてさ、琉球王朝の流れを組んでる家の人でさぁ…
案外、歴史上の人物なんさよ。

男子25：（聴いてる）



（ね）はこれを結婚してから聴いただよ。
向こうの人達、ざっくばらん過ぎて、言ってくれないんだもん。
鼻にもかけてないんだもん。


お母さんだけが、

「この墓は未来永劫まもらにゃいけない。
沖縄の人達の（歴史の為）にも絶やせない。
だけど長男が嫁をもらってくれないし、次男は婿に出したし、、、お前は都会に出したし。」

と、悲しげだった。

満州からの引き揚げの悲惨さも語ってくれた。
上2人は本気で中国に残そうと思ったって。
だけどそれだけはいやだと必死だったって。


こんな話してるのにさ。
上二人が「残留孤児だったら、あんた達いなかったんだからねぇ…ケタケタケタ」って平気で自分の子供をからかって笑うの。

子供達も「そうかぁ！いなかったかもしれないんだねぇ～ハハハ」って陽気なの。


強いっていうかさぁ。
覚悟を見せてるなぁってね、親がね。子供にね。
子供もしっかりするよ。