金八ファイナル

金八が狭心症で倒れて入院した横のベッドの患者があの加藤優だった。

加藤優は土建会社の社長をやっている。
会社は少年院上がりの子を引き受けることもしている。

金八のクラスの問題児である景浦が先生に暴力をふるう警察ざたを起こし鑑別所に送られた。
景浦は中学校に戻れるかどうか危うい状態になってしまった。

金八は「加藤優の会社で景浦の面倒を見てもらえないだろうか・・・」と思って、
相談の為に東北に構えるその会社に出向く。

そこで加藤優に言われてしまう。

「それはできないよ。」

と、あっさり断られてしまう。

「その子はオレを必要としてるんじゃなくて、金八先生を必要としてるんだ。」

と、昔の教え子から諭されてしまう。

金八は我に返って、

「何をやってるんだっ、オレは・・・」

と自分で自分を戒める。


・・・・加藤優は車の中で涙を拭く。




涙ちょちょぎれシーンでした。


この日たまたまうちに来ていて横で見てた母親。

「ここでオトナが逃げちゃダメよね。
あら、これは現実から逃げようとしちゃったわね、金八先生。ダメねぇ。
でもちゃんと昔の教え子のほうが諭したわね。」

「いやさぁ、これ多分、金八も身体に持病を持っちゃって体調が芳しくないし、
ついついだったんだよ。
気力が張ってないと、こういう風に「誰かに頼りたい」って思っちゃうもんだよね。」

「でも、ここは金八先生があの子供の面倒を最後まで見てやらなきゃダメよね。
あの子供は先生や他の生徒にかまって欲しいんだから。
そこを誰かに預けちゃったらあの子供は増々傷つくわ。」

こんな会話。