フォードの落日

アメリカの自動車メーカーでは２位であるフォードがこの1月２５日に発表した前年１２月期の決算では、純損益は１２７億４８００万ドル（約１兆５３００億円）の大幅赤字に転落したことが報じられています。

　フォードは、すでに０６年から北アメリカにおける１６工場閉鎖や労働者の４万近い人のリストラおこなっており、現在進行形です。
　アメリカ国内でもトヨタに並ばれ、世界市場では遙か遠くにを追っかけるような状態になっています。私たちからすれば、フォードはＧＭよりも身近な存在でありあの栄光の時代を聞かされてきたものとして、ある種の感慨の念を禁じません。

ただこれは、これから先も、トヨタも巻き込んでのグローバル競争が展開されていく中での１つの出来事に過ぎないことになるのでしょうか。



詳細は毎日新聞サイトを参照

http://www.mainichi-msn.co.jp/keizai/kigyou/news/20070126k0000m020134000c.html

ボーダフォン小出過労死事件

ボーダフォン小出過労死事件について、24日の地裁判決は不当なものでという報告が入ってきました。この裁判の傍聴に行かれた人、是非報告を書いてください。
お待ちしています。　　　全トユニオン　仲間　健

トヨタ自動車の動き

エグゼンプションの先取り始まるのか。
　
　トヨタ自動車では４月１日から渉外部・調査部の
２部署に限って、エグゼンプション（企画型裁量労働制）
制をトライ（１年間）する準備をしていることが明らか
になった。細部については詰めているようですが、
２月の国会で法案が通過することを見込んで準備されて
（提出断念報道）いる節があり４月実施が出来るのだろ
うか疑問。
　概要を見てみると、適用対象者は事務系の上級専門職
（課長手前）所定外労働時間は「月間・年間限度超え」
の適用がない。
　
　トヨタ自動車労働組合の見解は「裁量労働制は自主
自律的に時間をコントロールできる働き方を実現する
一つの方策」との認識を示している。
　連合は今回のエグゼ・・・については否定的である
が傘下のトヨタ労組は同調しないようだ。

　トヨタでは(グループ含め）活発な生産で高負荷が
続いており、労働者にとっては疲れきっている。
　ここ数年病気等で長期間（３ヶ月以上）欠勤してい
る人が'０５年２４０名余から'０６年は３２０名余と
増えているのです。精神疾患も確実に増えているようだ。

　会社も従業員の健康管理に気を配ってはいるものの
働け働け（長時間・高負荷等）では健康管理もままな
らないのが現状である。

　全トヨタ労働組合は（全ト・ユニオン）そうした実情
打開のために「秋闘要求」団体交渉で労働時間の有り方を
提言した。１８００時間の実現のために労使協議を設ける
提案も一つである。長く働く時間に傾注している今の労働
時間制度は社会的に大きな損失を生んでいる。生活時間
（社会活動時間）と労働時間のバランスを考えるべきです。

私たちは、「エグゼンプション」には断固反対です。

オールトヨタの仲間第３号の配布

ＡＴＵ　全トヨタ労働組合の定期大会前後から「オールトヨタの仲間第３号」を工場門前、ターミナル、トヨタ関連労働者集住地域を中心に配布がはじまりました。
　
０７春闘の団交がこれから行われるのですが、その前にトヨタ関連労働者に配布することは大きな意味があります。

１月２３日は西尾工場で配布した報告が入ってきています。500枚完配です。6時50分～7時50分キッチリ1時間で、500枚ビッタシ配布できました。相変わらず受け取りは絶好調です。　風はなかったので少々助かりました。寒い中激励の言葉も多々ありました。

アイシン新豊工場は１月２４日に「オールトヨタの仲間第３号」450枚配布完了です。
労働者の出足は早く、6時55分にはすでに大勢の労働者が出勤していました。
もう10分はやければ、あと50枚は配れていたでしょうね。


まあ、以上のような報告がなされています。

ミッドランドスクウェア効果

　名古屋駅前の高層ビルのミッドランドスクウェアのグランドオープンは３月６日です。ここは東和不動産と毎日新聞社とトヨタ自動車の共同開発の施設です。しかし私たちが注目するのは、かなりの機能をトヨタがここに移して戦略的拠点化にしていることです。

　トヨタ自動車は暮れに引っ越しをして、今月５日から業務を始めています。ここの高層部分の１７～４０階で営業部門を中心に約３０００人が働いています。
　この数は半端な数ではありません。おそらく毎日その倍の人はここに出入りするでしょう。この巨大企業の進出により、名駅地区では飲食関係を中心に早くも「トヨタ効果」が表れ始めたことが報道されています。

ということは工場門前での対応とは違うことになると思うのです。

全文は以下参照

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070123-00000022-maip-soci

ＴＭＰＣＷＡ支援する会予定

フィリピントヨタ労組を支援する会（ＴＭＰＣＷＡ）の事務局からのお知らせです。今後の主な日程が下記のように決まりました。ご紹介するとともに、今から準備をしていただき、積極的に参加していただくことを訴えます。

エド委員長は何回か、来日するようです。


以下は予定です。

２月１６日（金）東京総行動　トヨタ東京本社１５：４５～、
　　　　　　　　　　　　　　　　　三井物産は１３：００～
３月３０日（金）東京総行動
５月１９日（土）支援する会定期総会開催
５月２６日（土）愛知支援する会総会開催
９月９日（日）・１０日（月）ＴＭＰＣＷＡ代表を日本に招請し
　　　　　　　　　　　　　　　愛知行動（名古屋含む）

ＨＰの更新

１月２２日付けで、全トヨタ労働組合（ＡＴＵ）のＨＰを更新しました。
内容は、この間の出来事についてが中心です。

ＨＰの訪問者は毎日多いときは６０を超えますが４０程度でしょうか？カウンターは過去に２度壊れており、それも合算すると１００００ヒットぐらいになるでしょうか？実は、こちらのブログの訪問者の方はここ数日すごく増えています。土曜日からですが、毎日５００を超えるＩＰです。ランキングも３００番台です。

サイゾーさんの記事の影響なのかなあと思っています。私どもの労働組合はまだまだ小さな組織です。みなさん仕事をかかえながらやっています。目の回るような忙しさですが、それでも希望を失わずに前を向いてやっています。

皆さんが、私たちの活動についてご理解をしていだき、一緒に頑張られることを心から訴えるものです。


ＡＴＵのＨＰは以下のアドレス
http://www.katch.ne.jp/~atunion/

http://www.katch.ne.jp/~atunion/

月刊誌サイゾーの記事

月刊雑誌『サイゾー』２月号を友人から紹介されました。早速本屋に行きました。月刊誌というものですから、世界や現代あるいは文藝春秋を連想してそちらの本棚の方を一生懸命に探しました。ちっともみつからずに、大判の雑誌の本棚に目を向けるとグラビアいっぱい、カラフルなのがあるではないですか。

　買おうと思ったのですが、あいにく持ち合わせがなかったので一気に立ち読みしました。この２月号では、我が国のマスコミ最大の「タブー」について特集があり、トヨタタブーについて、「週刊金曜日」と「トヨタの正体」の横田一さんのトヨタ関連の記事が２ページほど掲載されていました。

　まあ中身については、よんでいただければと思いますが、その中にある自治体の職員が全トヨタ労働組合に相談を勧めているところがありまして、これには思わず
感激しました。

サイゾーのＨＰはこちらです。
http://www.ultracyzo.com/

東海４県自動車関連労働者交流集会

１月２１日、名古屋の労働会館において、東海４県自動車関連労働者交流集会が開かれました。トヨタだけでなくスズキやホンダ、さらにトヨタグループや協豊会グループ企業、外国人労働者など３０名近い人があつまりました。

この集いは、参加者が各企業でのことを順次話していくもので、各報告からはとりわけどの企業も非正規労働者の増加は相当なものでした。とくに派遣法の改正によって、偽装請負のみならず、派遣労働のたらい回しの実態も明らかになりました。
三好にある企業の外国人対策もひどいものです。

集会のまとめでは、自動車関連企業に働く労働者の置かれている状況が大変厳しく、その交流を図っていく必要性が確認されました。９月にパート２を行うことも確認されました。

密度の高い勉強会でした。終了後は有志で懇親会を行い交流を深めました。

仲間健　　

トヨタといすゞの技術提携

すでにトヨタといすゞの提携については触れましたが、1月20日付の毎日新聞では、いすゞの井田義則社長が海外市場向けに、ディーゼルエンジンと電気モーターを併用して走る「ディーゼルハイブリッド乗用車」を共同開発する方針をインタビューで明らかにしています。

国際的な自動車再編は技術開発も巻き込みながらすすめられようとしています。

以下参照　　

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070120-00000010-mai-bus_all