簡単に一言でいうとねーさんは「正義感がやたら強い」と思う。
幼少の頃からだ。
正義って言葉がキライとかうんぬんかんぬんいい出す人もいる。
そういう屁理屈はどっちでもいいし、そういう人をどうのこうの言うこともしない。
ねーさんにとっての「正義に反する」とは
自分を棚に上げた上で、
人が嫌がることに対して開き直っていたり、
人が困る状況を作り出したり、
他人に罪を擦り付けたり、
人の親切を逆手にとったり、
そんな感じで、
自分の弱さをどこかで分っていながら、
自分に矛先が向けられないように他人に目線を向けるような、
保身から他人を攻撃するような行為をすることに無性に腹が立つ。若い?(笑)
高校生の時に、同じグループの女の子が
「自分のいいなりになるだろう」と思う子を次々と狙ってはコンサート(←これジャニーズの『たのきん』です。ハイ。)に誘い、
チケット代を回収しておいて、ドタキャン。
「当日具合が悪くなって連絡も入れられなくなって・・・」
そんなお涙ちょうだいの演技をし、
「それなら仕方ないよ。体調は大丈夫? 代金はいいよいいよ。」という状態にもっていっては、
「コンサート代(←これジャニーズの『たのきん』です。ハイ。)をちゃっかりいただきー!」という事件?が発生した。
この問題が明るみに出る迄、この詐欺行為をした彼女はクラス中のあちこちで愛想を振りまき、
ねーさんからすると「体調が悪かろうがお金は返すのが普通なのでは? なんでみんな許しちゃうの? おまけになんで体調まで気遣う訳?」と疑問で仕方がなかった。
けどあまりにもみんながその詐欺行為をした彼女に同情心を持ってる風なので、
「ねーさんがクールすぎるの?」
「ねーさんは「友人思いじゃない冷たい人!」とか思われてるのかなぁ?」
そんな疑問を抱えた数日を過ごしていた。
そうこうしているうちにやっぱりな状況になってきた。
「私友人だからと思ってお金に関して許しちゃったんだけど、あれ絶対に詐欺だよね。
○○ちゃんも同じ手口でお金返してもらってないらしいのよ。」
そんなことを一番おしとやかで控えめな彼女が口にしだした。
グループ内でもやっぱり「許せない!」と腹の中で思っていた女子がとうとう爆発。
「ごめん、私も言ってなかったけど、そうだと思ったのよ。あれ絶対に許せないよ。」
「あれえ?だって仲良くしてたじゃん!」
「う、うーん、ごめん、言えなくてさ。」
「どうする? はっきり言おうか?」
「えーでもー今迄こんなに仲良くしてきたのにどう言ったらいいかわからないよ。」
そんな会話があったと記憶している。
仲間内の一番の「許せない!」は共通している。
「お金を巻き上げる」ことよりもなによりも、「仲良くしている私達を利用した」ってことだ。
それも自分の得だけの為に。
「どうしようか?」そんな毎日が続いていたある日、とうとうねーさんにもその声がかかった。
「ねぇ、一緒にコンサート(←これジャニーズの『たのきん』です。ハイ。)いかない? 私がチケット取るから。」
ほうら来た!!
もうそれが詐欺であることは充分分っている。
それなのにねーさんは「あ、いいよ!行こう行こう!!」と二つ返事で誘いを受けた。
みんなからは散々騙されたことは聞いてはいたが、ねーさん自身、この彼女が自分に対しても本当にそんなことをしてくるか試したかったからだ。(ばかだねー笑)
ウソであって欲しいという思いと、何かしら本当の事情があるのでは?という思いもあったからだ。
誘われてから数日後に確認する。
「チケットは先に渡してもらえないかな?」と。
すると「私が当日ちゃんと持っていくから。それまで預かっておくから。」と言う返事。
「う、きたかー。」と思ったが、腹は括った。
当日。やっぱり電話が入る。
「ごめんね、具合が悪くてどうしても行けなくなっちゃった。」
ガガーン!!すごーく衝撃が走ったのを覚えている。
電話口で泣き出したくなったのを覚えている。
試した自分が悪いけど、信じているからこそ試したわけだし。
「な、な、なんでそんなことあっちでこっちで平気で出来るの?」みたいな。
「申し訳ないんだけどぉ、チケット代は返してもらえないかなぁ?」と聞く。
「う、うーん、しばらくしたら返すよ。」
もんのすごいあっけらかんとした口調で悪びれた感じがまるで無し。
ねーさんとしてはこうも考えていた。
「もしかしたらお家の事情(それも親の事情)で急なお金が必要になった。」とか?
「そんな考え、人がよすぎーー!」と言うお方もいるだろうが、人の事情は千差万別。
ねーさんの腹はかなり許容範囲を広げてかまえていた。
事情によっちゃ「仕方ないもアリ」かと。
けど「返すよ。」という言い方にまるで悪びれた感じが無く、困った風もなく、
どちらかというと「返せばいいんでしょ~?(あっけらかーん)」的なニュアンスがあった。
だからワナワナと泣きたくなった。
翌日学校へ行って、一番仲の良かった子にすかさず「どうだった?」と聞かれた。
「やっぱりだよ。」「えーーーっ!!どーゆーことよっ!!」
その彼女も完全に切れた。
この彼女はくったくの無い明るい子で
ちょいと「ねーさんヤンキー」みたいなグループにも顔を出してるような子で、
「私あのグループにこの事実を言ってくる!!」と口走って、
「おいおい、ちょっとそれは待とうよ・・・」と思ったねーさんすでに遅し。
遠くでその彼女はそのグループに熱くしゃべっていた。
戻って来た彼女と「ま、お金はしばらくしたら返すって言ったし、しばし様子を見よう。」ということになった。
1ヶ月も待ったと思う。やっぱり返す気配はまるで無い。
そしてクラス中(女子校だったので女子ばっかり。)にその噂が広がっているのにも関わらずみんなは相変わらず仲良し風を装っている。
ある日の美術室だった。鮮明に映像で記憶されている。
その詐欺行為をしていた彼女がいない状態でのねーさん達の間でその話が蒸し返された。
一番いいように使われてしまっていた彼女(彼女は気づいていなかった様子)もとうとう怒りだした。勉強ができてやさしくてしとやかでおとなしい彼女が感情を高めて怒りだした。しまいに泣き出した。
ねーさんともう一人ねーさんヤンキーグループに言いつけに行った彼女と
「行くか?行くしか無いね。」とニヤリとした。
詐欺行為をしていた彼女がねーさん達の側にやってきた。
「ねぇ、ちょっと、話があるんだけど。」と呼び止めるねーさんと友人。
ねーさん達の雰囲気が相当だったらしく教室中がシーンとなった。
ねーさん。
「この間のコンサートのお金(←これジャニーズの『たのきん』です。ハイ。)返してくれないかな?他の人にも返しなよ。」
詐欺行為の彼女。
「え? あ、あー、でも返すから。うん、ごめんね、本当にごめんね。(しどろもどろ)」
友人。
「謝ってないで、あんた返しなさいよっ!
あんたの昔から一番仲のいい○○にも同じことしたらしいじゃん。
どういうことよ! 泣いてるよ。」
教室内。
あっちもこっちも大注目。
ねーさんがマジで怒っているっていうんで(珍しいから)、
ビックリして目を丸くしている人もいる。
「○○(ねーさんのあだな)が怒ってるよ!私たちですら言えずにいたのに。」
と、ねーさんヤンキーグループ達。
学校のチャイムが鳴って、先生が入って来て、その騒動は終了した。
翌日、これまた「あっけらかーん!」とお金を返してきた彼女。
いいように使われていた彼女には「返すのどうしようかな。」みたいな彼女的なジョーク?を並べていたように記憶している。
一言、ムカついた。
お金は返ってきても「どうして彼女がそんなことをしたのか?」は卒業まで明確にはならなかった。
そしてそんなことをされても「お金が返ってきた」ってことだけで元のさやに戻って(表面的に)仲良くできる女の子達はいる。
それも不思議で不思議で仕方がなかった。
そしてそれもまたねーさんの正義としては許せない部分もあった。
それがまた彼女を増長させたりするからだ。
彼女を本当に友人と思ってないだろう?それ。
それからというものそのグループで行動すること自体が面倒になってしまったねーさんである。
後日追記
おまけに「ジャニーズファンしょーもねぇ・・・だからヒロくんだろっ。(笑)」とゲンナリしたのも事実です。
幼少の頃からだ。
正義って言葉がキライとかうんぬんかんぬんいい出す人もいる。
そういう屁理屈はどっちでもいいし、そういう人をどうのこうの言うこともしない。
ねーさんにとっての「正義に反する」とは
自分を棚に上げた上で、
人が嫌がることに対して開き直っていたり、
人が困る状況を作り出したり、
他人に罪を擦り付けたり、
人の親切を逆手にとったり、
そんな感じで、
自分の弱さをどこかで分っていながら、
自分に矛先が向けられないように他人に目線を向けるような、
保身から他人を攻撃するような行為をすることに無性に腹が立つ。若い?(笑)
高校生の時に、同じグループの女の子が
「自分のいいなりになるだろう」と思う子を次々と狙ってはコンサート(←これジャニーズの『たのきん』です。ハイ。)に誘い、
チケット代を回収しておいて、ドタキャン。
「当日具合が悪くなって連絡も入れられなくなって・・・」
そんなお涙ちょうだいの演技をし、
「それなら仕方ないよ。体調は大丈夫? 代金はいいよいいよ。」という状態にもっていっては、
「コンサート代(←これジャニーズの『たのきん』です。ハイ。)をちゃっかりいただきー!」という事件?が発生した。
この問題が明るみに出る迄、この詐欺行為をした彼女はクラス中のあちこちで愛想を振りまき、
ねーさんからすると「体調が悪かろうがお金は返すのが普通なのでは? なんでみんな許しちゃうの? おまけになんで体調まで気遣う訳?」と疑問で仕方がなかった。
けどあまりにもみんながその詐欺行為をした彼女に同情心を持ってる風なので、
「ねーさんがクールすぎるの?」
「ねーさんは「友人思いじゃない冷たい人!」とか思われてるのかなぁ?」
そんな疑問を抱えた数日を過ごしていた。
そうこうしているうちにやっぱりな状況になってきた。
「私友人だからと思ってお金に関して許しちゃったんだけど、あれ絶対に詐欺だよね。
○○ちゃんも同じ手口でお金返してもらってないらしいのよ。」
そんなことを一番おしとやかで控えめな彼女が口にしだした。
グループ内でもやっぱり「許せない!」と腹の中で思っていた女子がとうとう爆発。
「ごめん、私も言ってなかったけど、そうだと思ったのよ。あれ絶対に許せないよ。」
「あれえ?だって仲良くしてたじゃん!」
「う、うーん、ごめん、言えなくてさ。」
「どうする? はっきり言おうか?」
「えーでもー今迄こんなに仲良くしてきたのにどう言ったらいいかわからないよ。」
そんな会話があったと記憶している。
仲間内の一番の「許せない!」は共通している。
「お金を巻き上げる」ことよりもなによりも、「仲良くしている私達を利用した」ってことだ。
それも自分の得だけの為に。
「どうしようか?」そんな毎日が続いていたある日、とうとうねーさんにもその声がかかった。
「ねぇ、一緒にコンサート(←これジャニーズの『たのきん』です。ハイ。)いかない? 私がチケット取るから。」
ほうら来た!!
もうそれが詐欺であることは充分分っている。
それなのにねーさんは「あ、いいよ!行こう行こう!!」と二つ返事で誘いを受けた。
みんなからは散々騙されたことは聞いてはいたが、ねーさん自身、この彼女が自分に対しても本当にそんなことをしてくるか試したかったからだ。(ばかだねー笑)
ウソであって欲しいという思いと、何かしら本当の事情があるのでは?という思いもあったからだ。
誘われてから数日後に確認する。
「チケットは先に渡してもらえないかな?」と。
すると「私が当日ちゃんと持っていくから。それまで預かっておくから。」と言う返事。
「う、きたかー。」と思ったが、腹は括った。
当日。やっぱり電話が入る。
「ごめんね、具合が悪くてどうしても行けなくなっちゃった。」
ガガーン!!すごーく衝撃が走ったのを覚えている。
電話口で泣き出したくなったのを覚えている。
試した自分が悪いけど、信じているからこそ試したわけだし。
「な、な、なんでそんなことあっちでこっちで平気で出来るの?」みたいな。
「申し訳ないんだけどぉ、チケット代は返してもらえないかなぁ?」と聞く。
「う、うーん、しばらくしたら返すよ。」
もんのすごいあっけらかんとした口調で悪びれた感じがまるで無し。
ねーさんとしてはこうも考えていた。
「もしかしたらお家の事情(それも親の事情)で急なお金が必要になった。」とか?
「そんな考え、人がよすぎーー!」と言うお方もいるだろうが、人の事情は千差万別。
ねーさんの腹はかなり許容範囲を広げてかまえていた。
事情によっちゃ「仕方ないもアリ」かと。
けど「返すよ。」という言い方にまるで悪びれた感じが無く、困った風もなく、
どちらかというと「返せばいいんでしょ~?(あっけらかーん)」的なニュアンスがあった。
だからワナワナと泣きたくなった。
翌日学校へ行って、一番仲の良かった子にすかさず「どうだった?」と聞かれた。
「やっぱりだよ。」「えーーーっ!!どーゆーことよっ!!」
その彼女も完全に切れた。
この彼女はくったくの無い明るい子で
ちょいと「ねーさんヤンキー」みたいなグループにも顔を出してるような子で、
「私あのグループにこの事実を言ってくる!!」と口走って、
「おいおい、ちょっとそれは待とうよ・・・」と思ったねーさんすでに遅し。
遠くでその彼女はそのグループに熱くしゃべっていた。
戻って来た彼女と「ま、お金はしばらくしたら返すって言ったし、しばし様子を見よう。」ということになった。
1ヶ月も待ったと思う。やっぱり返す気配はまるで無い。
そしてクラス中(女子校だったので女子ばっかり。)にその噂が広がっているのにも関わらずみんなは相変わらず仲良し風を装っている。
ある日の美術室だった。鮮明に映像で記憶されている。
その詐欺行為をしていた彼女がいない状態でのねーさん達の間でその話が蒸し返された。
一番いいように使われてしまっていた彼女(彼女は気づいていなかった様子)もとうとう怒りだした。勉強ができてやさしくてしとやかでおとなしい彼女が感情を高めて怒りだした。しまいに泣き出した。
ねーさんともう一人ねーさんヤンキーグループに言いつけに行った彼女と
「行くか?行くしか無いね。」とニヤリとした。
詐欺行為をしていた彼女がねーさん達の側にやってきた。
「ねぇ、ちょっと、話があるんだけど。」と呼び止めるねーさんと友人。
ねーさん達の雰囲気が相当だったらしく教室中がシーンとなった。
ねーさん。
「この間のコンサートのお金(←これジャニーズの『たのきん』です。ハイ。)返してくれないかな?他の人にも返しなよ。」
詐欺行為の彼女。
「え? あ、あー、でも返すから。うん、ごめんね、本当にごめんね。(しどろもどろ)」
友人。
「謝ってないで、あんた返しなさいよっ!
あんたの昔から一番仲のいい○○にも同じことしたらしいじゃん。
どういうことよ! 泣いてるよ。」
教室内。
あっちもこっちも大注目。
ねーさんがマジで怒っているっていうんで(珍しいから)、
ビックリして目を丸くしている人もいる。
「○○(ねーさんのあだな)が怒ってるよ!私たちですら言えずにいたのに。」
と、ねーさんヤンキーグループ達。
学校のチャイムが鳴って、先生が入って来て、その騒動は終了した。
翌日、これまた「あっけらかーん!」とお金を返してきた彼女。
いいように使われていた彼女には「返すのどうしようかな。」みたいな彼女的なジョーク?を並べていたように記憶している。
一言、ムカついた。
お金は返ってきても「どうして彼女がそんなことをしたのか?」は卒業まで明確にはならなかった。
そしてそんなことをされても「お金が返ってきた」ってことだけで元のさやに戻って(表面的に)仲良くできる女の子達はいる。
それも不思議で不思議で仕方がなかった。
そしてそれもまたねーさんの正義としては許せない部分もあった。
それがまた彼女を増長させたりするからだ。
彼女を本当に友人と思ってないだろう?それ。
それからというものそのグループで行動すること自体が面倒になってしまったねーさんである。
後日追記
おまけに「ジャニーズファンしょーもねぇ・・・だからヒロくんだろっ。(笑)」とゲンナリしたのも事実です。