ねーさんとバンビーナの毎日

「静」→ 「淡」→ 「戻」→ 「無」→「休」→「解・涛」→「涛・停」→「抜」→24年「歩」 最終章序章スタート!

本日は映画鑑賞~

2007年05月20日 22時25分52秒 | 観たぞねーさん
今日は「俺は、君のためにこそ死にに行く」を観ました。
はい、それは言う迄もなく、窪塚君を遠くよりずーっと見続けているねーさんとしてなんですが。(笑)

それはそうと特攻隊。
お国を守るために敵艦に自ら突撃していった彼ら。
この時代にこの役目を志願して出撃していった彼ら。
この事実は事実として受け止めるけれど、こういう策で国を守ろうというトップの考え方はやっぱりどう考えても恐ろしい。
それに対して志願する若者がいたという事実もなんとも言葉にできない気持ちになる。

「何のために死にに行くんですかね。」という特攻隊員の言葉。
ここで思わず「ポロポロ」っときてしまいました。
志願していながらこういう矛盾を抱えつつ突撃していかなきゃならないなんて。
「志願してんだから死にに行くのが当たり前だろ?」なんてとてもとても言えないですよね。切なすぎる。

この映画は戦争がどうのこうのとか特攻隊の精神がどいうのこうのと言う事を伝えたい訳じゃなく、こういう事実を語れる鳥濱トメさんって人のお話を映画にしただけの映画、そんな感じでした。


ねーさんの祖父も90を超え、戦地に出向いて死なずに帰って来れた一人だ。
中学生の頃だったか、軍服を来て与えられた馬といっしょに写っているセピア色にあせた写真をみせてもらったことがある。
祖父は一度も戦争のことを積極的に話す事が無い。
その写真を見せてもらったときも「この馬が可愛くてな。」と馬の話だけしてくれたのを記憶している。「わしが世話した馬が他の誰の馬よりも一番長生きしたんだ。」ってそんなことを言うだけ。
こちらから「もっと詳しく聞かせて!」とせがんだ事も無い。
どうしてだか不思議だ。
もしかしたら戦争経験者である祖父はあえて自ら言う必要性も感じていないのかもしれない。
悲しすぎて惨すぎて言う事が出来ないのだろうか。
祖父は地域の戦友会だかの幹事をしばらくやっていたと記憶している。
生きているうちに祖父の戦争体験談を直にくまなく聞いてみたいな、と思っている。
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