全トヨタ労働組合(ATU)

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キャノンの企業犯罪

2007年02月24日 21時16分30秒 | Weblog

キャノンの偽装請負が国会でも話題になったのは昨年のことでした。その会長さんは御手洗冨士男さんで、奥田さんの後を継いで日本経団連会長をやっています。
 しかも、安倍壷三内閣の諮問機関である経済財政諮問会議のメンバーで「美しい国」の後押しをしています。
 彼が許せないのは、この間の不祥事を棚に上げ、請負では製造業者が労働者に指揮・命令できないという現行法の規定について、「請負法制に無理がありすぎる」「これをぜひもう一度見直してほしい」と諮問会議で発言していたことです。
 彼はホワイトカラーエグゼンブションについても、厚生労働省案では年収900万円を上限とするのに対して(これはあくまでも段階的戦略でしかありませんが。)、年収400万円を上限とするトンでもない主張をしています。
 2月22日の衆議院予算委員会の公聴会で、キャノンユニオン・宇都宮支部の大野秀之支部長および、可児商工会議所の日比野良彦会頭、政治評論家の森田実氏の三方が公述人として出席し、労働現場とくに偽装請負や派遣労働など非正規の実態について各政党の議員が意見を求めています。その中で大野さんは、長年勤務した挙句に解雇されるケースの他、過酷な労働状況や非正規雇用者間での待遇の差にも言及しました
 今度は、御手洗さんをぜひ参考人にお呼びして、常日頃からおっしゃっていることを国会の場でも本音で証言していただき、国民の判断を仰ぎたいものです。
 これは傲慢なキャノンやその兄貴分のトヨタなど我が国の大企業の姿勢を少しでもまともにさせるためにも必要なことです。しかし、奥田さんもひどかったが、御手洗さんはもっとひどいというか、バカ正直というか・・・・・・

仲間健
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